「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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日本語と英語の表現の仕方の違い(8)

(8) 場所を表す副詞の英語訳には注意が必要

「海外に行く」という日本語を英語にする場合に「go abroad」という表現を知っている方は問題ありませんが、知らないと和英で「海外」を調べると、私の辞書では「foreign country」「overseas」「abroad」が名詞として載っています。

「foreign country」は「純粋な」名詞ですので「go to a foreign country」は規範文法上なんら問題ありません。

しかし「go to overseas」や「go to abroad」は問題です。「from overseas」「from abroad」で「海外から(の)」の意味になるので「overseas」「abroad」が恰も名詞のような感じがしますが、寧ろ「副詞」の特殊な扱いと考えるべきです。「I went to abroad.」はよく目にする英文の1つです。

「here」も「目的語に場所を要求する前置詞・他動詞の目的語として」は使えますが(「from here」「up to here」「near here」「get out of here!」「leave here」)、「(私は)ここが好きです」のような場合は「好きです(like)」は目的語に場所を要求している動詞ではありませんので「I like here.」は、規範文法上は不可で漠然としたものを指す「it」を使って「I like it here.」のような表現をします。「ここが好きですか?」は「Do you like it here?」で覚えると便利ですよ。

日本語と英語の表現の仕方の違い(7)

(7) 段階性を持つ形容詞と段階性を持たない形容詞

早く言えば「比較級、最上級のある形容詞」と「比較級、最上級のない形容詞」のことです。

比較級、最上級のない形容詞例:
terrible
dreadful
wonderful
fantastic
superb
extraordinary
dead

比較級、最上級がないということは形容詞が表す意味に幅がないということです。一番分かりやすいのは「dead(死んでいる)」。「dead(死んでいる)」には幅はありませんよね。ですから「very terrible」「very dreadful」「very wonderful」「very fantastic」のような使い方は「馬から落ちて落馬した」的な表現になります。但し「100%」を表す副詞である「absolutely」「completely」「totally」等は、理論上は、段階性を持たない形容詞の前に置く事が可能です。「very」「extremely」「slightly」等の形容詞は上記の形容詞の前に持って来る事は出来ません。

「terrible」は「猛烈な、ひどい」の訳語が与えられていますが「ひどく悪い(very bad)」の意もあるように「猛烈な、ひどい」にも「very」の意を含んでいます(very unpleasant, very serious 等)。「terrible」に「ひどい」という訳語を与えると「非常にひどい」はOKですので「very terrible」と言いたくなります。「非常に猛烈な嵐」とはいわないので、日本語の訳語レベルも一致していません。「非常にひどい」と書いてくれると分かりやすいです。

一方「terrible」の同義語の1つである「awful」は幅がある形容詞で比較級・最上級があります。このあたりの違いは日本語訳だけからは判断が難しいので英英辞書の説明を読むか、辞書で確認する必要があります。

日本語と英語の表現の仕方の違い(6)

(6) 「ヘビが怖い」と「怖い話」

前者は英語では「ヘビ=怖い」ではなく、「私はヘビを怖がる」で「I fear snakes.」又は「I am afraid of snakes.」で表すことができます。「afraid」は形容詞ですが「I am afraid of snakes.」のように所謂「叙述」する場合のみ使えて、名詞を修飾する「限定」には使えません。従い「怖い話」は「an afraid story」 と表現することはできません。「a scary/horrible/dreadful story」のように名詞を修飾出来る形容詞を使う必要があります。

「scary/horrible」は「叙述」でも「限定」でも使えますが、「dreadful」は通例「限定」(a dreadful fire)ですが「叙述」(The sound of an approaching tank was dreadful.)で使われることもあります。

形容詞については、辞書を調べれば「叙述」「限定」とは「通例限定」「通例叙述」のように書いてありますので、必ず確認し、併せて例文も確かめて下さい。
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