「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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英作文に役立つ知識(1)

「旧情報=相手が知っていそうなことは文頭に」「新情報=相手が知らなさそうなことは文末に」

例えば「They turned on the water.(彼らは水道の水を出し始めた)」は「They turned the water on.」でも表現できると習いました。しかし前者は「the water」が文末にありますので「水道の水」が新情報で、これに焦点があります。後者は「on」が最後にありますので「出し始めた」ことに焦点がある表現です。

「the water」を代名詞の「it」で受ける場合には「They turned on it.」とすることができないことは知っている方が多いと思います。「They turned on it.」の「it」は代名詞ですので「旧情報」になります。ですから「They turned it on.」とすると覚えるとよいでしょう。しかし、これは「They turned it on.」の方が「They turned on it.」より発音しやすいからだと解説している文法書もあります。

「She gave him a necktie.」では「a necktie」が新情報で、ここに焦点があたります。「She gave a necktie to him.」は、「a necktie」は「新情報」にあたり、「him」は「旧情報」なので避けた方がよいでしょう。私たちは学校で「She gave him a necktie.」を「She gave a necktie to him.」に書き直す練習を受験用としてやってきたため、「She gave him a necktie.」=「She gave a necktie to him.」と思いこんでいるフシがあります。「She gave a necktie to him.」は間違いではありませんが「自然な」文ではないということです。というのは「She gave a necktie to him.」は「She gave a necktie / to him.」と「to」が前置詞ですので、その前で送られてくる絵が一旦途切れるからです。即ち「to him」は「つけ足し」なイメージを当れるからです。

所謂「There’s 構文」の「There is a clock on the table.」は「A clock is on the table.」ということも可能ですが、「a clock」は「新情報」ですので「英作文」では避けた方がよいでしょう。

以上は「原則」でして、これに反した文が駄目だということではありません。あくまで『「旧情報=相手が知っていそうなことは文頭に」「新情報=相手が知らなさそうなことは文末に」』とすると相手に分かり易いということです。

We are all equal in the eyes of God.(神の目には、私たちはみな平等である)

アメリカの憲法には「All men are created equal.」と書いてあります。

日本国憲法第14条にも「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」と書いてあります。

確かに、アメリカでも日本でも大統領や首相の息子が殺人を犯したならば、多分、等しく裁かれるでしょう。アメリカ人ならば誰でも大統領になることができますし、日本なら首相になれます。

しかし、現実にはアメリカも日本も「格差社会」というより「階級社会」になりつつあるのではないかという感じを持っています。自由主義・資本主義社会の宿命なのかも知れません。

そんな中にあって「We are all equal in the eyes of God.(神の目には、私たちはみな平等である)」という言葉は人の心を強く引き付けるものがあります。中国では一党独裁下、キリスト教は政府の管理下にありますが、所謂「地下教会」が広がり信者の数も増えているようです。彼の国では、人々は「神」に救いを求めているのでしょうか。

It can be helped. (何とかなるさ)

It can’t be helped.が「仕方がない」の意味になることは、英語で受験をした人はほとんど覚えておられると思います。「It can’t be helped.」という発言を受けて「そんなことはないよ。何とかなるさ」と励ます言葉です。その意味で「Tomorrow is another day.」と一脈通じる発言です。「You can work it out.」と言って激励することもできます。

「仕方がない」は、理不尽な困難や悲劇に見舞われたり、避けられない事態に直面したりしたさいに、粛々とその状況を受け入れながら発する日本語の慣用句です。「農耕生活」が主であった日本人にとって、天災は現実的には避けられないものでしたので、このような表現が定着したのかも知れません。彼らは「天から与えられた試練」として受け止めたのでしょう。

一方「長い物には巻かれよ」という言葉がありますが、これは「何とかなる」ハズです。関西電力関係者の金品受領が問題になっていますが、「何とかなった(金品を返すこと)」ハズなのにやらなかった罪と言えるでしょう。
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