「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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実際の授業から(5)

「What nationality are you?」

この文の導入も “Are you American?” “Are you Italian?” “Are you French?” のような質問をし、何れも「No.」の返事ですから、その後で “Are you Japanese?” をぶっつけます。それで “Yes, I am.” を引き出し、次に「What nationality are you?」をぶっつけ、“I’m Japanese” の正解を引き出します。

“My nationality is Japan.” のような「私の国籍は日本です」をそのまま英語に置きなおしたような英語にさせない工夫が大切です。著者は、授業では、日本語をそのまま英語に置きなおすことの弊害を機会あるごとに説明しています。

実際の授業から(4)

「What make is it?」

この文を導入する時は、いきなり「make」の意味を日本語で説明することはしません。

“Do you have a car?” から入ります。「Yes」の答えがあったら、“Is it a Toyota?” とか “Is it a Honda?” のような質問を何人かにして、舞台作りをします。その後で「Yes」の答えがあったら「What make is it?」をぶっつけます。“Toyota.” とか “Honda.” のような答えが返ってきます。

その後で “It’ a Sony.” のコマーシャルを紹介し、固有名詞に不定冠詞をつけるとどのような意味になるのかを説明します。そして「make」の意味を念のために説明します。

このように、出来るだけ生徒の知っている言葉を使って新しい言葉を理解させるようにしています。

実際の授業から(3)

「Here is your umbrella and your coat.」

この文は「Here is A and B.」の形になるので、「is」は「are」ではないか、という疑問が出てきます。

この疑問に対しては、口語では「There is some books on the table.」は普通の表現であることから説明を始めます(最近の辞書には書いてあることが多いです)。「人間は次の名詞が単数か複数かを見極めてからしゃべると思いますか」と生徒に尋ねると、そのようなことはないとの返事が返ってきます。

そこで「何かがある」と認識したら、取りあえず「There is」「Here is」という言葉が出てくると説明します。但し、書き言葉ではこれは許されないことも付け加えます。

私たちが学校で習う「英文法」は「書き言葉の英文法」であることが多いことに注意しておきましょう。
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