「say」と「tell」

「間違え易い・・・」シリーズを書き始めてから、かなりの時を経ましたが、動詞についてもう少し付け加えてみたいと思います。

最初は「say」と「tell」の違いです。

極めて簡単に説明すれば、NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」の会話は、野際陽子さんの「語り」を除けば全部「直接話法」ですから、Shigeru says/is saying, “……………………………”のように「say」で表現できます。この部分を野際陽子さんの「語り」風に言い換えれば 「Shigeru tells/is telling/told that …… 」「Shigeru says/is saying/said that ……」と「tell」「say」の両方が使われます。

「say」と「tell」の違い
「say」は発話の内容に焦点を当てるときに使われます。従って漫画の吹き出しのイメージで表現するのに使われます。「the driver said to him, “……”」のように「“……”」を伴う場合です。「一言も言わないで」とか「彼はレポートするに値することは決して言わない」のように発話の内容に焦点を当てる意識の場合には「without saying a word」he never says anything worth reporting」のように「say」が使われます。

「tell」は相手に対して内容を伝達するという点に焦点があります。「彼はドライバーにエンジンをスタートするように言った(命じた)」という場合は相手に対して内容を伝達するという点に焦点がありますので「he told the driver to start the engine」と「tell」が使われます。

「私は・・・だと言われる」という場合は「言う」という言葉は使われていますが、相手に対して内容を伝達するという点に焦点がありますので「I am told that …」です。昔受験英語で「It is said that …」という構文を習いましたが、書き言葉だと考えてよいと思います。