英語でコミュニケーションするということは、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合う」ことを意味します。

このことは、英語を母語としない我々日本人が「英語を使える」ものにしようとすれば、次の練習を積むことが必須なことを示唆しています。
頭の中の絵(イメージ)を「英語の語順」に合う方法で上手に整理すること。即ち「誰が、誰に、何をしているか」、そして「どこで」「いつ」「なぜ」「どうやって」を意識的に意識すること。
この絵(イメージ)をいちいち日本語に訳さないこと。
英語の発音をチャンと身につけること。
英語の単語を身につけること。
英語の語順に慣れること。

本シリーズは英字新聞を題材にした「‘の中の絵(イメージ)」「け儻譴涼姥譟廖岫ケ儻譴慮貊隋廚硫鮴發任后については、本ブログの「音の英文法」を参照下さい。△砲弔い討蓮屬海譴鮠錣飽媼韻垢襪海函廖峇靴譴襪海函廚大切ですが、最初のうちは、どうしても日本語が先に浮かぶと思います。その場合は、その日本語を、もう一度「絵(イメージ)」に転換し、その「絵(イメージ)」をよく見て発話することをお勧めします。

今回の話題は、「超小形自動車認定」についてです。

見出し:Govt to create category for microcompacts / Aims to promote vehicles' use among elderly
第1段落:The government plans to promote so-called microcompact cars--single- or twin-seater cars smaller than light vehicles--by creating a new vehicle category for them, The Yomiuri Shimbun has learned.
(The Daily Yomiuri 電子版: Monday, May 28, 2012)


見出し:
[英語の単語]
Govt:Government
microcompact :造語。「超小形自動車」
aim:をねらう
vehicle:乗り物(car, bus, bicycle などの上位語)
elderly:年配者。「年配の」の意の形容詞もある。

[英語の単語]
so-called:いわゆる、世間でいう
single- seater:単座自動車、1人乗り
twin-seater:2人乗り

[英語の語順]
Govt to create category for microcompacts:「政府は超小形自動車のための分類を新しく作る予定」(新聞の見出しの不定詞は未来を表します)。

Aims to promote vehicles' use among elderly:「年配者の間での乗り物たちの使用を促進することをねらっている」(「to promote」は所謂「不定詞の名詞的用法」)。

第1段落:
[英語の語順]
英語では、原則として、最初の言葉から動詞までが主語で日本語の「は」「が」が対応します。そして動詞の直後に前置詞がなければ、その語句は目的語の役割を果たし、日本語の「を」「に」が対応します。

The government plans:「政府計画している」

次に「to」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが接続詞で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。

to promote so-called microcompact cars :所謂「不定詞の名詞的用法」。「所謂超小型車を促進することを」

--single- or twin-seater cars smaller than light vehicles--:「軽自動車よりも小さな1人または2人乗り」。「smaller than light vehicles」は直前の「single- or twin-seater cars」を修飾。

by creating a new vehicle category for them:「それらのための新たな乗り物の分類を新しく作ることによって」

, The Yomiuri Shimbun has learned.:「と、読売新聞は分かった」

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。