今回もビジネスでよく使われている語を取り上げます。

[49] グローバル

「グローバル・スタンダード」とは、本来技術分野における国際工業規格・国際会計基準など、準拠すべき枠組みとして国際的に一定の拘束力を持つ標準、規格、規則を示す語です。経営のやり方に「地球規模の標準」はないので、我々が使っている「グローバル・スタンダード」は「和製英語」の範疇に入るでしょう。「二十世紀梨」を世界に売り込む試みを扱ったNHKの地方放送では「世界基準」という言葉を使っていました。

「グローバル(global)」は「globe(球、地球、地球儀)」の形容詞で「球状の」「全世界の」の意です。「take a global view of the energy crisis」は「エネルギー危機について地球的視野で考える」の意になります。

野球で使う「グローブ」は「glove(グラブ)」です。

[50] コーポレーション

「コーポレーション(corporation)」は「法人、社団法人」「有限会社、株式会社」等「法人登記」をした団体ならば非営利団体にも使えます。日米の文化交流を目的に設立された「一般社団法人 日米協会」なるものがありますが、英文名称は「The America-Japan Society, Inc.」です。「Inc.」は「incorporated」の略で「法人化された」の意です。著者もアメリカ滞在中に何回かその行事に参加したことがあります。

「corporation tax」は「法人税」の意。

「the British Broadcasting Corporation」は「BBC」として知られる「英国放送協会」です。NHKは「Japan Broadcasting Corporation」。

「X株式会社」を「X Co., Ltd.」と表記する場合がありますが、この「Ltd.」は「limited」の略ですが、何が「限られているか」と言えば、責任が投資した株を上限としてそれ以上は責任がないということです。株主は、その会社が負債を抱えて倒産したとしても、最大のリスクは株価がゼロになるだけで、それ以上の負担を求められることはありません。

よく似た語に「cooperation」がありますが、これは「協力(すること)、協同」「協同組合」の意です。「co-op」で知られる「生活組合」を意味することもあります。「co-ed」は「男女共学」。