今回も「物ごとが旨くいかない表現」に関する「American English Idiom」です。

(60) bite the bullet
文字通りの意味は「弾丸を噛む」ですが「いやな状況に敢然と立ち向かう」の意です。「to start to deal with an unpleasant or difficult situation which cannot be avoided」。昔、軍隊で手術するとき麻酔の代わりに、舌を噛まないように弾丸を噛まさせた習慣から。よく使われる成句です。

You are just going to have to bite the bullet and make the best of it. (あなたは困難な状況に敢然と立ち向かい、何とか切り抜けなければならないでしょう)

「bullet」を使った成句。
「get the bullet」は「首になる」
「stop a bullet」は「撃たれて死ぬ」
「sweat bullets」は「非常に心配する」

(61) face the music
文字通りの意味は「その音楽と向き合う」ですが「自分の行いの結果を素直に受け止める」の意です。「to endure whatever punishment or rigors one has incurred」。由来は定かではありませんが、騎兵隊の馬はバンドの音楽に合わせて進まなくてならないからという説があるようです。

Mary broke a dining-room window and had to face the music when her father got home. (メアリーは食堂の窓ガラスを割って、お父さんが家に帰って来た時罰を受けねばならなかった)
For investors, it may be time to face the music.(投資家にとっては、結果をしかと受け止める時なのかもしれない)

「music to your ears」は「あなたが聞いて喜ぶニュース・情報」

(62) blow it
直訳すると「それを吐く」ですが「台なしにする、しくじる、へまする、失敗する」の意。「to fail」。「blow it up」でも同じですので、これの省略形?「爆破する」イメージから来ているのでしょう。よく耳にする成句です。

“How was the examination?” “I think I blew it.” (「試験どうだった?」「失敗したと思う」)
He blew up the whole things. (彼はそれまで積み上げてきたものを全て台なしにした)。