今回は「物ごとが旨くいく表現」に関する「American English Idiom」です。

(67) for a song
イメージは「1つの歌に向かって」ですが「ただ同然で」の意。「very cheaply」「at a low price」。道端で歌っている人に小銭を投げ入れるイメージからのようです。

I bought the book for a song. (その本をただ同然で買った)

「song」を使った成句。
「a song and dance」は「(長ったらしい)言い逃れ」
「make a song about …」は「・・・についてくどくどいう」
「not worth an old song」は「価値のない」
「sing a different song」は「態度を一変する」

(68) make a splash
直訳は「ザブンという音をさせる」ですが「大評判をとる、あっと言わせる(賞賛すべきことに用います)」。「to do something in a way that attracts a lot of attention, or causes a lot of excitement」。ザブンという音がすると皆が注目しますよね。

His new CD made a big splash soon after the release. (彼の新作CDは発売後すぐに大評判となった)

(69) have the world by the tail
文字通りの意味は「世界を尻尾のあたりで持っている」ですが「非常にもうかる(支配的な)立場にある」の意。世界の尻尾を握っておれば世界を自由に動かせます。「to be in a very profitable and dominant situation」。「have the world by the balls/on a string」でも同じ。日本語でも「金玉を握っている」という表現がありますね。「on a string」は「糸に通してある」イメージ。

He finished school at the top of his class and has been offered a lot of excellent positions. He feels he has the world by the tail. (彼はクラスのトップで卒業し、沢山の素晴らしい仕事の申し入れを受けて、彼は世界が自分を中心に回っているように感じている)

「tail」を使った成句。
「chase one’s tail」は「必死になって無駄に追いかける」
「have one’s tail up」は「元気がいい」
「on one’s tail」は「・・・の後ろにピッタリくっついて」
「the tail that wags the dog」は「主客転倒」
「turn tail」は「背を向けて逃げる」