今回も「ベストをつくす表現」に関する「American English Idiom」です。

(80) mind one’s P’s and Q’s
直訳は「PとQに気をつける」ですが「言行に注意する」の意。由来には2説あります。1つは「P はplease で、Qはthank you」、他は「印刷でp と q が混同しやすいことから」。American SLANG集では後者説。「to take care of one’s affairs carefully and exclusively」。

We'd better mind our P's and Q's for this new teacher; I hear he's very strict.(今度の新しい先生には言行に注意した方がよい。とても厳しいと聞いている)

(81) hang on
文字通り「(・・・に)つかまる」の意の他「電話を切らずにおく」「(病気が)長引く」「頑張り通す(endure; persist)」の意があります。

Hang on in there. (あきらめずに続けなさい)はよく耳にするフレーズです。

「hang up」は、もと壁に取り付けてあった受話器台に電話器を架けることから「電話を切る」の意になります。反対の意味に理解することが多いので要注意。昔は今のように直通電話ではなかったので交換台に取り次ぎを頼んでいました。著者も失敗した経験があります。

(82) give it one’s best shot
直訳は「それにベストな一撃を与える」ですが「ベストを尽くす」の意で使われます。「do one’s best」。

He will be a tough opponent to beat, but I'll give it my best shot. (彼は負かすには手ごわい相手になるだろうが最善を尽くすつもりだ)

「shot」を使った成句。
「a shot in the dark」は「あてずっぽう」
「a shot in the neck」は「ウイスキーをストレートで飲むこと」
「fire the opening shot」は「攻撃を開始する」
「like a shot」は「鉄砲玉のように」