“somebody” も “someone” も同じ意味であるが、後へ “of” がつづくときは “someone” の方を用いる。
改めて言われてみると、確かに “somebody of you” は聞いたり、見たりしたことがありません。「君たちのうちの1人」という時は “one of you” といいます。“somebody” の方が「くだけた」言い方であるといわれていますので、これも影響しているかも知れません。
“each” は本来、代名詞、形容詞であるが、「めいめい」「それぞれ」「・・・ずつ」などと副詞的に訳すべき場合が多い。
Each country has its own customs. (各国それぞれ特有の習慣があるものだ)
I gave each man 10 yen. (ひとりに10円ずつやった)
前者は「夫々の国がその国特有の習慣を持っている」、後者を「夫々に10円やった」と代名詞、形容詞の役割通り訳しても何も問題ないと著者は思います。英語を理解することと、それを「こなれた」日本語にすることとは別な問題だと考えます。
“He knows everything”(彼は何でも知っている)とはいえるが “He can teach everything” というのは無理である。
“He can teach everything” というのも無理ではなく「(そのことについては)何でも教えられる」の意になるだけです。 “every” が「これも、あれも」と一つずつ数えて「ことごとく」と総括する意味でると解説しているので「一度にこれも、あれもはできない」という意味で無理である、と言いたかったのではないかと思います。
日本語の「何々するものは多い」「何々するものは少ない」を訳すには “many” あるいは “few” を主語につける。「何々しないものが多い」「何々しない者は少ない」を英訳するには “There are many …”, “There are few …” の構文を用いる。
Many Japanese study English.
Few Japanese study Italian.
There are many people who cannot sign their own names.
There are few Japanese who cannot read or write.
著者は両方の構文が可能ではないかと思っています。ただ「many」も「few」も「ある」イメージですので(「few」は日本語では否定語で訳されることが多いですが本来は「少数(ある)」の意です)上記のような使い方の方が好まれることは考えられます。
“many a …” は意味は複数であるが 単数の構文をとる。
Many a student has fallen a victim to this vice.(多くの学生がこの悪習の犠牲となった)
これは多分動詞の直前の「a student」に引きずられた結果だと思います。