「名詞」を修飾する「形容詞」は通例「名詞」の前に置かれるが、特定の形容詞は名詞の後に置かれる。例えば “Asia Minor”(小アジア)、“Arabia Proper”(アラビア本土)は区別のため固有名詞に形容詞をつけたものである。
“minor” という形容詞はイギリスでは「<姓の後につけて>、(同姓の者のうち)年少の、弟の」の意で使われます。反対は “major”。 “Asia Minor”はこの使い方に倣ったものと思います。 “proper” は名詞の後に付けられて「厳密な意味での」の意になります。「純文学」は “literature proper”。
形容詞が名詞の後について一種の熟語を作るものがある。多くはフランス語の模倣である。 “people present”(居合わせた人々)、 “poet laureate” (桂冠詩人)、 “sum total”(総計)、 “from time immemorial”(人の記憶にないほどの昔から)。
「総計」は普通の語順で “total sum” もあります。
最上級あるいは “all” “every” などの範囲を限る形容詞は名詞の後に置かれる。
He is the greatest poet alive. (現代第一の詩人)
I have tried every means imaginable. (あらゆる手段をつくした)
“old” “long” “wide” “high” “deep” などに数詞のついた場合も、これらの形容詞は名詞の後に置かれる。
a room twelve feet wide and fifteen feet long (よこ12フィート、たて15フィートの部屋)
形容詞(形容詞として用いられる現在分詞、過去分詞を含む)に “the” をつけて名詞に代用する場合がある、
the rich = rich people(金持ち)
the learned (学問のある人)
the beautiful (美しいもの、美人、美人たち)
the yellow of an egg(卵の黄味)⇒「部分を表す」。即ち「the yellow part of an egg」の意。