“superior” “inferior” “prior” 等は元来ラテン語の比較級からでたものであるが、 “than” の代わりに “to” を伴って比較級の意味をあらわす。
This article is superior to (= better than) that. (この品の方があの品より上等だ)
固有名詞、物質名詞、抽象名詞などは元来単複がないから不定冠詞をつける必要はない。万一不定冠詞がつくことがあれば、それはそれらの名詞が普通名詞として取り扱われたことを示すものである。
逆に言えば、話者・書き手が名詞の意味を決めるということです。 “water” は普通「水」の意ですが “a water” なら「水彩画」になるでしょう。
不定冠詞の用法の1つとして「総称を表す」働きがある。
A fox is a cunning animal. (きつねはわるがしこい動物だ)
I like an honest man better than a rich man. (私は金持ちよりも正直者が好きだ)
最初の例は、「A fox」が主語なので問題ありませんが、次の例は「an honest man」が動詞の目的語なので微妙です。「正直者が1人だけ好き」のイメージを送ってしまうからです。文法というより意味の問題です。著者は「総称を表す」にはシンプルに複数形を使うことをお勧めします。
通例 “a/an” は形容詞の前に来るが、次のような場合は形容詞の後に置かれる。
I never saw such a (fine) sight.(こんな壮観ははじめてだ)
We had so good a time.(私たちは非常におもしろかった)
We had as good a time as you had. (私たちだって君らにおとらずおもしろかった)
This is too good an opportunity to be lost. (あまりよい機会なのではずすのは惜しい)
I warned him many a time.(何度も彼に警告した)
最後の例は「I warned him many times.」よりも個々の注意を強調しています。
単数普通名詞には必ず定冠詞か不定冠詞を付けなければならないが「this/that」「what/which」「whose/my」「Tanaka’s」のように「冠詞の代わりとなる語」が付くときは不要である。
「冠詞の代わりとなる語」には他に「each」「every」「another」「no」等があります。