著者が「ターミナル(terminal)」と聞くと直ぐに思い出す光景が2つあります。

1つは、始めてアメリカ本土(サンフランシスコ)に着いた時のことです。飛行機の大幅な遅延で真夜中に空港からバスでホテルに向かいました。途中に停車するのかどうかも分からず不安な気持ち一杯でバスの窓から外を見ていました。やがてバスが止まり、乗客が全部降りたので著者も降りました。著者にとっては哀愁漂う「終着駅(terminal station)」のイメージでした。

もう1つは、シカゴからインデイアナ州のコロンバスに行くのに昼間のバスを利用したのですが、バスターミナルには沢山のバスが雑然と並んでいて同じコロンバスでもオハイオ州のコロンバス行きに間違って乗りかけたことがありました。こちらは「溜まり場」のイメージでした。

「terminal station」は「終着駅」でもあり「始発駅」でもあります。

「terminal」には「末期の、臨終の」の意もあり「末期がん」は「terminal cancer」、「末期の患者」は「terminal patient」です。

動詞形は「terminate」で「を終わらせる、終わる」の意。「My friend was terminated from her job yesterday.」は「昨日首になった」ということです。映画の「ターミネーター」は「殺人者」です。最近、電車のアナウンスで「この電車の終点は・・・です」と言うのに「This train will terminate at …」という英語を聞きました。