著者は学校で「県」は「prefecture」と習った覚えがありますので、日本人は「県=prefecture」と認識しているのではないでしょうか。

アメリカでよく「私の故郷は山口県の柳井市です」と説明しましたが、アメリカ英語では「the city of Yanai」「the state of Yamaguchi」 が対応します。因みに英語では「Yanai City」とはいいません。

和英で「州」を調べてみると「state(米国・オーストラリアなど)」「county(英国・アイルランド)」「province(カナダ・南アフリカ)」「region(国の行政区・スコットランドの州)」が出ていますが「prefecture」は出て来ません。なお、アメリカでは「state」の次に大きい単位は「county」です。

「prefecture」を調べてみると、語源は「長官の事務所」を意味したようです。「Prefect」は「古代ローマの長官」を意味する場合があります。どうも「官製」の臭いがします。

そもそも「県」は、明治維新期に明治政府がそれまでの藩を廃止して地方統治を中央管下の府と県に一元化したのが始まりですから、その頃の「県」は「prefecture」でピッタリだったと思いますが、県知事は今や県民の投票で選ばれますので「prefecture」を当てはめるのは変えた方がよいかも知れません。