日本語では「消費者のニーズは多様化している」のように使うことが多いと思います。この場合は「消費者が必要としているもの」の意ですが、英語の「needs」は必ずしもこの意だけではありません。

「people in need」は「何かを必要としている人々」ではなく「困っている人々」の意になります。「困った事態」「窮地」「貧困」「窮乏」等の日本語が当てはまります。「at need」は「危急の際には」の意です。

「our basic needs(必需品)」とか「This book will meet the needs of students.(この本は学生の要求に応えるだろう)」は日本語の使い方と同じですが、同じ「必要性」でも英語の「need」には「指し迫った必要性」のニュアンスがあります。助動詞の「need」は「・・・する必要がある」の意ですが、このニュアンスが名詞にも反映されています。「Is there any need for you to do that?」は「そうする差し迫った必要がありますか」のニュアンスです。

「欲求、要求」の意味にもなります。「the needs of nature」は「尿意・便意を催すこと」の意です。これも指し迫った必要性ですよね。