外務省が外国の名称を表記する際、これまで使用してきたカタカナの「ウ」に濁点を付ける「ヴ」を来月から改める在外公館名称位置給与法改正案が19日、衆院本会議で全会一致により可決した。月内にも成立する見通し。
改正案の成立に伴い、カリブ海の「セントクリストファー・ネーヴィス」を「セントクリストファー・ネービス」に、西アフリカの「カーボヴェルデ」を「カーボベルデ」にそれぞれ変更し、外務省の文書では「ヴ」は使われなくなる。
外務省は原則として、在外公館の名称を定める同法に合わせて国名を表記している。河野太郎外相は記者会見で「なじみのない表記は変え、分かりやすい表記に統一すべきだ。多くの国民に理解していただけるよう努力していきたい」と述べた。

「悪貨は良貨を駆逐する」である。「ヴ」は日本語の音として現実に存在する。パソコンに「verude」と入力し日本語変換したら「ヴェルデ」になる。「berude」と入力し日本語変換したら「ベルデ」になる。サッカーチームにも「東京ヴェルデイ」がある。そもそも外来語は現地語に近い表示をするのが原則ではないのか。国名表記から今わざわざ「ヴ」を消す意味が理解できない。著者の知人にも「カーボヴェルデ(意味は「緑の岬」。かってはポルトガルの植民地。寄港地とすべく人々が強制的に移住させられた)。人口50万人程度の島である。」出身の方がいるが、この話を聞いたらきっと嘆くであろう。

外来語は現地語に近い表示をするという趣旨では「ジャガー」では通じないので「ジャグワー」にして欲しいところだが既に「ジャガー」が市民権を得ているので仕方ない。日本語にもかっては「2重母音」があったが何らかの理由で使われなくなった結果、今日では「エイ、エイ、オウ」の掛け声だけが残った。その結果、野球の「low ball(ロウ ボール)」が「ローボール(law ball = 法律球)」になってしまった。