Moreover, I had not entirely forgotten I was lying at almost the exact spot where a murder had been committed, and that the murderer was still at large. (Kazuo Ishiguro: When We Were Orphans

「at large」が次のように使われるのを知っている方も多いと思います。
「[名詞の後で]一般の(in general)、全体としての(as a whole)」
the opinion of the public at large
「(危険人物や動物が)捕まらないで」
Her killer is still at large
The suspect is at large.

いくつかの解説書は、「large」が「大きい、広い」の意であるので、このような意味になると説明しています。「The suspect is at large.」は「容疑者は広いところにいる」⇒「捕まらないで逃走中」のような説明です。

しかし、あのウエブスター大辞典には次のような説明があります。
An obsolete meaning of "large" as a noun is "freedom, liberty," now surviving only in the phrase "at large" (Webster's unabridged, 1934).

「large」が「大きい、広い」の意であるからではなく、古くは「自由」を意味したから、というのが正しい説明。

一方「[名詞の後で]一般の(in general)、全体としての(as a whole)」の意になる背景は「large」の語源であるラテン語の「largus」が「数・量が多い、豊富な」の意味を持っていたからだと思います。