最初にお断りしておきますが、著者は医療関係者ではありません。聞いた話やネットで調べたものをまとめたものです。

血液検査をすると「ALB(アルブミン)」という蛋白質を計る検査項目があり、基準値は「3.7-5.5 d/dl」です。

アルブミンの働きは、/緤を保持し、血液を正常に循環させるための浸透圧の維持と、体内のいろいろな物と結合し、これを目的地に運ぶ運搬作用があります(一般社団法人日本血液製剤協会のホームページから)。

分かりやすく言うと、ALB(アルブミン)は血管の壁を通過することができないので「ALB(アルブミン)」値が下がると、浸透圧の関係で、血管の壁を通過することができる水分が血管の外に逃げ出します。すると血管の中の血液の流れが悪い状態になり、栄養分等を目的地に十分運べないようになります。その結果「低栄養」、その他さまざまな悪さをすることになります。

この「ALB(アルブミン)」はサプリメント等で補充することは出来ません。口から摂取するしか方法がありません。更に年をとると同じ量の蛋白質を摂取しても、本当に「ALB(アルブミン)」に変換できる機能が落ちており、変換率は一説には75歳を越えると若い時の50%程度まで落ちるとのこと。

論理的帰結として、年を取ったら蛋白質を多く含む肉・魚・大豆等を大いに摂取することが大切。

更に「ALB(アルブミン)」は認知症とも関連しているかも知れません。以下は東京都健康長寿医療センター研究所のホームページから抜粋:

低栄養状態は認知機能低下リスクが高い
私たちは、栄養状態と認知機能(頭の働き)との関係を明らかにするために、地域在住の高齢者の方を対象とした調査を行いました。この調査は、群馬県と新潟県に住む70歳以上の約1,150名の方を対象として今から約10年前に開始し、その後4年間の追跡調査を実施しています。調査の内容は、栄養状態をみるために血液を調べた他、認知症と強く関連する認知機能や、生活習慣全般としました。追跡調査を完了したのは682名であり、追跡調査時点で認知機能が低下(全般的認知機能の評価尺度MMSEが3点以上低下)していた人の要因を分析しました。
その結果、血液検査項目の中で、赤血球数、HDL(善玉)コレステロール値、アルブミン値の3つの指標が、認知機能低下と強く関連していることがわかりました。それぞれの数値を「高い」、「普通」、「低い」に分けて、性別や年齢、既往歴、歩行機能の影響などを除外した上でのリスク(危険度)を調べたところ、「高い」群に対する「低い」群の認知機能低下のリスクは約2〜3倍になることがわかりました。赤血球は鉄分、コレステロールは脂質、アルブミンはたんぱく質の状態を示しており、これらの数値が低い低栄養の状態が将来認知症になるリスクを高めていると考えられます