2019/4/13 日本経済新聞 電子版から:

『子供の医療費「無料」限界 兵庫・三田市の事情

全国で多くの自治体が子ども医療費の無料化など助成制度を拡充するなか、大阪や神戸のベッドタウンの兵庫県三田(さんだ)市が制度縮小にカジを切った。少子高齢化に伴う財政難や老朽インフラの改修に備えての決断だ。子育て世帯に好評だっただけに反発は残るものの、全国でも珍しい取り組みは過剰受診の抑制効果を上げつつある。』

内容は大雑把に言えば「小学生・中学生の通院・入院費が従来0円だったものを平成30年7月から1医療機関あたり1日上限400円(月2日まで)に引き上げ済み。令和2年7月からこれを800円に引き上げる」というもの。

1973年に始まり10年後に頓挫した「70歳以上の医療費無料」の時代の街のクリニックは「老人クラブ」の観があったことを思い出した。

最近でも「子供の予防接種に来たお母さんのほとんどが有料と聞くと子供を連れて帰って行く」という話をクリニックの看護師さんから聞いたことがある。

翻って我が家でも、昔、私が痛風で医者に行くと言うと「湿布を沢山貰って来て」と医者には全く行かなかった家内が言っていた。自分が医者に通いだして医療費がどれだけかかるかの通知を受けるようになって流石に最近は言わなくなった。

医療費無料は理想ではあるが、一方で財源の問題がある。「他に削るところがあるだろう」という声に負けないで、全国の市町村は三田市にならってモラルハザード(図々しい奴が得をする)を防ぐ設計にして貰いたい。