迷走と行きあたりばったりの連続であったトランプ外交に原形みたいなものが見えてきたと言われ出しました。

その背景にはボルトン大統領補佐官の権力がホワイトハウス内で高まっているからだと解説されています。彼は「反ロシア」「反中国」「EU嫌い」で有名。

トランプの頭のなかの最優先事項は「再選につながるかどうか」。ボルトンは「いかに票に結びつくか」をトランプに上手に説明し、トランプ外交が推進されているようです。

最新の例。米政府は、4月に、キューバ革命後に資産を没収された、亡命キューバ人や米国人に対し「米国の裁判所で損害賠償訴訟を起こすことを認める」と発表しました。
2百万人を超すキューバ人の票が2020年の大統領選で、特にフロリダ州で欲しいからです。決してキューバ政府を保護したいわけではありません。

対ベネズエラ外交で新しい大統領を擁立しましたが、十万人とされる在米ベネズエラ系の票と石油利権のためと言われています。

ここから先は著者独自の見解です。

アメリカの現職の大統領が国民の圧倒的な支持を受けるのは、歴史的には「戦争」です。湾岸戦争・同時多発テロの時のアメリカ人の熱狂はすざまじいものがありました。現在の米中貿易「戦争」についても、野党民主党ですら賛成が多いようです。トランプが大統領に再選されるまでは随所でこのような「対立」が演出されるのではないかと思っています。イラン、北朝鮮等ネタはいくらでもあります。