(29)「・・・ておく」

日本語の「・・・ておく」には大きく分けて2つの使い方があります。
(1) 後に続く動作や、後に起こる出来事のために、前もって何かをする(準備)意。
「レポートを書く前に、資料を集めておく積りだ」「友達が遊びに来るので、ケーキを買っておきます」「食事が終わったら、お皿を洗っておきます」「使ったら、元の場所に戻しておきます」。何れも「準備する(prepare)」イメージですが(最後の2つは「次に使うために準備する」意)、英語では文脈さえしっかりしておれば必ずしも「prepare」「in advance」「beforehand」等を使う必要はありません。上記を順に英語にしてみました。
I’ll collect material before I write a report. / I’ll prepare material before I write a report.(「レポートを書く前に、資料を集めておく積りだ」は「レポートを書く前に、資料を準備しておく積りだ」と言っても同じ意味になります)。
My friend is going to come to play, so I’ll buy some cake.
When we are finished with the meal, I’ll wash the dishes (for the next use).
When I am done with it, I’ll put it back(for the next use).

(2)そのままにする(放置する)の意
A:窓を閉めましょうか。
B:いいえ。暑いですから、開けておいてください。
この場合の「・・・ておく」は「そのままにする(放置する)」の意ですから、英語にする場合はそれに相当する動詞を捜す必要があります。
Shall I close the window?
No. Keep it open because it’s hot.

A:お皿、洗いましょうか。
B:後で洗いますから、そのままにしておいてください。
Shall I wash the dishes?
I’ll wash them later, so leave them as they are.