(32)「お疲れさまです」

「お疲れさまです」は色々な場面で使われ、非常に便利なフレーズです。しかし、残念な事に、英語には日本語の「お疲れ様」と同じ使い方をできる言い回しが存在しません。
この言葉、相手の立場や年齢を考えずに使うことができると同時に、様々な場面で使うことができますよね。例えば、社内で同僚とすれ違ったときや、退社時の挨拶として、努力や成果に対して労いを表現する言葉として……。日本語では全て「お疲れ様」の一言で表現できてしまいます。
では、英語では職場での「気遣い」をどう表現をしたらいいのでしょうか。以下「RareJob English Lab」がネット上に公開しているものから抜粋(一部加工)しました。参考にして下さい。

(1)オフィスでの「お疲れ様」
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【1】Well done! / Good job!
これらは先生が生徒に、親が子供に、或いは目上の人が目下の人に対して使う言葉です。直訳すると「よくできました。」という意味で、先生が生徒に対して使うイメージが強いですが、実際には、欧米のビジネスシーンでも使われています。ただし注意したいのは、自分より年齢や立場が上の人には使ってはいけないという事です。万が一、目上の人に「お疲れ様です」の意味で言ってしまうと、非常にPatronizing(上から目線)で失礼にあたるので気をつけましょう。
【2】You’ve got to be tired. / You must be tired.
こちらは、相手が疲れているということを想定している場合の「お疲れ様」です。Well doneやGood jobとは異なり、目上の人にも使える言い回しです。ただし、ここでも注意点があります。基本的に、初対面の相手には使いません。すでに何らかの人間関係ができあがっている相手に対して使う言葉ですので、配達のお兄さんやタクシー運転手さんへの労いの言葉として使ってしまうと、あまりにも馴れ馴れしくなってしまうので、Thank youと言うのが無難でしょう。
【3】Thank you for …
意外に思われる方もいると思いますが、目上の人に感謝の気持ちを伝えたい時は、この表現で十分です。「〜をして下さり、ありがとうございます。」「〜の件、ありがとうございました。」とThank youの後のfor以下を工夫する事で感謝と労いの気持ちを伝える事ができます。例えば、Thank you for your help, I really appreciate it.(助けて頂き、ありがとうございます。本当に感謝しています。)やThank you for giving advice. That was helpful.(アドバイスを頂き、ありがとうございました。お陰で助かりました。)など、for以下を状況によって変えることで、使い方は無限大です。

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【4】How are you doing? / How’s it going?
英語圏での挨拶は、必ずと言っていいほど「調子はどう?」を意味する上記いずれかのフレーズから始まります。エレベーターで同僚と鉢合わせた時など、日本では「お疲れ様です。」が決まり文句ですが、英語では代わりに「調子はどう?」と言うのが最も自然な挨拶です。
【5】What are you up to?
非常にカジュアルかつインフォーマルな言い回しです。「調子はどう?」というよりは、「何をしているの?」「今どんな状況なの?」という意味です。基本はWhat’s upに対する返事と同じく、Nothing much/Not muchと答えておけば、間違いがないでしょう。ただし、もう一歩進んだ会話をしたい場合は、I just had a meeting with a client(取引先の人とミーティングをしていたところ。)/I’m going to have lunch.(お昼を食べに行くところ。)などと答えてみると、より自然な会話のキャッチボールができるかもしれません。

仕事終わりの挨拶として使えるフレーズ
【6】See you tomorrow, bye. / See you on Monday. / See you next week.
日本とは少し違い、帰るときに上司や同僚に労いの意味での「お疲れ様」という挨拶は、必要ありません。必要なのは、自分が帰るという事実を上司に伝えることなので、上記の言い回しが最も自然です。もちろん、Have a good evening!(素敵な夜をお過ごし下さい。)や、週末でしたら、Have a good weekend!(素敵な週末をお過ごし下さい。)なども仕事帰りの挨拶として使えます。

メールで使える「お疲れ様
【7】Hi + first name,
英語のメールは多くの場合、「Hi + first name(Jack/Mary/Hanako…)」,で始まります。これは、日本語で言うと「〇〇様」という意味なので、カンマを入れて一行スペースを空けてから本題に入るのが通例です。実際に外国人とメールをしていると、だいたいの人はHiの後すぐに、本題に入ります。ただし、面識のない相手に初めてメールを送る場合は上記の言い回しではカジュアルすぎるので、「Dear Mr./Ms. + last name(苗字)」を使いましょう。
【8】Hope you are doing well. / I hope you are well.
ビジネスメールの場合は、How are you?と聞くことは多くありません。なぜかというと、メールでHow are you?と聞いてしまうと、実際に、「最近、調子はどうですか?」「お元気ですか?」という質問になってしまうので、形式的な挨拶としては不向きだからです。代わりに、「お元気だといいのですが。」を意味する上のフレーズを用います。これは初めてメールを送る相手だけでなく、取引先の相手や同僚にも「お疲れ様です。」あるいは、「お世話になっております。」の意味で使えるので非常に便利なフレーズです。「メールを送りたいけど、なんて始めたらわからない」というような場合に使っておけば、間違いないでしょう。
【9】Thank you for getting in touch. / Thank you for getting in contact.
この二つは、どちらかというと、返信をするときに使える挨拶です。特に、会ったことのない相手からのメールでの仕事依頼や問い合わせ、取引先などの新しい担当者からの挨拶がメールで送られてきた場合に、「ご連絡ありがとうございます。」という意味合いで使います。