(38)「面倒臭い(こと)」

「面倒臭い」の「面倒」は‖虜曚琉いこと∧事をするのがわずらわしいこと、手数のかかること世話、厄介の意です。「臭い」は「事件くさい」というように「・・・のようだ」の意です。

「面倒臭い」は今日では上記以外にも、「あの人は面倒くさい人だ」のように人について使うこともあります。

上記△紡弍する英語は名詞では「bother」「trouble」、形容詞では「bothersome」「troublesome」があり、「It’s a bother to have to tell you everything twice.」とか「It’s bothersome/ troublesome to (have to) walk.」のように使えますが、ネイテイヴ的に一番近い表現は「a pain in the neck(首の痛み)」のようです。ネイテイヴ(アメリカ人中心)の人々が何人も集まり、ああでもない、こうでもないと議論の末に表現を選んだ「日米口語辞典」(朝日出版社)がありますが(著者の親戚がこの辞典の編集に携わり、裏話で聞いたものです)、この中で紹介されているものです。「a pain in the neck(首の痛み)」はスラングで「わずらわしいこと(人)、面倒なこと(人)、おっくうなこと」を意味するそうで、日本語の「面倒臭い」のニュアンスがよく出ています。「あの人は面倒臭い人だ」も「He’s a pain in the neck.」で表現できますので「He’s annoying.」よりもニュアンスが近い感じがします。

体のパーツを使った表現は他にもあります。
■keep an eye on …(・・・から目を離さない)
■play it by ear(臨機応変に行く)
■my ears are burning(誰かが私のうわさをしている)
■behind one’s back(陰で)
■on the other hand(一方では)
■pull one’s leg(からかう)
■get cold feet(怖気づく)
■give … the cold shoulder(・・・によそよそしくする)