そばにいるのに「彼」「彼女」

日本語では会話に参加している人でも「彼」「彼女」と呼ぶ人がいます。しかし「彼」「彼女」は「三人称単数形」です。「三人称」とは「話し手・聞き手以外の第三者を指す人称」のことですから、会話に参加している人を「彼」「彼女」と呼ぶのは厳密に言えば「誤り」です。

英語での会話でも、このクセを引きずって、夫婦と他の誰かと3人で話していて自分の奥さんのことを「She cooks very well.」のような説明することがあります。これは学校で「This is Keiko. She is from Japan.」のような文で「代名詞」の導入を図るので、その影響もあるかも知れません。しかし英語ネイテイヴが聞いたら、そこに一緒に居る人を「三人称単数形」で指しているので違和感があるのではないでしょうか。「My wife, Keiko, cooks very well.」のような表現を心がけるとよいでしょう。

同じように「We, Japanese …」も「俺はJapaneseではないよ・・・」的な反応を引き起こすかもしれません。「Japanese people …」のように「三人称的」言い方をすれば問題ありません。