It can’t be helped.が「仕方がない」の意味になることは、英語で受験をした人はほとんど覚えておられると思います。「It can’t be helped.」という発言を受けて「そんなことはないよ。何とかなるさ」と励ます言葉です。その意味で「Tomorrow is another day.」と一脈通じる発言です。「You can work it out.」と言って激励することもできます。

「仕方がない」は、理不尽な困難や悲劇に見舞われたり、避けられない事態に直面したりしたさいに、粛々とその状況を受け入れながら発する日本語の慣用句です。「農耕生活」が主であった日本人にとって、天災は現実的には避けられないものでしたので、このような表現が定着したのかも知れません。彼らは「天から与えられた試練」として受け止めたのでしょう。

一方「長い物には巻かれよ」という言葉がありますが、これは「何とかなる」ハズです。関西電力関係者の金品受領が問題になっていますが、「何とかなった(金品を返すこと)」ハズなのにやらなかった罪と言えるでしょう。