著者は「Thanks a lot.」とか「Many thanks for your support.」あるいは「How are you?」と聞かれて「Fine, thanks.」のように何も意識しないで「thanks」と複数形で使ってきました。

そもそも「Thanks a lot.」には主語もないし、動詞もありません。ということは、我々が学校で習った品詞に当てはめるならば、この「thanks」は「間投詞」と捉えるべきです。英和辞書は「名詞」として捉え、「thanks」の意味や使い方を説明しています。名詞として捉えるなら「thank」に「感謝」でなく「感謝の言葉」を当てはめると分かり易いでしょう。

間投詞として捉えようと名詞として捉えようと、何故「複数形」なのでしょうか?
「thanks」があるのだから、理屈の上では「a thank」もあり得ます(実際にはそのような使われ方はしませんが)。「a thank」と「thanks」をイメージした場合、どちらが感謝の気持ちが伝わるでしょか。勿論、後者ですよね。これが「thanks」と複数形で使われている背景だと思います。

「Congratulations on your graduation!(卒業おめでとう)」「Please accept my condolences on your father’s passing away.(お父さまがお亡くなりになり、お悔やみ申し上げます)」等、皆「複数形」です。