「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2009年01月

「ファーストライト」

あるサイトで次のような内容のコラムを読んだ。

昨年のクリスマスに、息子さんが熱望していた望遠鏡をサンタさんが届けてくれた。息子さんが望遠鏡を組み立て、親子で悪戦苦闘の結果、何とかその望遠鏡で星を見ることが出来た。初めて望遠鏡に星の光を通すことを「ファーストライト」と呼ぶ らしい。

著者は「ファーストライト(first light)」という表現を知らなかったので、Oxford で調べてみた。それによると “the time when light first appears in the morning; dawn” とある。「夜明け、明け方」という意味である。

「夜明け、明け方」という日本語からは、「初めて望遠鏡に星の光を通すこと」を「ファーストライト」と呼ぶ発想は出てこないが、英語の説明の “light first appears” からは容易に想像がつく。「夜明け、明け方」を絵でイメージし、言葉で表現すれば、このような表現になる。初めて望遠鏡に星の光を通すイメージも同じである。言葉が絵(イメージ)を伝える手段であることが実感される。

創世記の「天地創造」の物語では、神は天地を創造され、最初地は混沌とし、闇は深遠の面にあったが、神が「光あれ(”Let there be light”)」といわれ、こうして光があったと記されている(新共同訳)。

光があるところが「昼」であり、闇が「夜」である。夕べがあり、朝があった。それが1日である。このご家庭では、望遠鏡に毎日星の光を通すことで、「昼」「夜」が日常生活とは逆ではあるが、1日のサイクルの確認がお出来になるかも知れない。

英語の言葉の並べ方亜塀螳癲岷冓庫 廖法 孱魁L昌讚ァ

(9)同格語句と名詞トリビアル

同格語句とは “my brother John”(私の兄のジョン)のようなものを言う、といことを知っていればよいでしょう。実際に「しゃべる」時には、 “my brother” と言って、名前は “John”だよという意識なので、この間に1拍あります。”John, my brother” も同じですが、書き言葉では、この場合カンマを入れます。この1拍さえおけば、あらゆる表現を同格語句化出来ます。即ち、我々が気持ちを込めて「しゃべる」のにまかせればよいということです。

「名詞」に関して、もっと知識を詰め込みたい人に次を追加しておきます。
◆ motherとかofficerは通常普通名詞ですが、大文字にして固有名詞扱いに出来ます(書く時)。意味はそれぞれ「私のお母さん」「お巡りさん」。「しゃべる」時には、当然のことながら大文字・小文字の区別はありません(mom, dad も同じ扱いが出来ます)。
◆ 英語では主語が単数なら動詞も単数形で、補語も単数形でなくてはなりませんが、”be (make) friends with a person” のように(意味は「…と親しい」。この場合の “make” は自動詞で「・・・になる」の意)、主語が単数でも補語は ”friends” のように複数形になることがあります(”Ben made friends with them during the trip.” 〔ベンは彼らと旅行中に親しくなった〕)。相互に物を交換する場合や、友人関係を表わす時に用いられます。 I exchanged seats with him.(彼と席を交換した)/ change trains at Meguro(目黒駅で乗り換える / shake hands with ...(・・・と握手する)等。「親しくなる」「交換する」には1人とか1つだけでは絵にならないからです。
◆ 異なる複数形をとる名詞があります。cloths(特定の用途の為の布)/clothes(衣服)。
◆ 複数形が単数形とは異なる意味を持つ名詞もあります。advices(報告、情報、通知:単数形は「忠告・助言」)、airs(気取った態度:単数形は「空気」)、arms(武器:単数形は「腕」)、effects(動産、個人資産:単数形は「効果」)、forces(軍隊:単数形は「力」)、goods(品物:単数形は「良い、善」)、manners(礼儀、作法:単数形は「方法」)。

(10)合成名詞
日本語では「英語の辞書」「仏語の辞書」「学校の図書館」のように、名詞に「の」をつけて形容詞の働きをさせることが出来ます。英語では「英語の(English)」「仏語の(French)」のように、それに対応する言葉がある場合と「学校の」のように、それに対応する言葉がない場合とがあります。後者の場合は “school library” のように名詞を続けて表現することになります。「寝台車」は「寝る為の車」ということで動名詞を使って “sleeping car” といいます。このように言葉を合成して更に新しい言葉が作られていきます。TOEICの Official Guide でも “travel club application forms”(旅行倶楽部の申込書)のような長い合成名詞が使われていました。合成名詞例は「第2章:英単語の品詞別使い方」参照。

(11)数詞
「英単語の品詞別使い方」参照。

(12)数・数式の読み方
「英単語の品詞別使い方」参照。

再びオバマ演説について

演説の最初のほうで、
“Our economy is badly weakened, a consequence of greed and irresponsibility on the part of some but also …” (「経済はひどく脆弱になった。それは一部の人々の強欲と無責任の代償でもあるが・・・」)というくだりがある。

これを聞いて(見て)、大抵の人々は今回の金融危機の直接の引き金を引いたと云われる、ウォール街の金融機関の人々を思い描いたに違いない。今日の日経の夕刊にも、オバマ大統領は、金融機関経営者が高額の賞与を受け取っているとの報道に触れ「無責任の極みで恥ずべきことだ」と批判した旨の記事が出ていた。

この “greed” という言葉は “greedy”(「食い意地のはった、欲深い」の意)という形容詞から作られた名詞である。

前にも書いたが、オバマ演説は「聖書」の言い回しを下敷きにしていると思われるので、著者は “greedy” という言葉が、聖書の色々のところで使われているハズだと思い、探してみた。

早速、「テモテへの手紙」(パウロという人が書いたもの)の中で、”Church helpers must also have a good character; they must not drink too much wine or be greedy for money;”(「同じように、奉仕者たちも品位のある人でなければなりません。二枚舌を使わず、大酒を飲まず、恥ずべき利益をむさぼらず」新共同訳)という箇所を見つけた。

今日の夕刊では、前記に引き続き、オバマ大統領は「破綻寸前で納税者に助けを求めたウォール街の住人は、多少なりとも節度や規律、責任感を示す必要がある」と述べたらしい。発言の政治的な意図は置くとして、その言い回しは、やはり「聖書」を下敷きにしているように思われる。

普通に生活している民には、当たり前の感覚だと思うが、地位を手に入れてしまうと、人間は “greedy” になってしまうのであろうか。昨日の国会中継では「品位」を問題にした質問もあった。そんなリーダー達の姿をテレビで見せつけられる、普通に生活している民はやりきれない。

翻って、資本主義社会の下では、「お金」はもともと “greedy” だ。だからこそ、このような「100年に一度」の危機の中にあっても、企業経営者は株主への利益配分にやっきになっている。資本主義の宿命である。これを推し進めたのが所謂「構造改革」だと考えれば、分かり易い。聖書の教えのように「人間が品位を持って対処する」か、あるいは「何らかの規制をするか」しなければ、今回のようなことは必然的に起こることであると思う。日本は、ある時までは官僚・政治家の中の所謂エリートが「品位を持って対処」し、日本を導いてきたと著者は思っている。しかし、最近は、大勢は変わってしまったように見える。

オバマ演説は、次のように続く。
“our collective failure to make hard choices and prepare the nation for a new age”(「同時に、難しい選択をせず、国家を新しい時代に準備してこなかった集団的な失敗でもある」)。

英語の言葉の並べ方(所謂「英文法」) 「3。名詞ぁ

(8)名詞の性(gender)

名詞の性については、その名詞を代名詞で受けるのに「he/she/it」のどれを使うかで問題になってきます(ドイツ語、フランス語、スペイン語等は男性名詞・女性名詞・中性名詞の区分があって冠詞とセットで覚えなくてはなりません)。

基本的には、上記は夫々自然界の「男性」「女性」「中性」に対応します。”baby” は性が分かっておれば、それに従い(”How old is your baby?” “She’s six months old.” 「赤ちゃんは何ヶ月ですか?」「6ヶ月です」)、分からないか、性別を問題にしない場合には ”it” で受けます(”She is expecting another baby and hopes it will be a boy.” 「彼女はまた赤ちゃんが生まれるが、男であればと思っている」)。

ペットの動物に対して、飼い主は雌雄を知っていますので、当然 he/she を使います。

(特に男性が)自分の乗っている船を指す場合には一般に女性で受けます(擬人法)。

自動車その他の乗り物も愛情や尊敬の気持ちを込めて女性に扱われることもあります(通常は中性)。

国家も擬人化されると女性になるのが普通だと言われています(前出「実例英文法」)。

家畜は雌雄で別の語がある場合があるので注意(例えばbull=雄 / cow=雌、lionの女性形は lioness)。これは、生活していく上で区別する必要があるので、自然にそのようになって行ったのだと想像できます(エスキモーには雪を表わす言葉が50以上あるということを聞いたことがあります)。

しゃべる場合に、迷ったら代名詞で受けるのをやめて “the …” と言えば問題ありません。言葉は時代とともに変化していきます。女性の権利意識の向上に伴って、”chairman”(議長)は男性専用の言葉だから女性には駄目ということで “chairwoman” という言葉が作られ、最近では “chairperson” という男女共用の言葉も作られました。

ここで笑い話を1つ。英語が全く分からない人が外国旅行をするというので、トイレの区別をどうやって見分けたらよいか友人に尋ねたところ「男性用には GENTLEMEN と書いてあって、女性用の LADIES より文字数が多いので、それで判断しなさい」と言われました。ところが実際には「MEN」ではなくて「WOMEN」の方に入ってしまいました。話が落ちたついでにもう1つ。入国カードに「SEX(ここでは性別の意味。正確を期すなら GENDER)」という欄があり、”3 times a week” と書いた人がいました(作り話です)。

英語の言葉の並べ方(所謂「英文法」) 「3。名詞」

(7)格変化

格変化は英語の構造を知る上で極めて大切です。
日本語では「私は/が」「私の」「私に/を」のように「私」に「は/が」「の」「に/を」をつけて(これらを助詞と呼びます)、「私」という言葉の働き(意味)を変えます。

英語では助詞というものがありません。その代わり名詞・代名詞を「格変化」させて、その働きをさせます。名詞・代名詞は全て、このように格変化します。I am a student.(主格:私は生徒です)。My name is .............(所有格:私の名前は・・・です)。He loves me.(目的格:彼は私を愛している)。

名詞の主格・目的格は同じ形をしていますが、所有格はboy’s / boys’ のようにアポストロフィエスをつけて作ります。代名詞については主格・所有格・目的格を九九のように覚えたので、我々は「格変化」するのだという意識がありますが、名詞も同じことです。ただ、形が極めてシンプルなだけです。

名詞の所有格は、主として人間・国・動物を表わす名詞に使われますが(無生物の場合には「of +名詞」を使う方が安全。例えば “the legs of the table”〔テーブルの足〕)、アメリカの日常の会話では “the table’s legs” のように所有格が頻繁に使われます。アメリカでは小学校までしか行かなかった私の娘は、今でも〔テーブルの足〕は ”the table’s legs” と言います。アメリカの大学まで行った息子は ”the legs of the table” で表現します(娘の話をしたら絶句していました。多分、十分に教養のある人は ”the legs of the table” と言うのではないかと思います)。

次の場合は、書き言葉でも、例外的に名詞の所有格が使われるようです。
the ship’s bell (船の鐘) the yacht’s mast (ヨットのマスト)
today’s paper (今日の新聞) tomorrow’s weather (明日の天気)
in two years’ time(2年後に) ten minutes’ break(10分の休憩)
a stone’s throw(石を投げれば届く距離)
for heaven’s sake / for goodness’ sake (お願いだから)
a summer’s day / a summer day (ある夏の日)
Progress in English という非検定教科書では「〔時を表わす単語〕〔地名・国名〕は慣用的に ‘s を使う」と説明しています。

a/the baker’s(パン屋)/ butcher’s(肉屋)/ florist’s(花屋)/ dentist’(歯医者)等は後の名詞(shop 等)が省略された表現です。従って ”go to the doctor” でも ”go to the doctor’s” でも文法的には可です。”We’re going to spend three days at my mother’s for the week-end.”(「週末は母のところで3日過ごすつもりです」)のような使い方もあります(mother’s house の意)。同じように、商店主の名前にアポストロフィエスをつけて店の名前として呼ぶことがあります(Sotherby’s「サザビー」)。この使い方は日本でも流行っていますのでよく見かけます。中にはアポストロフィエスを略した商店の名前もあります(デパートの「ハロッズ」は Harrods で「ハロッドのお店」の意)。
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