「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2009年10月

Destroyer, cargo ship collide(4)

Kurama’s bow burst into flames after it hit the cargo ship, whose containers also caught fire.

「Kurama’s」は、ここで読んできた読者には船名であることがハッキリしているので、「the」を取って固有名詞扱いになっています。

「bow」はここでは「船首、へさき」の意の名詞。「弓」「おじぎをする」の意もあります。

「burst into flames」の「burst」は「爆発する」の意で「burst – burst – burst」と活用し、ここでは過去形。「flames」は「焔(複数形)」の意で「burst into flames」は「急に燃え上がる」の意の成句です。

「hit」は「hit - hit - hit」と活用し、「を打つ、をたたく、をなぐる、にぶつかる、に命中する」等の日本語が対応します。ここでは過去形です。

「whose」は関係代名詞で「who / which」の所有格です。「the cargo ship’s」の代わりに使われています。

前述した通り「caught fire」の「caught」は「catch – caught - caught」の過去形。「意図せず火がついた、燃え上がった」の意。「catch on fire」とも言います。

「『くらま』の船首は急に燃え上がった、『くらま』がコンテナ船にぶつかった後で、そのコンテナ船のコンテナ(たち)も又燃え上がった」。

Destroyer, cargo ship collide(3)

The MSDF ship and the South Korean ship, the Carina Star, collided at 7:56 p.m. Tuesday about 1 kilometer west of the Kanmon bridge connecting Kitakyushu and Shimonoseki, Yamaguchi Prefecture, according to the JCG.

「MSDF」は「Maritime Self-Defense Force」の頭文字を取ったもの(「海上自衛隊」)。英語では名詞の前の名詞は「形容詞」の役割を果たすので「The MSDF ship」は「その海上自衛隊の船」の意となります。

「the Carina Star」は前後にカンマがありますので挿入句で、「the South Korean ship」を説明しています。後の「Yamaguchi Prefecture」も同じ。

「collided」は「衝突した」の意。

「connecting」は現在分詞で後ろから「the Kanmon bridge」を修飾しています。「which conects」でも同じです。

「the JCG」は「the Japan Coast Guard」の略(「海上保安庁」)。

「その海上自衛隊の船とその韓国の船『カリナ・スター』は、衝突した、火曜日午後7:56に、北九州と下関(山口県)をつないでいる関門橋の約1キロ西で、海上保安庁によれば」

Destroyer, cargo ship collide(2)

The MSDF said three crew members on the Kurama suffered minor injuries. The destroyer was without engine power and adrift off Ganryujima island in the strait as of 10:50 p.m. Tuesday.

「MSDF」は前に出て来た「Maritime Self-Defense Force」の頭文字を取ったもの。新聞ではなるだけ短いスペースに多くの情報を詰め込みたいので省略形はよく使われます。「said」の後の「that」も同じ趣旨で省かれています。

「crew members」は「クルーのメンバーたち」で、読売新聞では「乗組員」としています。

「the Kurama」は船の名前なので「the」がついています。

「suffer」はここでは「(苦痛・損害など)を受ける」の意の他動詞。「suffer from」で「を患う」という意味になります(この場合は自動詞)。

「injury」は「負傷、けが」の意。「minor injury」は「軽傷」のイメージになります。

「adrift」は「流されて」の意で、副詞・形容詞の両方の使い方があります。

「off Ganryujima island」の「off」は「・・・から離れて」が基本的な意味の前置詞です。事故現場は海の中ですから「巌流島の沖に(で)」のイメージになります。島の名前には「the」は付きません。

「as of」は「・・・現在」という意味の慣用句で、よく使われる表現です。

「海上自衛隊は、『くらま』の3人の乗組員が軽傷を負ったと言った(読売新聞では「海上幕僚監部によると、・・・」という表現になっています)。護衛艦『くらま』はエンジンが停止し、海峡の中にある巌流島沖で漂流していた、火曜日午後10:50現在」(読売新聞ではこの情報は飛ばされて「午後11時頃、自力航行を再開」とあります。原稿の締め切り時間の差でしょうか?

Human Rights for All(9)

Let’s think about the words she has said about the human rights of children.

All the children in the world have the same basic human rights. They have the right to live with their families, the right to go to school in peace, and the right to grow up in safety.

について解説します。
「Let’s」は「Let us」の短縮形で「・・・しよう」の意で、命令形ですから常に文頭で使
われます。「let」の基本的な意味は「妨げないでさせる」。「無理やりさせる」のが「make」、
「してもらう」のが「have」。

「think about」の「about」は通例「・・・について」という日本語が対応しますが、「・・・の周辺に」が基本的なイメージですから「think about」は「・・・について熟考する」イメージとなります。「think of」は「を思いつく、を思い出す、のことを思う、を予期する」の意です。

次に「the words」と出てくると、英語的には「theで特定しているが、どんなwords?」という反応になります。それに応えるのが次ぎの「she has said about the human rights of children」です。そうです。「この間に関係代名詞(that又はwhich)」が省かれています。文法的には「目的格の関係代名詞は省いてもよい」ということです。

書かれた英文を理解する場合(例えば入試)には「1つの文に動詞が2つあるから複文である」と考え、その場合に関係代名詞・接続詞が見つからなければ2つの文の間に「関係代名詞(that又はwhich)」又は「接続詞that」を入れてみてください。

「has said」は現在完了ですから「過去(言った)を今も引きずっているイメージ」になります。

「right」は「正しい(形容詞)」「右の(形容詞)」「正しく(副詞)」「権利(名詞)」等の意味で使われますが、ここでは文法上「名詞」としての使い方ですから「権利」の意です。

「彼女が子ども達の人権について言ったことがある言葉(たち)について熟考してみましょう」。

について解説します。
最初から動詞の前までの「All the children in the world」が主語になります。日本語では「世界中の全ての子ども達」のように「子ども達」を修飾する言葉をいくつでも前に持ってくることが出来ますが、英語には「世界中の」という意味を表す形容詞がないので前置詞を使って後ろから修飾します。後ろから修飾する道具が「関係代名詞」「前置詞句」「不定詞」「現在分詞・過去分詞」です。「前置詞句」「現在分詞・過去分詞」は、その前に「関係代名詞+be動詞」が省かれていると頭の中で整理しておけばスッキリします。

「the same …」という表現は理屈上常に「the」が伴います(「同じ・・・」というからには「特定」する必要があります)。

「世界中の全ての子ども達は、同じ基本的な人権を持っている」。

について解説します。
英語的には「the right」と特定しているので「どんな?」という反応になります。その疑問を埋めるのが「to live with their families」です。前述したように後ろから修飾する道具の1つである「不定詞」を使っています。

「go to school」で「学校へ行く」という1つの動詞のような扱いですから、「in peace(平和に)」は「school」を修飾するのではなく「go to school」を修飾していると考えるべきです。

「grow up」は「成長する」、「in safety」は「安全に」の意。

「彼らは彼らの家族たちと一緒に住む権利、平和に学校に行く権利、そして安全に成長する権利を持っている」。

Destroyer, cargo ship collide(1)

「自習帖」シリーズを続けます。今回は日本の新聞社の英字新聞を題材とします。

「英語でしゃべる」とは、頭の中の絵(イメージ)を
(1)英語の音で
(2)英語の単語を使って
(3)英語の言葉の並べ方に従って、[その絵(イメージ)を] 相手に送ること。

「英語を聞いて理解する」とは、音で送られてきた相手の頭の中にある絵(イメージ)を自分の頭の中に絵(イメージ)として再現することです。

「書いたものを理解する」場合には、「文字」で送られてきた相手の頭の中にある絵(イメージ)を自分の頭の中に絵(イメージ)として再現することです

日本の新聞の英字新聞を題材とした理由は、ここにあります。日本の新聞が取り上げていることは、我々は既に知っていることです。即ち、その件については頭の中に一定の絵(イメージ)を既に持っているので理解しやすいというメリットがあるからです。

例えば、今日取り上げた(The Daily Yomiuri)「Destroyer, cargo ship collide」なる写真付きのヘッドラインを見たら「destroyer」「collide」の意味は容易に類推できるでしょう。

The Maritime Self-Defense Force destroyer Kurama and a South Korean-registered container ship collided and caught fire Tuesday night in the Kannmon Strait, according to the Japan Coast Guard.

「maritime」は「marine」の同義語で「海の」の意の形容詞。「marine」には「海軍の」という意味もあり(marine officersは「海兵隊士官」の意)、日本では自衛隊は軍隊ではないことになっており、その辺も考慮して命名されたのかも知れません。

「Self-Defense Force」の「self-defense」は「自己防衛」の意。「force」は「力、軍事力」の意。英語的には「self-defense」は「force」を修飾するので「自己防衛の軍事力」という意味になりますが「自衛隊」の正式な英文名です。

「destroyer」は「破壊者、駆逐艦」の意です。しかし日本では「護衛艦」の名称で呼んでいます。著者の持っている電子辞書の和英で「護衛艦」を引くと「convoy」と出ています。これも日本では自衛隊は軍隊ではないことになっているのと関係があるのかも知れません。

「The Maritime Self-Defense Force destroyer Kurama」は「海上自衛隊(の)護衛艦『くらま』ということになるでしょう(読売新聞では「海上自衛隊佐世保基地所属の護衛艦『くらま』」となっています)。「the」がついているのは一種の言語慣習と考えればよいでしょう。新聞や船の名前には「the」をつけることが出来ます(「The Times」「The Daily Yomiuri」「The Mayflower」等)。

「South Korea」は「韓国」、「韓国の」は「South Korean」。船は登録(registration, register, entry, registry)が必要です。韓国で登録すれば「韓国籍」となります。「韓国籍のコンテナ船」は「a container ship of South Korean registry」と表現することも出来ますが、「a South Korean-registered container ship」(「韓国の」「登録された」「コンテナ船」)という表現も可能です。しかも「韓国の登録された」が1つのイメージですのでハイフォンで結んでいます。ハイフォンで結ぶということは、どんなに長くなっても1語であるということです。

「collide」は「衝突する」。名詞は「collision」。

「caught fire」の「caught」は「catch – caught - caught」の過去形。「意図せず火がついた、燃え上がった」の意。「catch on fire」とも言います。読売新聞では「両船炎上」の見出しです。

「the Kannmon Strait」は「関門海峡」の意。海、川、群島、山脈、砂漠、地域の名前にも「the」が付きます。

「according to」は「・・・によれば」の意の慣用句。新聞では情報元を明示するためによく使われる表現です。

「the Japan Coast Guard.」の「the Coast Guard」は米では「沿岸警備隊」を意味します。英語的には「日本の沿岸警備隊」となりますが、「海上保安庁」のホームページを検索したところ「Japan Coast Guard」の表示がありました。

「海上自衛隊(の)護衛艦『くらま』と一隻の韓国籍のコンテナ船が衝突し、炎上した、火曜日の夜に、関門海峡(の中)で、海上保安庁によれば」。→「海上保安庁によれば、火曜の夜、関門海峡で、海上自衛隊護衛艦『くらま』と韓国籍コンテナ船が衝突、炎上した」。
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