「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2011年01月

日本人の間違えやすい英語―実際の授業から(5)

(5)間接話法に弱い傾向があります

ビジネスにおいては、メールは欠かせないツールになっているものと思われますが、基本的には間接話法で書かれているので、ビジネスマンには避けて通れないものです。詳しくはこのブログの「英文法」の中の「話法」を参照してください。

直接話法と間接話法
人の言葉を伝えるには、直接話法と間接話法の2つがあります。

直接話法:人の言葉をそのまま伝えます。例えば He said, “I played tennis.” この場合、実際に彼の口から “I played tennis.” という言葉が発せられた訳です。

間接話法:人の言葉を話者の言葉に直して、その意味を出来るだけ正確に伝えます。上記の文は He said that he had played tennis. となります。通常 that は省略出来ますが、ある動詞の後では省略出来ませんので、我々は全てthat を使う様にしましょう。

試験などで直接話法を間接話法に変換する場合には色々と「規則(① Yes/No で答える疑問文では “ask … if”、命令文は “tell …to …”、所謂「時制の一致」等 )」がありますが、一番大切なことは「間接話法では、その場面を遠くから観察して客観的に叙述する」という態度を貫くことです。

日本人の間違えやすい英語―実際の授業から(4)

(4)文末の前置詞を忘れる傾向がある

実際の授業からの「間違い」:
「座るものが何もなかった」⇒ “There was nothing to sit.”

「何か飲むもの」⇒ “something to drink” という表現は、ある程度英語ができる人は皆使えます。これが下敷きになって「何か座るもの」⇒ “something to sit” としてしまうのでしょう。

[アドバイス①]
これも頭の中の絵をよく見れば「(その上に)座るものが何もなかった」と認識できるハズです。

[アドバイス②]
“something to drink” は “drink” が他動詞なので “drink something” の関係になることを「文法的」に理解しましょう。そうすれば “nothing to sit” は “sit nothing” の関係になることが理解できます。昨日使った例文 “They decided to play a joke to their professor.”の下線部を引き出すための質問は “Who did they decide to play a trick on?” となります。

日本人の間違えやすい英語―実際の授業から(3)

(3)「・・・に」を常に「to …」で対応する傾向がある

最近の実際の授業からの「誤用」を紹介します。

① 「ある日彼らは彼らの教授にいたずらをすることにした」⇒ “One day they decided to play a joke to their professor.”(「正解」は “on”)
② 「彼女は彼に本当に特別な何かを買ってあげたかった」⇒ “She wanted to buy something really special to him.” (「正解」は “for”、または “She wanted to buy him something really special.”)

他によく出会う「誤用」:
③ 「上司に聞いてみます」⇒ “I’ll ask to my boss.” (「正解」は “to”は不要)

これも「to = ・・・に」と1対1で対応させて覚えた悪影響の一つだと考えられます。

[アドバイス①]
前置詞の持つ基本的なイメージを正確に再認識することが第一に必要です。 “to” は「方向・到達点(・・・に、・・・まで)」を示します。 “on” は「接触」、“for” は「方向(・・・に)」。“to” も “for” も「方向」を示しますが、“to” は「実際にそこまで」のイメージになるのに対して “for” は「そちらの方向に向かっているだけで、『実際にそこまで』はイメージさせません」。 “I went to the convenience store.” なら実際にコンビニに到着したことが含意されますが、“I went for the convenience store.” なら実際にコンビニに到着したかどうかは分かりません。

[アドバイス②]
言いたいことをイメージ化する練習を普段から行う。①の例では「彼らがいたずらをする」で「SVO」の形は整っていますので1つの絵が完全に送れます。そうすると次に「いたずらの対象」をイメージさせる前置詞が必要です。「対象」には “to” ではなくて “on” です。
「彼らは敵に攻撃を加えた」⇒ “They made an attack on the enemy.”

[アドバイス③]
上記②を例文と共に覚える。これにより実際にスムースに使えるようになります。

日本人の間違えやすい英語―実際の授業から(2)

(2)「Who=誰が」と反応しやすい
例えば「George and Carol decided to play a joke on their professor.」という言語材料を使って「英語回路構築トレーニング」をやります。

先生: Please answer my question in a short form : like “Yes, it is.” “No, I don’t.”
George and Carol decided to play a joke on their professor.
Who did they decide to play a joke on, Mr/Ms.....?
生徒: George and Carol (did). と反応しやすいです。

これは多分私たちが学校で「who = 誰が」「whose = 誰の」「whom = 誰を」と習ったため、「Who」と聞いただけで「誰が」と反応しやすいためだと考えられます。

[アドバイス①]
英語の構造は「主語」の直ぐ後の語が動詞です。「Who decided …」と聞こえてきたら「Who」が主語です。「Who did they decide …」聞こえてきたら「they」が主語です。

[アドバイス②]
口語では「whom」は死語と考えてもよいです。

[アドバイス③]
文末の前置詞は「強く」は発音されます。

日本人の間違えやすい英語―実際の授業から(1)

タイトルは大上段に振りかぶっていますが、著者の実際の授業をベースにして「役に立つアドバイス」を心がけて解説していきたいと思います。取りあえず今日から5回、今思いだせる範囲のものを掲載します。その後は授業で気がつく度に紹介していきます。

(1)「ハイ=Yes」「イイエ=No」と反応しやすい
例えば「There is a boy in the water.」という言語材料を使って「英語回路構築トレーニング」をやります。

先生:Is there a boy in the water, Mr/Miss …?
生徒:Yes, there is a boy in the water.

先生:Is the boy in the water, Mr/Miss …?
生徒:Yes, he is in the water.(ここで間違った反応をする生徒さんはいません)

先生:Isn’t he in the water, Mr/Miss …?
生徒:No, he is in the water. とする生徒さんが大分います。

先生:He is in the water, isn’t he, Mr/Miss …?
生徒:「Yes」で答えるべきか「No」で答えるべきか迷う生徒さんが大分います。

先生:He isn’t in the water, is he, Mr/Miss …?
生徒:初心者の場合「Yes」で答えるべきか「No」で答えるべきか大抵は混乱します。

これらは全て「ハイ⇒Yes」「イイエ⇒No」の思考回路を通っているからだと推察されます。

[アドバイス①]
日本語と英語とは「1対1」では対応していないということを先ず認識して下さい。目で見ることのできる物・人を表す名詞は「1対1」で対応させても(例えば apple=リンゴ)、「間違い」になることは先ずないでしょうが、「リンゴ」という日本語を意識すると「日本語の回路」が働き出して、英語の音を聞き取る精度が悪くなります。

[アドバイス②]
自分の答えようとする文に「not / no」がなければ「yes」、あれば「no」。

[アドバイス③]
頭の中の絵=イメージを見て、「あれば(存在していれば) Yes」「なければ(存在していなければ) No」「やっていれば Yes」「やっていなければ No」
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