英語でコミュニケーションするということは、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合う」ことを意味します。
英字新聞の「見出し+第1段落」を言語材料として、引き続き「頭の中の絵(イメージ)」「英語の単語」「英語の語順」を中心に解説していきます。
見出し: TV host retires over gangster ties
Shinsuke Shimada denies deliberate wrongdoing, but admits ‘rules are rules’
第1段落:Popular TV personality Shinsuke Shimada on Tuesday night announced his retirement from the entertainment business, effective immediately, due to his relationship with a member of an organized crime group.
(THE DAILY YOMIURI : Thursday, August 25, 2011)
見出し:
[英語の単語]
TV host:テレビの司会者
gangster:ギャング、やくざ、暴力団員
deny:を否定する
deliberate:故意の
wrongdoing:悪事(を働くこと)、犯罪
「テレビの司会者が暴力団員との結びつきのことで引退した」
「島田伸介は故意の悪事を否定したが、『決まりは決まり』と認めた」
第1段落:
[英語の単語]
crime:犯罪
[英語の語順]
基本的には、最初の言葉から動詞までが主語で、日本語の「が」「は」が対応します。ここでは「Popular TV personality Shinsuke Shimada」が主語。この『「が」「は」』を意識することが大切です。英語は、日本語のように助詞がないので、その代わりに語順で言葉に意味を持たせます。
通常次が動詞ですが(ここではannounced⇒他動詞)。その前に副詞句の「on Tuesday night」が来て、次の「his retirement」が目的語となり「彼の引退を」の意味を付与します。英語は、日本語のように助詞がないので、ここでも、その代わりに語順で言葉に意味を持たせています。ここまでで「人気のあるテレビのパーソナリテイである島田伸介が火曜日の夜に彼の引退を発表した」のイメージになります。
次に「from」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが接続詞で始まることもあります。
「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。
from the entertainment business:芸能界からの(前のretirementを修飾)
, effective immediately, :挿入句。「即刻」
due to his relationship :「彼の関係のために」
with a member of an organized crime group:「組織された犯罪グループのメンバー1人との(relationshipを修飾)」
以上をどのような日本語に置き直すかは、毎回申し上げているように、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、直接、自分が使える語彙を使うと旨く行きます。
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合う」ことを意味します。
英字新聞の「見出し+第1段落」を言語材料として、引き続き「頭の中の絵(イメージ)」「英語の単語」「英語の語順」を中心に解説していきます。
見出し: TV host retires over gangster ties
Shinsuke Shimada denies deliberate wrongdoing, but admits ‘rules are rules’
第1段落:Popular TV personality Shinsuke Shimada on Tuesday night announced his retirement from the entertainment business, effective immediately, due to his relationship with a member of an organized crime group.
(THE DAILY YOMIURI : Thursday, August 25, 2011)
見出し:
[英語の単語]
TV host:テレビの司会者
gangster:ギャング、やくざ、暴力団員
deny:を否定する
deliberate:故意の
wrongdoing:悪事(を働くこと)、犯罪
「テレビの司会者が暴力団員との結びつきのことで引退した」
「島田伸介は故意の悪事を否定したが、『決まりは決まり』と認めた」
第1段落:
[英語の単語]
crime:犯罪
[英語の語順]
基本的には、最初の言葉から動詞までが主語で、日本語の「が」「は」が対応します。ここでは「Popular TV personality Shinsuke Shimada」が主語。この『「が」「は」』を意識することが大切です。英語は、日本語のように助詞がないので、その代わりに語順で言葉に意味を持たせます。
通常次が動詞ですが(ここではannounced⇒他動詞)。その前に副詞句の「on Tuesday night」が来て、次の「his retirement」が目的語となり「彼の引退を」の意味を付与します。英語は、日本語のように助詞がないので、ここでも、その代わりに語順で言葉に意味を持たせています。ここまでで「人気のあるテレビのパーソナリテイである島田伸介が火曜日の夜に彼の引退を発表した」のイメージになります。
次に「from」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが接続詞で始まることもあります。
「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。
from the entertainment business:芸能界からの(前のretirementを修飾)
, effective immediately, :挿入句。「即刻」
due to his relationship :「彼の関係のために」
with a member of an organized crime group:「組織された犯罪グループのメンバー1人との(relationshipを修飾)」
以上をどのような日本語に置き直すかは、毎回申し上げているように、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、直接、自分が使える語彙を使うと旨く行きます。