英語でコミュニケーションするということは、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合う」ことを意味します。
引き続き「頭の中の絵(イメージ)」「英語の単語」「英語の語順」を中心として解説します。話題は、エルピーダの会社更生法の申請についてです。
見出し:Elpida seeks bankruptcy protection
Chip maker falls to yen, Asian rivals
第1段落:Struggling semiconductor maker Elpida Memory Inc. filed for bankruptcy protection Monday after giving up on efforts to rebuild itself with government support.
(The Japan Times 電子版: Tuesday, Feb. 28, 2012)
見出し:
[英語の単語]
bankruptcy:破産
protection:保護
bankruptcy protection:「会社更生法」のこと
fall to:に陥落する
「エルピーダが会社更生法を求めた」(新聞の見出しの現在形は過去を表します)
「チップメーカーは円とアジアのライバルたちに陥落した」
第1段落:
[英語の単語]
struggle:もがく、あがく
file:をファイルする、(告訴・申請書など)を提起する・提出する。ここでは自動詞として使われています。
rebuild:を再建する、を改造する
[英語の語順]
英語では、基本的には最初の言葉から動詞までが主語です(ここではStruggling semiconductor maker Elpida Memory Inc.)。そして日本語の「が」「は」が対応します。次の「filed」が動詞です。主語+動詞までで「もがいていた半導体メーカーのエルピーダ・メモリーが申請した」のイメージになります。
次に「for」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが接続詞で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。
for bankruptcy protection:「会社更生法に向かって」(「会社更生法に向かって申請した」⇒「会社更生法を適用するように申請した」)
Monday:「月曜日に」
after giving up:「ギブ・アップした後で」
on efforts :「努力に関して」
to rebuild itself:「自分自身を立て直す」(直前のeffortsを修飾)。所謂不定詞の形容詞的用法ですが、「to」は指差すイメージの言葉ですので、「努力に関して」⇒「どんな努力?」という気持ちに応えるもので、結果的に所謂不定詞の形容詞的用法になるというだけのことです。
with government support:「政府の支援と一緒になって」
以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合う」ことを意味します。
引き続き「頭の中の絵(イメージ)」「英語の単語」「英語の語順」を中心として解説します。話題は、エルピーダの会社更生法の申請についてです。
見出し:Elpida seeks bankruptcy protection
Chip maker falls to yen, Asian rivals
第1段落:Struggling semiconductor maker Elpida Memory Inc. filed for bankruptcy protection Monday after giving up on efforts to rebuild itself with government support.
(The Japan Times 電子版: Tuesday, Feb. 28, 2012)
見出し:
[英語の単語]
bankruptcy:破産
protection:保護
bankruptcy protection:「会社更生法」のこと
fall to:に陥落する
「エルピーダが会社更生法を求めた」(新聞の見出しの現在形は過去を表します)
「チップメーカーは円とアジアのライバルたちに陥落した」
第1段落:
[英語の単語]
struggle:もがく、あがく
file:をファイルする、(告訴・申請書など)を提起する・提出する。ここでは自動詞として使われています。
rebuild:を再建する、を改造する
[英語の語順]
英語では、基本的には最初の言葉から動詞までが主語です(ここではStruggling semiconductor maker Elpida Memory Inc.)。そして日本語の「が」「は」が対応します。次の「filed」が動詞です。主語+動詞までで「もがいていた半導体メーカーのエルピーダ・メモリーが申請した」のイメージになります。
次に「for」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが接続詞で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。
for bankruptcy protection:「会社更生法に向かって」(「会社更生法に向かって申請した」⇒「会社更生法を適用するように申請した」)
Monday:「月曜日に」
after giving up:「ギブ・アップした後で」
on efforts :「努力に関して」
to rebuild itself:「自分自身を立て直す」(直前のeffortsを修飾)。所謂不定詞の形容詞的用法ですが、「to」は指差すイメージの言葉ですので、「努力に関して」⇒「どんな努力?」という気持ちに応えるもので、結果的に所謂不定詞の形容詞的用法になるというだけのことです。
with government support:「政府の支援と一緒になって」
以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。