「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2012年02月

英字新聞の「見出し+第1段落」(179。「bankruptcy protection」「fall to」「struggle」「file」「rebuild」)

英語でコミュニケーションするということは、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合う」ことを意味します。

引き続き「頭の中の絵(イメージ)」「英語の単語」「英語の語順」を中心として解説します。話題は、エルピーダの会社更生法の申請についてです。

見出し:Elpida seeks bankruptcy protection
Chip maker falls to yen, Asian rivals
第1段落:Struggling semiconductor maker Elpida Memory Inc. filed for bankruptcy protection Monday after giving up on efforts to rebuild itself with government support.
(The Japan Times 電子版: Tuesday, Feb. 28, 2012)


見出し:
[英語の単語]
bankruptcy:破産
protection:保護
bankruptcy protection:「会社更生法」のこと
fall to:に陥落する

「エルピーダが会社更生法を求めた」(新聞の見出しの現在形は過去を表します)
「チップメーカーは円とアジアのライバルたちに陥落した」

第1段落:
[英語の単語]
struggle:もがく、あがく
file:をファイルする、(告訴・申請書など)を提起する・提出する。ここでは自動詞として使われています。
rebuild:を再建する、を改造する

[英語の語順]
英語では、基本的には最初の言葉から動詞までが主語です(ここではStruggling semiconductor maker Elpida Memory Inc.)。そして日本語の「が」「は」が対応します。次の「filed」が動詞です。主語+動詞までで「もがいていた半導体メーカーのエルピーダ・メモリーが申請した」のイメージになります。

次に「for」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが接続詞で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。

for bankruptcy protection:「会社更生法に向かって」(「会社更生法に向かって申請した」⇒「会社更生法を適用するように申請した」)

Monday:「月曜日に」

after giving up:「ギブ・アップした後で」

on efforts :「努力に関して」

to rebuild itself:「自分自身を立て直す」(直前のeffortsを修飾)。所謂不定詞の形容詞的用法ですが、「to」は指差すイメージの言葉ですので、「努力に関して」⇒「どんな努力?」という気持ちに応えるもので、結果的に所謂不定詞の形容詞的用法になるというだけのことです。

with government support:「政府の支援と一緒になって」

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。

英字新聞の「見出し+第1段落」(178。「blast」「injure」「riot」「rage」「grenade」「wound」「emerge」)

英語でコミュニケーションするということは、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合う」ことを意味します。

引き続き「頭の中の絵(イメージ)」「英語の単語」「英語の語順」を中心として解説します。話題は、アフガニスタンでの米兵によるコーラン焼却に端を発した暴動についてです。世界各地で毎日のように起っている暴動のニュースによく出てくる単語が並んでいます。

見出し:Blast Injures U.S. Soldiers as Riots Rage in Afghanistan
第1段落:A grenade thrown by Afghan protesters wounded at least six American service members in northern Afghanistan on Sunday, officials said, as new details emerged in the investigation of the shooting death of two American officers within the Interior Ministry building the day before.
(The New York Times 電子版: Sunday, February 26, 2011)


見出し:
[英語の単語]
blast:発音は[bla:st]。名詞では「突風、爆発、一吹き」等の意。動詞では「を爆破する」
injure:を傷つける
as:等価性を表す。日本語の対応は文脈によります。「同時性」「背景、理由」を表すことが多いです。
riot:暴動、騒動
rage:動詞では「激怒する、荒れ狂う、高まる」

「爆発が米兵を傷つけた、暴動がアフガニスタンで荒れ狂った(最中に)」(新聞の見出しの現在形は過去を表します)

第1段落:
[英語の単語]
grenade:読み方は[グラネイド]。フランス語の「ざくろ」が語源。「手榴弾」
wound:発音は[wu:nd]。「を傷つける」
service:ここでは「兵役、軍務、軍」の意。
emerge:(問題・事実などが)現れる
Interior Ministry:内務省

[英語の語順]
英語では、基本的には最初の言葉から動詞までが主語です(ここではA grenade thrown by Afghan protesters)。そして日本語の「が」「は」が対応します。次の「wounded」が動詞です。「at least six American service members in northern Afghanistan」が動詞の目的語。

A grenade:「手榴弾」

thrown by Afghan protesters:「アフガニスタンの抗議者たちによって投げられた」(直前のgrenadeを修飾)

wounded at least six American service members:「少なくとも6人のアメリカの軍のメンバーを傷つけた」

in northern Afghanistan:「アフガニスタン北部で」

on Sunday:「日曜日に」

, officials said,:「と高官たちが言った」

as new details emerged:「一方、新しい詳細が表れた」

次に「in」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが接続詞で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。

in the investigation of the shooting death of two American officers:「2人のアメリカ人高官の射殺の捜査の中で」

within the Interior Ministry building:「内務省の建物の内部での」(直前のshooting death of two American officersを修飾)

the day before.:「その前の日の」(直前のshooting death of two American officers within the Interior Ministry buildingを修飾)

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。

英字新聞の「見出し+第1段落」(177。「multiple-choice」「infer」)

英語でコミュニケーションするということは、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合う」ことを意味します。

英字新聞(電子版)を使って「頭の中の絵(イメージ)」「英語の単語」「英語の語順」を中心にして解説します。今回の話題は、日本の大学生の25%が「平均」の意味を知らなかったという衝撃の事実の核心部分です。「平均」の問題を英語で表現するとこうなるという例で取り上げてみました。

見出し:25% of college students fail basic math question
核心部分:In a multiple-choice question on what could be inferred from a sentence stating that the average height of 100 students was 163.5 cm, 76 percent chose the right answer: the total height of the 100 students was 16,350 cm.
The other 24 percent selected either an answer stating that students whose height was around 163.5 cm formed the largest group among the 100, or an answer that the number of students taller or shorter than the average was the same.
(The Japan Times 電子版 : Sunday, February 26, 2012)


見出し:「大学生の25%が基本的な算数の問題に失敗した」(新聞の見出しでの現在形は過去を表します)

核心部分:
[英語の単語]
multiple-choice:多肢選択式の
infer:を推察・推測・推論・推量する
either A or B:AまたはBのどちらか

[英語の語順]
英語では、基本的には最初の言葉から動詞までが主語で日本語の「が」「は」が対応しますが、ここでは「In」と前置詞で始まっていますので、カンマまでは挿入句です。この挿入句の中でも「In」から次の前置詞までが一塊の情報です。

In a multiple-choice question:「多肢選択式の質問の中で」

on what could be inferred:what は先行詞を含む関係代名詞ですから「the thing which」で置き直すことができます。「on the thing which could be inferred」⇒「推論され得るところのことについての⇒何が推論できるかの」(直前のmultiple-choice questionを修飾)

from a sentence:「1つの文から」

stating that the average height of 100 students was 163.5 cm,:「100人の生徒の平均の高さが163.5 cmであったと述べている」(直前のsentenceを修飾)

76 percent chose the right answer:主語は「76 percent」、動詞は「chose」、動詞の直後に前置詞がない場合には、その語句は動詞の目的語となり、日本語の「を」「に」が対応します。そこまでで「76%が正しい答えを選択した」のイメージになります。

: the total height of the 100 students was 16,350 cm.:「即ち、100人の全部の高さは16,350 cmである(を選択した)」。「was」と過去形になっているのは、所謂「時制の一致」。

The other 24 percent selected either an answer stating that students whose height was around 163.5 cm formed the largest group among the 100, or an answer that the number of students taller or shorter than the average was the same.

The other 24 percent selected either an answer:「他の24%は1つの答えを選んだか」

stating that students whose height was around 163.5 cm formed the largest group among the 100」:「(その1つの答えは)高さが163.5 cmくらいの生徒たちが100人の中で一番大きなグループを形成すると述べている」

or an answer that the number of students taller or shorter than the average was the same.:「或いは、平均よりも高かったり、低かったりする生徒の数は同じである、という答え(を選んだ)」

大学生4分の1「平均」理解せず

表記の記事を昨日の日経で読んで、英語を教えている著者が日頃感じていることと共通点がある問題が目を引いた。

それは「2次関数Y=−[Xの二乗]+6X−8のグラフはどのような放物線か。重要な特徴を文章で3つ答えなさい」というもので、正答率(ほぼ正答を含む)は53%、『上に凸』などが正しいが『曲がった感じのやつ』とか『細い』といった誤答が続出した」という部分だ。

「2次関数Y=−[Xの二乗]+6X−8のグラフ」は描くことができ、「頂点の座標軸」「Y軸と交わる点」は計算できるのに、放物線の形を日本語で正しく表現出来ない人が続出した、ということであろう。

「曲がった感じのやつ」とか「細い」といった描写は、放物線の形の一部は表しているが、逆に「曲がった感じのやつ」とか「細い」放物線を描いてみよ、と言われても描けない。日本人の英語表現と共通するところが多い。

コミュニケーションするということは「頭の中の絵(イメージ)を、音または文字で、単語を使って、正しい語順でお互いに送り合う」こと。日本人は、この「頭の中の絵(イメージ)」を言葉でキチンと描写するのが弱いと日頃大いに感じています。

その根底には「相手に正しく分かってもらう」しゃべり方が、時として相手の感情を傷つけるため「何となく的」な表現が幅を利かせているからではないかと邪推しています。

「平均」の意味もアバウトに「真ん中のあたり」のイメージで使っていても、生活上不自由していないからでしょう。「中央値」や「最頻値」を知らないのは数学の問題かも知れませんが、「平均」の正しい意味を知らないのは、決して「論理的思考」や「数学」の問題でなく「国語」の問題だと考えます。

「2次関数Y=−[Xの二乗]+6X−8のグラフ」を描写するのに、「上に凸」という表現を知らなくても「下に行くにつれて広がる釣鐘のような形」など「人に分からせる」描写の仕方は沢山あるハズです。

英字新聞の「見出し+第1段落」(176。「civil servant」「pay cut」「clear」「opposition」「get way」「collective bargaining」「ban」「remain」「in place」「bill」「enact」「legislation」「disaster」)

英語でコミュニケーションするということは、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合う」ことを意味します。

英字新聞(電子版)を使って「頭の中の絵(イメージ)」「英語の単語」「英語の語順」を中心にして解説します。今回の話題は、公務員の給与カットについてです。

見出し:Civil servant pay cuts clear Lower House
Opposition gets way: Collective bargaining ban remains in place
第1段落:The Lower House passed a bill Thursday to cut civil servants' salaries 7.8 percent for two years in a move expected to save taxpayers \580 billion.
第2段落:The bill was immediately sent to the Upper House, which is expected to enact the legislation by the end of the month. The saved money will be used to finance reconstruction of the disaster-hit Tohoku region.
(The Japan Times 電子版 : Friday, February 24, 2012)


見出し:
[英語の単語]
civil servant:「civil」は「民間人の」の意。「民間人の僕」=公務員(主に英、米では public servant)
pay cut:給与のカット
clear:動詞では「を片づける、をクリアする、を通過する」等の意。
Lower House:衆議院
opposition:反対、野党
get way:get/have one’s (own) way の意で「自分の思い通りにする」
collective bargaining:団体交渉
ban:禁止
remain:(ある場所に)とどまる、のままである
in place:適当な所に、(法律・政策などが)機能している

「公務員の給与カットが衆議院を通過した」(新聞の見出しでの現在形は過去を表します)
「野党は自分の思い通りになった:団体交渉の禁止はそのまま」

第1段落:
[英語の単語]
bill:法案

[英語の語順]
英語では、基本的には最初の言葉から動詞までが主語で(ここではThe Lower House)、日本語の「が」「は」が対応します。動詞は「passed」、動詞の直後に前置詞がない場合には、その語句は動詞の目的語となり、日本語の「を」「に」が対応します。そこまでで「衆議院は1つの法案を通した」のイメージになります。

Thursday:on Thursdayのonが省略された表現。「木曜日に」

次に「to」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが接続詞で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。

to cut civil servants' salaries 7.8 percent:「to」は「指差す」イメージの言葉。「衆議院は1つの法案を通した」⇒「どんな法案?」⇒「公務員の給与をカットする、7.8パーセント」のイメージ。

for two years :「2年の間」

in a move:「動きの中で」

expected to save taxpayers \580 billion.:「納税者に5800億円を節約すると期待されている」(直前のmoveを修飾)

第2段落:
[英語の単語]
Upper House:参議院
enact:を制定する、を成立させる
legislation:法律
disaster:災害

[英語の語順]
最初の言葉から動詞までが主語で(ここではThe bill)、日本語の「が」「は」が対応します。動詞は「was (immediately) sent」。ここまでで「その法案は直ちに送られた」のイメージになります。

次に「to」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが接続詞で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。

to the Upper House:「参議院に」

, which is expected :「参議院は期待されている」

to enact the legislation:「その法律を成立させることを」

by the end of the month:「月末までには」

The saved money will be used to finance reconstruction of the disaster-hit Tohoku region.:「その節約された金は使われるであろう、災害に見舞われた東北地方の復興に当てるのに」

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。
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