「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2012年07月

英字新聞の「見出し+第1段落」(290。「fuel」「deficit」「trillion」「offset」「soar」「sluggish」「outcome」「affect」「gloomy」「outlook」「amid」「sovereign debt」「resource」)

英語でコミュニケーションするということは、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合う」ことを意味します。

このことは、英語を母語としない我々日本人が「英語を使える」ものにしようとすれば、次の練習を積むことが必須なことを示唆しています。
頭の中の絵(イメージ)を「英語の語順」に合う方法で上手に整理すること。即ち「誰が、誰に、何をしているか」、そして「どこで」「いつ」「なぜ」「どうやって」を意識的に意識すること。
この絵(イメージ)をいちいち日本語に訳さないこと。
英語の発音をチャンと身につけること。
英語の単語を身につけること。
英語の語順に慣れること。

本シリーズは英字新聞の記事を題材にした「‘の中の絵(イメージ)」「け儻譴涼姥譟廖岫ケ儻譴慮貊隋廚硫鮴發任后については、本ブログの「音の英文法」を参照下さい。△砲弔い討蓮屬海譴鮠錣飽媼韻垢襪海函廖峇靴譴襪海函廚大切ですが、最初のうちは、どうしても日本語が先に浮かぶと思います。その場合は、その日本語を、もう一度「絵(イメージ)」に転換し、その「絵(イメージ)」をよく見て発話することをお勧めします。

今回の話題は「日本の今年上半期の貿易赤字」についてです。

見出し:Fuel imports put trade deficit near \3 trillion
Record offsets recovering exports as energy needs soar in first half
第1段落:The trade deficit grew to a record \2.915 trillion from January to June as rising energy imports more than offset a recovery in exports, the government said Wednesday.
第2段落:The sluggish outcome highlights the difficulties faced by the economy, which has been affected by a stronger yen, a gloomy global outlook amid the sovereign debt crisis in Europe and growing demand for nonnuclear energy resources.
(The Japan Times 電子版: Thursday, July 26, 2012)


見出し:
[英語の単語]
fuel:燃料
deficit:不足、赤字、債務超過、身体障害。反対は「surplus」。
trillion:1兆。million⇒billion⇒trillionと3ケタずつ位が上がっていきます。
record:記録、最高記録、最低記録
offset:動詞では「を相殺する」
soar:急に上がる(主として新聞用語)
as:接続詞として使われている場合:
_燭が他の何かが起きている時に(同じ時に)起きる」場合に使われます。
◆嵌羈咾垢襪海箸砲茲辰篤韻犬笋衒で何かが起きたり、行われる」場合に使われます
「何かをする・何かが行われる場合の理由・背景を伝える」場合に使われます。
きの裏返しで「・・・であるけど(even though)」の意味でも使われます。
ここではの使い方。

[英語の語順]
Fuel imports put trade deficit:英語では、原則として、最初の言葉から動詞までが主語で日本語の「は」「が」が対応します。そして動詞の直後に前置詞がなければ、その語句は目的語の役割を果たし、日本語の「を」「に」が対応します。「燃料の輸入貿易(の)赤字置いた」。見出しの動詞の現在形は過去を表します。「put」は「あるところに位置させる」が基本イメージです。

次に「near」と「接続詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが、「接続詞」で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。しゃべる時には、この一塊の情報ごとに区切って話すと「絵(イメージ)」が伝わりやすいです。

near \3 trillion:「3兆円の近くに」

Record offsets recovering exports:「最高記録が回復しつつある輸出高を相殺した」。「exports」と可算名詞として使われていますので「輸出品、輸出高(額)」の意になります。

as energy needs soar:「エネルギー資源(燃料のこと)の需要が急に上がったので」

in first half:「上半期に」

第1段落:
[英語の単語]
more than:数詞の前ではなく「名詞・形容詞・副詞・動詞・節」の前につくと、「十二分に、・・・どころではなく、・・・以上で」のイメージになります。

[英語の語順]
The trade deficit grew:「貿易(の)赤字成長した」

to a record \2.915 trillion:「記録的な2.915兆円に」

from January to June:「1月から6月で」

as rising energy imports more than offset a recovery in exports, :「増え続けているエネルギー(の)輸入額が十二分に輸出額における回復を相殺したため」

the government said Wednesday.:「と政府は言った、水曜日に」

第2段落:
[英語の単語]
sluggish:怠惰な、反応が遅い、緩慢な、不振の、不活発な
outcome:結果、成果
affect:に影響する
gloomy:薄暗い、憂鬱な、悲観的な
outlook:見晴らし、見通し、見解
amid:前置詞。「・・・の真ん中に(で)」
sovereign debt:国債
resource:資源

[英語の語順]
The sluggish outcome highlights the difficulties:「その不振な結果難しさ 目立たせている」

faced by the economy:「経済によって直面させられた」(直前のdifficultiesを修飾)

, which has been affected:挿入節。「その経済は影響されてきているのだが」

by a stronger yen,:「より強い円(によって)」

a gloomy global outlook amid the sovereign debt crisis in Europe:「欧州における国債危機の最中での悲観的な国際的展望(によって)」

and growing demand for nonnuclear energy resources.:「そして、大きくなりつつある核を使わないエネルギーを求めての需要(によって)」

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順・イメージを伝える順番が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。

英字新聞の「見出し+第1段落」(289。「win」「stage」「upset」「strike」「go down」「feat」「alongside」)

英語でコミュニケーションするということは、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合う」ことを意味します。

このことは、英語を母語としない我々日本人が「英語を使える」ものにしようとすれば、次の練習を積むことが必須なことを示唆しています。
頭の中の絵(イメージ)を「英語の語順」に合う方法で上手に整理すること。即ち「誰が、誰に、何をしているか」、そして「どこで」「いつ」「なぜ」「どうやって」を意識的に意識すること。
この絵(イメージ)をいちいち日本語に訳さないこと。
英語の発音をチャンと身につけること。
英語の単語を身につけること。
英語の語順に慣れること。

本シリーズは英字新聞の記事を題材にした「‘の中の絵(イメージ)」「け儻譴涼姥譟廖岫ケ儻譴慮貊隋廚硫鮴發任后については、本ブログの「音の英文法」を参照下さい。△砲弔い討蓮屬海譴鮠錣飽媼韻垢襪海函廖峇靴譴襪海函廚大切ですが、最初のうちは、どうしても日本語が先に浮かぶと思います。その場合は、その日本語を、もう一度「絵(イメージ)」に転換し、その「絵(イメージ)」をよく見て発話することをお勧めします。

今回の話題は「サッカーで日本がスペインを破ったこと」についてです。

見出し:Japan wins historic victory over Spain in men's soccer
第1段落:Japan staged the first upset of the London Olympics on Thursday, beating world and two-time European champions Spain 1-0 thanks to Yuki Otsu's first-half strike at Hampden Park.
第2段落:Japan had never beaten Spain at any age group, and the win will certainly go down as one of the most historic feats for the nation at the Summer Games alongside their 1-0 victory over Brazil at the 1996 Atlanta Olympics.
(The Japan Times 電子版: Friday, July 27, 2012)


見出し:
[英語の単語]
win:に勝つ、を勝ち取る

[英語の語順]
Japan wins historic victory:英語では、原則として、最初の言葉から動詞までが主語で日本語の「は」「が」が対応します。そして動詞の直後に前置詞がなければ、その語句は目的語の役割を果たし、日本語の「を」「に」が対応します。「日本歴史的な勝利勝ち取った」。見出しの動詞の現在形は過去を表します。

次に「over」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが、「接続詞」で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。しゃべる時には、この一塊の情報ごとに区切って話すと「絵(イメージ)」が伝わりやすいです

over Spain:「スペインを(孤を描くように)覆っての」(直前のhistoric victoryを修飾)。「敵に勝つ」は「have/gain/get/win a victory over the enemy」。「victory(勝利)」には「相手を支配する」イメージがつきまといます。そのため「(孤を描くように)覆って」⇒「・・・の上に」⇒「・・・の上位に(・・・を支配して)」のイメージを持つ「over」が選択されています。

in men's soccer:「男子サッカーで」

第1段落:
[英語の単語]
stage:動詞では「を上演する、(試合など)を(興行として)行う」「をやってのける」
upset:名詞では「転覆、混乱、予想外の敗戦、意外な結果」
strike:打撃、殴打、けること

[英語の語順]
Japan staged the first upset of the London Olympics:「日本ロンドン・オリンピックの最初の番狂わせ 演じた」

on Thursday:「木曜日に」

, beating world and two-time European champions Spain 1-0:カンマ+現在分詞で実質新しい文です。意味上の主語は「Japan」。「(日本は)世界の、そして2度の欧州チャンピオンであるスペインを1-0で破った」

thanks to Yuki Otsu's first-half strike :「大津祐樹の前半の一撃の御蔭で」

at Hampden Park.:「ハムデンサッカー場で」。「park」には「サッカー場(soccer pitch)」の意味もあります。「ball park」は「野球場(baseball stadium)」。

第2段落:
[英語の単語]
go down:ここでは「記録される」の意。
feat:偉業、功績
the Summer Games:大文字で始まっていますので「夏季オリンピック」の意。
alongside:・・・のそばに、・・・と並んで

[英語の語順]
Japan had never beaten Spain:「日本それまでにスペインを破ったことはなかった」

at any age group:「どの年齢のグループにおいても」

the win will certainly go down:「そして、その勝利は間違いなく記録されるであろう」

as one of the most historic feats:「最も歴史的な偉業の1つとして」

for the nation:「国にとっての」(直前のmost historic featsを修飾)

at the Summer Games:「夏のオリンピックでの」(直前のmost historic feats for the nationを修飾)

alongside their 1-0 victory:「彼らの1-0の勝利と並んで」

over Brazil:「ブラジル(孤を描くように)覆っての」(直前のvictoryを修飾)

at the 1996 Atlanta Olympics:「1996年のアトランタ・オリンピックでの」(直前のtheir 1-0 victory over Brazilを修飾)

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順・イメージを伝える順番が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。

大津いじめ問題について考える

7月26日の日経夕刊に『大津中2自殺で、学校側が市教委に生徒アンケートのうち自由記述部分を提出していなかった』『市教委も項目があることを知りながら提出を求めていなかった』『市教委は「感想だから必要ないと判断した」と釈明している』旨の記事があった。

27日の日経朝刊には『市教委が県教委に提出した報告書には、いじめ記述は2行のみ』『市教委は昨年10月に男子生徒が自殺してから今月まで報告書を作成せず、県教委も催促していなかった』『市教委は「隠そうという意図があったわけではない」と話している』『県教委は「対応が後手にまわった」と釈明』と出ていた。この報告書は最終的には文科省まで報告されるわけだから、これだけ世間で大騒ぎをしていても、文科省も手をこまねいていたとしか言いようがない。

毎日新聞 7月28日によると、『大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、自殺直後に学校側が全教員を対象に行ったいじめアンケートについて、市教委がその存在を公表していないことが関係者への取材で分かった。教員が当時いじめをどの程度認識していたかを知る重要な調査だが、市教委は「資料が警察に押収された」ことを理由に、内容も把握していないとしている。』『学校は遺族にも「教員にいじめの認識はなかった」とだけ伝え、教員アンケートの実施やその内容は報告していない』

ここまでくると、学校側と市教委・県教委が共同でいじめの隠蔽を図ったと理解する以外ない。ということは、彼らには「いじめ」はなかったことにする積極的なメリットがあるのか、それとも、それ以外の方法が現実的になかったかのどちらかのハズだ。

前者については、テレビ報道によると、生徒千人当たりの「いじめ」件数というのが公表されている。それによると大津市は「極めていじめの少ない市」である。ここから推論されることは「いじめを報告した先生は評価が低くなる」「いじめが公表されるとその学校の評価も低くなる⇒生徒が集まらなくなる」「先生たちを守るのが市教委・県教委(先生たちの受け皿にも?)の(隠れた)存在価値」等々。本当は逆ではないのか?「いじめ」を見つけて、対処した件数が多い方が評価されてしかるべきではないのか。「いじめはなくならない」ことを前提に、それで手を打つべきであろう。文科省も、ようやく、全国の学校に「いじめ」を「積極的に」見つけ出す努力をするように通達をだしたが、本気なのかどうかは未だ分からない。

後者については、今の公立学校には、生徒による生徒に対する脅迫・暴力・金銭の脅し取り等に対抗できる現実的な道具がないということだろう。私立の学校なら即退学のケース(悪いことをしたら厳しい罰がある)でも、公立学校では現実的には手が打てないのであろう(私立には出来るが、公立には出来ない何か要因があるハズ)。残念ながら、個人の「良心」とか「思いやり」とか「マナー」だけでは公共社会の秩序が保てない社会になってきている。先生たちにも戦う道具を与えてあげないと、彼らとてスーパーマンではないので、事故が起る度に責めるだけでは改善されないであろう。飲酒運転も罰金額を大幅に引き上げたところ、なくなりはしないが、激減した。

今回の「事件」も民事・刑事両方での告訴があって初めて表面化した。これはかって自分の子供をいじめで自殺に追いやられた父親のアドバイスがあったからと聞く。被害者の親は戦う道具を1つ手に入れた。警察も、ポーズだけかもしれないが(或いは自分たちの存在をアピールするために)、過去のいくつかの「いじめ」による自殺の再捜査に乗り出した。

政権を担当する民主党の反応は鈍い。これは「国民の生活が第一」ではなく、支持団体である日教組を慮っているのだと勘繰りたくなる。民主主義の国では通例国民が選挙で代表である政治家を選び、その選ばれた政治家が国民のために行動する。もし、国民がその政治家が自分たちのために行動していないと判断すれば、次の選挙で交代を迫ることが出来る。アメリカでは大統領は4年に1回国民が直接選べる。日本も選挙はある。しかし、衆議院と参議院とが同じような力を持ち、選挙の時期が異なる。これによって、国民の意思が通り難くなっている。即ち、「制度設計」が下手だということだ。の歴史を翻ると、日本は過去「外圧」でしか大きく変われなかったが、このような「制度設計」が下手だったことも遠因としてあるかもしれない。

女性セブン8月9日号の記事を紹介しておく。これは実況中継である。

大津いじめ問題 加害生徒の母親が荒げた声に校長たじろいだ(見出し)
 滋賀県大津市の中学2年生男子生徒が、いじめを苦にして自殺した問題で、学校側は当初、いじめの事実をまったく把握していなかったかのような説明をしていた。しかし、保護者や同級生の証言によると、昨年の夏くらいから日常的に、加害生徒3人組による暴行や、金銭の要求が行われていたという。

 果たして学校は、実際にこれらのいじめをどこまで察知していたか。近ごろになって、にわかに信じがたい話が保護者の耳にはいってきた。

「担任だった男の先生に、いじめを訴えたクラスの女の子がいるんです」(同級生の母親)

 件の通報は2度、9月の末から10月上旬にかけてだった。訴え出た女子生徒にも、それなりの覚悟があったはずである。いじめられていた男子生徒の生をつなぎとめる、決定的な機会といっていい。

 ところが、すでに男子生徒の親から、口座から消えた多額の不明金について相談を受けていたにもかかわらず、「遊んでいるのと違うんか」と、担任は問題をよくある「ふざけっこ」にすり替えてしまうのだ。

 状況からして、“信号”は見落とされたのではなく、あえて何度も見逃されてきたと、理解するよりない。「小さい問題のうちに対応する鉄則」を踏み外した結果、学校は抑止力としては機能しえなくなる。

 それどころか、事件後も、「遊びの一環」とした担任の判断が大きな影響を及ぼしている。大津では、自殺の20日後に開かれた「緊急保護者会」で、こんな騒動があった。同級生の娘を持つ母親の話だ。

「いじめたとされる生徒のお母さんはPTA会長です。会場にはいると、そのかたからのチラシが手元に配られた。『息子はそんなことはしていない』という内容の文面でした。子供同士の遊びの場面をつかまえられて、いじめだといわれることは心外だと。自分の子供を守ろうとしているのはわかりますが、かなり違和感がありました」

 事実関係について保護者に詰め寄られた学校が進退窮まり、ついに「いじめはあったとしかいいようがない」と漏らすや、この母親が「それは憶測です! 憶測でものをいわないでください!」と声を荒らげ、校長がたじろぐ一幕があった。

心を打つ言葉

「なでしこジャパン」が五輪予選の初戦でカナダを破った。

『試合前のロッカールームで円陣を組んだ選手の輪の中で主将の宮間が言った。「ここに立てるのは選ばれた18人だけ。大切な思いや大切な人たちがいて、私たちは戦っている。ここからの6試合、お互いのために戦おう」』。『キャプテンの言葉に(全員が)奮い立った』『佐々木監督は「ロッカールームでの宮間のコメントが格好いいというか、素晴らしくて。僕もジーンと来て涙を流しそうになったぐらいだった。選手も結構、涙していた」と明かす』

宮間選手と言えば、ワールドカップ決勝のアメリカ戦で延長残り時間4分、絶妙なコーナーキックで澤選手による同点打をアシストした場面で日本国民が歓喜したのを思い出す。優勝の行方がPK戦に持ち込まれ、4人目の熊谷選手がPKを決めて日本優勝が決定した瞬間、日本選手と喜びを分かち合う前に、意気消沈する旧知のアメリカ選手たちに歩み寄り敬意を表した行為は、スポーツマンシップの模範として世界中から賞賛され、アメリカ女子代表のホープ・ソロ選手(美しすぎるGKです!)と語り合う画像は、FIFA公式サイトで最も多い閲覧回数を数える写真の一つとなった。ホープ・ソロ選手の後日のインタビューをネットで見たが、宮間選手とのあの場面を回想していた。

「なでしこジャパン」には海外のリーグで活躍した選手も多いが、宮間選手もその1人である。世界一のキッカーと言われる彼女は未だ27歳の若さ。この若さで、あの場面で自然に出てきた心を打つ言葉には彼女自身の人柄の他にも、彼女の経験も影響しているのであろう。主将はリーダーである。リーダーは人を引っ張って行くものだ。リーダーには言葉は欠かせない道具だ。その意味で彼女は素晴らしいリーダーだと思う。宮間主将の言葉の中で、著者が特に好きな部分は「大切な思いや大切な人たちがいて」という部分である。「感謝」という言葉は使っていないが感謝の気持ちが素直に表されていて素晴らしい。きっと神さまにも届いたのであろう。

翻って、我が日本の政治家の言葉で心を打つものを聞いたのは、細川さんが首相に選ばれた時の演説以来記憶にない。あの時は日本中が熱気につつまれた。小泉さんは、国民的人気は高かったが、思い出すのは「郵政民営化是か非か国民に問うてみたい」しかない。現在の野田さんは、演説は上手だが、「ドジョウ」だけでは心には響かない。輿石さんに至っては、申し訳ないが、この人が日本を引っ張っているのかと思うと哀しくなる。

「経済一流、政治三流」と言われた時もあったが、その経済ももはや一流ではない。明日を背負う子供たちの学力も世界では普通のレベルになってしまった(特に考える力が弱い)。日本はこのままズルズルと衰退して行くのだろうか。

英字新聞の「見出し+第1段落」(288。「icon」「outfielder」「prospect」)

英語でコミュニケーションするということは、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合う」ことを意味します。

このことは、英語を母語としない我々日本人が「英語を使える」ものにしようとすれば、次の練習を積むことが必須なことを示唆しています。
頭の中の絵(イメージ)を「英語の語順」に合う方法で上手に整理すること。即ち「誰が、誰に、何をしているか」、そして「どこで」「いつ」「なぜ」「どうやって」を意識的に意識すること。
この絵(イメージ)をいちいち日本語に訳さないこと。
英語の発音をチャンと身につけること。
英語の単語を身につけること。
英語の語順に慣れること。

本シリーズは英字新聞の記事を題材にした「‘の中の絵(イメージ)」「け儻譴涼姥譟廖岫ケ儻譴慮貊隋廚硫鮴發任后については、本ブログの「音の英文法」を参照下さい。△砲弔い討蓮屬海譴鮠錣飽媼韻垢襪海函廖峇靴譴襪海函廚大切ですが、最初のうちは、どうしても日本語が先に浮かぶと思います。その場合は、その日本語を、もう一度「絵(イメージ)」に転換し、その「絵(イメージ)」をよく見て発話することをお勧めします。

今回の話題は「イチローのニューヨーク・ヤンキースへの移籍」についてです。

見出し:Mariners trade Ichiro to Yanks
第1段落:Seattle Mariners icon Ichiro Suzuki was traded to the New York Yankees on Monday. The 38-year-old outfielder, a 10-time All-Star with the Mariners, whom he joined in 2001, was dealt in exchange for cash and two minor league prospects. Suzuki had requested the trade.
(The Japan Times 電子版: Tuesday, July 24, 2012)


見出し:
[英語の語順]
Mariners trade Ichiro:英語では、原則として、最初の言葉から動詞までが主語で日本語の「は」「が」が対応します。そして動詞の直後に前置詞がなければ、その語句は目的語の役割を果たし、日本語の「を」「に」が対応します。「マリナーズイチロートレードした」。見出しの動詞の現在形は過去を表します。

次に「to」と「接続詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが、「接続詞」で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。しゃべる時には、この一塊の情報ごとに区切って話すと「絵(イメージ)」が伝わりやすいです。

to Yanks:「ヤンキースへ」

第1段落:
[英語の単語]
icon:発音は[aikan]。図形記号、肖像、偶像、アイドル。ここでは「顔」が適当と考えます。
outfielder:外野手。「内野手」は「infielder」。
prospect:見込み、有望な人

[英語の語順]
Seattle Mariners icon Ichiro Suzuki was traded:「シアトル・マリナーズの顔であるイチロー・スズキトレードされた」

to the New York Yankees:「ニューヨーク・ヤンキースへ」

on Monday.:「月曜日に。」

The 38-year-old outfielder:「その38歳の外野手

, a 10-time All-Star with the Mariners,:「マリナーズで10回オールスター選手だが」

whom he joined in 2001,:「マリナーズには彼は2001年参加したのだが」

was dealt:「取引された」

in exchange:「交換の中で」

for cash and two minor league prospects.:「現金と2人のマイナーリーグの有望な選手に向かっての」(直前のexchangeを修飾)

Suzuki had requested the trade.:「スズキはそのトレードを要求していた」

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順・イメージを伝える順番が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。
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