「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2012年09月

蒋介石は熱心なクリスチャンであった

「敗戦真相記」(永野 護著)を読んだ。この本のすごいところは、終戦直後の9月に著者が広島で行った講演がベースになっているのに(彼は当時55歳)、太平洋戦争の敗戦理由を一般日本人の当時の捉え方も含めて科学的・多角的に分析しているところである。そして、その教訓は現在の日本にもそのまま当てはまる。永野護は毀誉褒貶相半ばする人のようであるが、先入観なしに一読されることをお勧めする。

この本の本流ではないが、現在我々日本人から見れば誠に理不尽なことを言っている中国に関して次のような趣旨の箇所があり興見深く読んだ(一部ネット情報を含む)。

1945年(昭和20年)8月15日、八年以上にわたる抗日戦争に勝利をおさめた国民政府の蒋介石はラジオを通じて勝利宣言を行い、敗戦の身になった日本軍将兵や中国残留の日本人に対して報復をしてはならないと呼びかけた。

「自分はいまさらのごとく『爾の敵を愛せよ』『爾ら人にせられんと思うごとく人にしかせよ』と訓えられたキリストの言葉を想い出すのである」

「我々は報復を考えてはならず、まして敵国の無垢の人民に汚濁を加えてはならない。・・・・・・もし、暴行を以ってかっての敵が行った暴行に報い、奴隷的な辱めを以ってこれまでの彼らの優越感に報いるならば、報復は報復を呼び、永遠に終わることがない。これはけっして我々仁義の士の目的ではない」

この蒋介石の勝利宣言にもとづいて、第二次大戦の“戦勝国”中国は“敗戦国”日本に対して歴史上まれに見る寛大な処置を行ったのである。それは一千万人を上回るといわれた中国軍民の血の犠牲と天文学的な物的損害に対する膨大な戦争賠償金の全面放棄であり、中国大陸に残留する日本軍民二百万人の安全帰国の早期実現などであった。日本が何故今持って中国にODAを続けるのか分からなかったが、膨大な戦争賠償金を月賦で払い続けていると考えれば理解は出来る。

今の中国からはとても想像できないことである。

日本から最も甚大な被害を受けた中華民国の指導者がこのような常識では考えられないような寛大な処置をとった理由は、当時蒋介石が毛沢東一派と戦うために日本の物資が欲しかったからだと言う人もいるが、当時の日本には外国にあげる物資なんてなかったハズだ。

この蒋介石のラジオを通じての勝利宣言は、8月15日の玉音放送に匹敵するものと考えてよいと思われる。その放送の中でキリストの言葉を引用しているので、蒋介石が熱心なクリスチャンであったのではないかと思いネットで検索してみた。

やはり、蒋介石は熱心なクリスチャンであった。

蒋介石は、上海・浙江財閥の娘、宋美齢(そうびれい)と結婚した。宋美齢の名は著者の親の代の日本人にはよく知られた名前で著者も母からよく聞かされた名前だ(長寿で105歳でニューヨークのマンハッタンで死んだ)。宋美齢は9歳からアメリカに留学した英語ペラペラのプロテスタント信者。自分自身は、1928年にアメリカ人牧師からキリスト教の洗礼を受けた。

蒋介石は宋美齢をアメリカに派遣して、各地で、ありもしない日本の「悪行」を涙ながらに訴えさせ続けた。蒋介石は「異教徒の日本人と戦う敬虔なクリスチャン指導者」というイメージを作り上げ、アメリカの信者を味方につけることに成功した。アメリカの著名人・マスコミ・政治家はすっかりこの夫婦に騙されてしまった、という話もあるが、もし本当だとしても、必死に国を守ろうとする国のリーダーとしてのロビー行動として十分理解できるし、敵ながらあっぱれだ。

今、中国は一党独裁の国で、表向きは宗教の自由を認めているが実質共産党が許可した以外は布教の自由はない。しかし、格差の広がりと共にキリスト教信者が急速に増え、人口の1割を超えたという話しもある。因みに、日本ではキリスト教信者が人口の1%を超えたことはない。

英字新聞の「見出し+第1段落」(328。「issue」「rule of law」「dispute」「avoid」「address」「call for」「resolve」「conflict」「fester」)

著者は、英語でコミュニケーションするということを、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合うこと」と捉えています。

この捉え方が的を射ているとすれば、英語を母語としない我々日本人が「英語を使える」ものにしようとすれば、次の練習を積むことが必須なことを示唆しています。
頭の中の絵(イメージ)を「英語の語順」に合う方法で上手に整理すること。即ち「誰が、誰に、何をしているか」、そして「どこで」「いつ」「なぜ」「どうやって」を意識的に意識すること。頭の中の絵(イメージ)をよく見ると、大抵の場合「伝わる」英語が喋れるということが長年の授業から確信を持って言えます。
この絵(イメージ)をいちいち日本語に訳さないこと。
英語の発音をチャンと身につけること。
英語の単語を身につけること。
英語の語順に慣れること。

本シリーズは英字新聞の記事を題材にした「‘の中の絵(イメージ)」「け儻譴涼姥譟廖岫ケ儻譴慮貊隋廚硫鮴發任后については、本ブログの「音の英文法」を参照下さい。そして一度は発音指導を受けることをお勧めします△砲弔い討蓮屬海譴鮠錣飽媼韻垢襪海函廖峇靴譴襪海函廚大切ですが、最初のうちは、どうしても日本語が先に浮かぶと思います。その場合は、その日本語を、もう一度「絵(イメージ)」に転換し、その「絵(イメージ)」をよく見て発話することをお勧めします。英語上達の鍵(特に『しゃべる』場合)は「日本語を介在させない」ということに凝縮されると思っています。

今回の話題は、「野田首相の国連演説」についてです。

見出し:Noda issues U.N. call to strengthen rule of law
Leader makes appeal over isle disputes but avoids naming names
第1段落:In his address to the U.N. General Assembly on Wednesday, Prime Minister Yoshihiko Noda called for strengthening the rule of law to resolve conflicts peacefully, as Japan's territorial disputes with China and South Korea continue to fester.
(The Japan Times 電子版: Friday, Sep. 28, 2012)


見出し
[英語の単語]
issue:(印刷物など)を発行する・出版する、を発布(公布)する、を出す
rule of law:法の支配
dispute:議論、討論、論争、口論、紛争
avoid:を避ける

[英語の語順]
Noda issues U.N. call:英語では、原則として、最初の言葉から動詞までが主語で日本語の「は」「が」が対応します。そして動詞の直後に前置詞がなければ、その語句は目的語の役割を果たし、日本語の「を」「に」が対応します。「野田国連の呼びかけ 出した(国連で呼びかけた)」(新聞の見出しの現在形は過去を意味します)。

次に「to」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります(不定詞として使われる場合も同じです)。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが、「接続詞」で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。しゃべる時には、この一塊の情報ごとに区切って話すと「絵(イメージ)」が伝わりやすいです。「前置詞によって追加された一塊の情報」は、イメージとしてはその前置詞より前の語句を修飾することになります。結果として日本語と英語の語順が逆になります。どの語句を修飾するかは文脈によります。

to strengthen rule of law:「法の支配を強める(ように)」

Leader makes appeal:「野田首相は訴えた」

over isle disputes:「(小)島の紛争たちを巡って」

but avoids naming names:「しかし名前たちを挙げることを避けた」(名指しすることを避けた)

第1段落:
[英語の単語]
address:ここでは「演説」の意。
call for:を声をあげて求める、を必要とする、に電話して来るように依頼する、を公約として掲げる、と予測する
resolve:を解決する
conflict:闘争、争い、紛争
fester:膿む、腐る、(怒り・心配などが)大きくなる

[英語の語順]
In his address:「彼の演説の中で」

to the U.N. General Assembly :「国連総会への」(直前のhis addressを修飾)

on Wednesday:「水曜日の」(直前のhis address to the U.N. General Assemblyを修飾)

Prime Minister Yoshihiko Noda called for strengthening the rule of law:「野田佳彦首相は法の支配を強めることを求めた」

to resolve conflicts peacefully:「紛争たちを平和的に解決するために」

, as Japan's territorial disputes with China and South Korea continue to fester.:「as」は2つが「等価関係」にあることを示します。ここではそれまで述べて来たことの背景・理由を述べています。

Japan's territorial disputes:「日本の領土の紛争たちが」

with China and South Korea:「中国と韓国との」(直前のJapan's territorial disputesを修飾)

continue to fester:「大きくなり続けている(ことがその背景にある)」

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順・イメージを伝える順番が逆ですので(上記で確認してみて下さい)、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。

英字新聞の「見出し+第1段落」(327。「bid」「short of」「meet」「red line」「declare」「acquire」「threatening」「consequence」「devastating」)

著者は、英語でコミュニケーションするということを、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合うこと」と捉えています。

この捉え方が的を射ているとすれば、英語を母語としない我々日本人が「英語を使える」ものにしようとすれば、次の練習を積むことが必須なことを示唆しています。
頭の中の絵(イメージ)を「英語の語順」に合う方法で上手に整理すること。即ち「誰が、誰に、何をしているか」、そして「どこで」「いつ」「なぜ」「どうやって」を意識的に意識すること。頭の中の絵(イメージ)をよく見ると、大抵の場合「伝わる」英語が喋れるということが長年の授業から確信を持って言えます。
この絵(イメージ)をいちいち日本語に訳さないこと。
英語の発音をチャンと身につけること。
英語の単語を身につけること。
英語の語順に慣れること。

本シリーズは英字新聞の記事を題材にした「‘の中の絵(イメージ)」「け儻譴涼姥譟廖岫ケ儻譴慮貊隋廚硫鮴發任后については、本ブログの「音の英文法」を参照下さい。そして一度は発音指導を受けることをお勧めします△砲弔い討蓮屬海譴鮠錣飽媼韻垢襪海函廖峇靴譴襪海函廚大切ですが、最初のうちは、どうしても日本語が先に浮かぶと思います。その場合は、その日本語を、もう一度「絵(イメージ)」に転換し、その「絵(イメージ)」をよく見て発話することをお勧めします。英語上達の鍵(特に『しゃべる』場合)は「日本語を介在させない」ということに凝縮される と思っています。

今回の話題は、イスラエルの新聞から「オバマのイラン核開発に関する国連でのスピーチ」についてです。

見出し:Obama: U.S. will do 'what we must' to prevent a nuclear-armed Iran
In the president's speech at the UN, Obama warns Iran on nuclear bid but stops short of meeting Netanyahu's demand to set clear 'red lines.'
第1段落:President Barack Obama declared on Tuesday the United States will "do what we must" to prevent Iran from acquiring a nuclear weapon as UN Secretary-General Ban Ki-moon warned against threatening attacks whose consequences would be devastating.
(HAARETS 電子版: Wednesday, Sep. 26, 2012)


見出し
[英語の単語]
bid:つけ値、入札、(主として新聞用語で)努力・企て
short of:ここでは「・・・の手前で」の意。
meet:ここでは「を満たす」の意。
red line:越えてはならない一線(軍事行動に移る境界線)

[英語の語順]
Obama: 「:」は「説明句・引用句の前や対句の間、時間(6:00)や対比数字(3:2)」などに用いられます。ここではオバマ大統領の言葉の引用を表しています。

U.S. will do 'what we must':英語では、原則として、最初の言葉から動詞までが主語で日本語の「は」「が」が対応します。そして動詞の直後に前置詞がなければ、その語句は目的語の役割を果たし、日本語の「を」「に」が対応します。「米国『米国がやらなければならないこと』やる意思がある」。「U.S. will do 'what we must do'」のことですが、従属節の中の助動詞の後の動詞が主節の動詞と同じ場合には省かれるのが普通です。

次に「to」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります(不定詞でも同じです)。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが、「接続詞」で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。しゃべる時には、この一塊の情報ごとに区切って話すと「絵(イメージ)」が伝わりやすいです。「前置詞によって追加された一塊の情報」は、イメージとしてはその前置詞より前の語句を修飾することになります。結果として日本語と英語の語順が逆になります。どの語句を修飾するかは文脈によります。

to prevent a nuclear-armed Iran:「核武装したイランを防ぐために」

In the president's speech:「オバマ大統領の演説の中で」

at the UN, :「国連における」(直前のpresident's speechを修飾)

Obama warns Iran:「オバマはイランに警告した」(新聞の見出しの現在形は過去を表します)

on nuclear bid:「核の企てについて」

but stops short of meeting Netanyahu's demand:「しかしネタニヤフの要求に応える手前で止まった」

to set clear 'red lines.':「明確な『最後の一線』を設定するという」(直前のdemandを修飾)

第1段落:
[英語の単語]
declare:を宣言する、を断言する、を申告する
prevent A from B-ing:AがBするのを妨げる
acquire:を(長期間努力して)得る・入手する
UN Secretary-General:国連事務総長
Ban Ki-moon:潘基文
threatening:脅迫的な
consequence:(必然の)結果
devastating:破壊的な

[英語の語順]
President Barack Obama declared on Tuesday:「バラク・オバマ大統領断言した、火曜日に」

the United States will "do what we must":「米国は『米国がやらなければならないこと』をやる意思がある

to prevent Iran:「イランを妨げるために」

from acquiring a nuclear weapon:「核兵器を入手することから」

as UN Secretary-General Ban Ki-moon warned:「as」は「等価の関係にある」ことを示します。ここでは「同時性」を表しています。「けれども一方、潘基文国連事務総長は警告した」

against threatening attacks:「脅迫的な攻撃たちに反対して」

whose consequences would be devastating. :「脅迫的な攻撃たちの必然的な結果は破壊的なものになるであろう」(whoseは関係代名詞の所有格=of which)

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順・イメージを伝える順番が逆です ので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。

英字新聞の「見出し+第1段落」(326。「comeback」「former」「neck-and-neck」「position」「stage」「runoff」「legislator」「contender」「presidential」)

著者は、英語でコミュニケーションするということを、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合うこと」と捉えています。

この捉え方が的を射ているとすれば、英語を母語としない我々日本人が「英語を使える」ものにしようとすれば、次の練習を積むことが必須なことを示唆しています。
頭の中の絵(イメージ)を「英語の語順」に合う方法で上手に整理すること。即ち「誰が、誰に、何をしているか」、そして「どこで」「いつ」「なぜ」「どうやって」を意識的に意識すること。頭の中の絵(イメージ)をよく見ると、大抵の場合「伝わる」英語が喋れるということが長年の授業から確信を持って言えます。
この絵(イメージ)をいちいち日本語に訳さないこと。
英語の発音をチャンと身につけること。
英語の単語を身につけること。
英語の語順に慣れること。

本シリーズは英字新聞の記事を題材にした「‘の中の絵(イメージ)」「け儻譴涼姥譟廖岫ケ儻譴慮貊隋廚硫鮴發任后については、本ブログの「音の英文法」を参照下さい。そして一度は発音指導を受けることをお勧めします△砲弔い討蓮屬海譴鮠錣飽媼韻垢襪海函廖峇靴譴襪海函廚大切ですが、最初のうちは、どうしても日本語が先に浮かぶと思います。その場合は、その日本語を、もう一度「絵(イメージ)」に転換し、その「絵(イメージ)」をよく見て発話することをお勧めします。英語上達の鍵(特に『しゃべる』場合)は「日本語を介在させない」ということに凝縮される と思っています。

今回の話題は、「自民党総裁選挙結果」についてです。

見出し:Abe makes comeback as LDP chief
第1段落:Former Prime Minister Shinzo Abe was elected Wednesday as head of the Liberal Democratic Party after a neck-and-neck contest with former Defense Minister Shigeru Ishiba, positioning him to stage a comeback as Japan's top political leader.
第2段落:Abe and Ishiba faced each other in a runoff in which only LDP legislators voted, as none of the five contenders won a majority in the first round of voting in the party presidential election.
(The Japan Times 電子版: Wednesday, Sep. 26, 2012)


見出し
[英語の単語]
comeback:返り咲き、復帰、言い返し、ブーメラン

[英語の語順]
Abe makes comeback:英語では、原則として、最初の言葉から動詞までが主語で日本語の「は」「が」が対応します。そして動詞の直後に前置詞がなければ、その語句は目的語の役割を果たし、日本語の「を」「に」が対応します。「安倍返り咲き 作った(復帰した)」(新聞の見出しの現在形は過去を意味します)。

次に「as」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが、「接続詞」で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。しゃべる時には、この一塊の情報ごとに区切って話すと「絵(イメージ)」が伝わりやすいです。「前置詞によって追加された一塊の情報」は、イメージとしてはその前置詞より前の語句を修飾することになります。結果として日本語と英語の語順が逆になります。どの語句を修飾するかは文脈によります。

as LDP chief:「自由民主党の長として」

第1段落:
[英語の単語]
former:前の、元の
neck-and-neck:接戦
position:を置く、を位置づける
stage:動詞では「を上演する、を行う、を企てる、をやってのける」

[英語の語順]
Former Prime Minister Shinzo Abe was elected Wednesday:「元首相の安倍晋三選ばれた、水曜日に」

as head of the Liberal Democratic Party :「自由民主党の長として」

after a neck-and-neck contest:「接戦の争いの後に」

with former Defense Minister Shigeru Ishiba:「元防衛大臣石破茂との」(直前のneck-and-neck contestを修飾)

, positioning him to stage a comeback as Japan's top political leader.:カンマ+現在分詞ですから、実質新しい文です。意味上の主語は文脈から「このこと」

positioning him:「このことは彼を位置づけた」

to stage a comeback:「復帰を果たすように」

as Japan's top political leader:「日本のトップの政治のリーダーとして」

第2段落:
[英語の単語]
runoff:決勝戦、決選投票
legislator:議員
contender:競争相手
presidential:大統領の、総裁の

[英語の語順]
Abe and Ishiba faced each other :「安倍と石破お互い 直面した」

in a runoff :「決選投票で」

in which only LDP legislators voted:「決選投票では自由民主党の議員のみが投票した」

, as none of the five contenders won a majority:「as」は「等価関係にあること」を示しますが、ここでは前に述べたことの背景・理由を述べています。「5人の候補者の誰もが過半数を獲得しなかったので」

in the first round of voting:「1回目の投票で」

in the party presidential election.:「党の総裁選挙の中の」(first round of votingを修飾)

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順・イメージを伝える順番が逆ですので(上記で確認してみて下さい)、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。

英字新聞の「見出し+第1段落」(325。「comfort」「slavery」)

著者は、英語でコミュニケーションするということを、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合うこと」と捉えています。

この捉え方が的を射ているとすれば、英語を母語としない我々日本人が「英語を使える」ものにしようとすれば、次の練習を積むことが必須なことを示唆しています。
頭の中の絵(イメージ)を「英語の語順」に合う方法で上手に整理すること。即ち「誰が、誰に、何をしているか」、そして「どこで」「いつ」「なぜ」「どうやって」を意識的に意識すること。頭の中の絵(イメージ)をよく見ると、大抵の場合「伝わる」英語が喋れるということが長年の授業から確信を持って言えます。
この絵(イメージ)をいちいち日本語に訳さないこと。
英語の発音をチャンと身につけること。
英語の単語を身につけること。
英語の語順に慣れること。

本シリーズは英字新聞の記事を題材にした「‘の中の絵(イメージ)」「け儻譴涼姥譟廖岫ケ儻譴慮貊隋廚硫鮴發任后については、本ブログの「音の英文法」を参照下さい。そして一度は発音指導を受けることをお勧めします△砲弔い討蓮屬海譴鮠錣飽媼韻垢襪海函廖峇靴譴襪海函廚大切ですが、最初のうちは、どうしても日本語が先に浮かぶと思います。その場合は、その日本語を、もう一度「絵(イメージ)」に転換し、その「絵(イメージ)」をよく見て発話することをお勧めします。英語上達の鍵(特に『しゃべる』場合)は「日本語を介在させない」ということに凝縮される と思っています。

今回の話題は、「従軍慰安婦問題」についてです。

見出し:'Comfort women' talks being held with South
第1段落:Prime Minister Yoshihiko Noda said officials are holding unofficial talks with South Korea on the "comfort women" who were forced into sexual slavery for Japanese soldiers during the war, The Wall Street Journal has reported.
(The Japan Times 電子版: Tuesday, Sep. 25, 2012)


見出し
[英語の単語]
comfort:快適さ、慰め、を慰める。
comfort woman:慰安婦。「売春婦」は「prostitute」。略式では「hooker」。

[英語の語順]
'Comfort women' talks being held:英語では、原則として、最初の言葉から動詞までが主語で日本語の「は」「が」が対応します。そして動詞の直後に前置詞がなければ、その語句は目的語の役割を果たし、日本語の「を」「に」が対応しますが、ここではキチンとした主語・動詞はなく「'Comfort women' talks」=「being held」の構造になっています。「『慰安婦』の話したちが行われている」

次に「with」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが、「接続詞」で始まることもあります。「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。しゃべる時には、この一塊の情報ごとに区切って話すと「絵(イメージ)」が伝わりやすいです。「前置詞によって追加された一塊の情報」は、イメージとしてはその前置詞より前の語句を修飾することになります。結果として日本語と英語の語順が逆になります。どの語句を修飾するかは文脈によります。

with South:「韓国と」

第1段落:
[英語の単語]
slavery:奴隷であること、奴隷の身分、とらわれること、重労働

[英語の語順]
Prime Minister Yoshihiko Noda said:「野田佳彦首相言った」

officials are holding unofficial talks:「高官達は非公式な話し会いたちを行っている

with South Korea:「韓国と」

on the "comfort women":「『慰安婦たち』について」

who were forced :「彼らは無理やり入れられた」(whoは関係代名詞)

into sexual slavery:「性の奴隷の身分の中へ」

for Japanese soldiers:「日本の兵士たちのため(の)」 (直前のsexual slaveryを修飾)

during the war:「第二次世界大戦の間に」

, The Wall Street Journal has reported.:「と、ウオール・ストリート・ジャーナルが報じている」

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順・イメージを伝える順番が逆ですので(上記で確認してみて下さい)、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。
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