「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2013年02月

英字新聞の「見出し+第1段落」(422。「crash」「security」「official」「victim」)

著者は、英語でコミュニケーションするということを、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合うこと」と捉えています。

この捉え方が的を射ているとすれば、英語を母語としない我々日本人が「英語を使える」ものにしようとすれば、次の練習を積むことが必須なことを示唆しています。
頭の中の絵(イメージ)を「英語の語順」に合う方法で上手に整理すること。即ち「誰が、誰に、何をしているか」、そして「どこで」「いつ」「なぜ」「どうやって」を意識的に意識すること。頭の中の絵(イメージ)をよく見ると、大抵の場合「伝わる」英語が喋れるということが長年の授業から確信を持って言えます。
この絵(イメージ)をいちいち日本語に訳さないこと。
英語の発音をチャンと身につけること。
英語の単語を身につけること。
英語の語順に慣れること。

本シリーズは英字新聞の記事を題材にした「‘の中の絵(イメージ)」「け儻譴涼姥譟廖岫ケ儻譴慮貊隋廚硫鮴發任后については、本ブログの「音の英文法」を参照下さい。そして一度は発音指導を受けることをお勧めします△砲弔い討蓮屬海譴鮠錣飽媼韻垢襪海函廖峇靴譴襪海函廚大切ですが、最初のうちは、どうしても日本語が先に浮かぶと思います。その場合は、その日本語を、もう一度「絵(イメージ)」に転換し、その「絵(イメージ)」をよく見て発話することをお勧めします。英語上達の鍵(特に『しゃべる』場合)は「日本語を介在させない」ということに凝縮される と思っています。

今回の話題は、「熱気球事故」についてです。

見出し:Japanese among balloon crash dead
第1段落:A hot air balloon flying over Egypt’s ancient city of Luxor caught fire and crashed into a sugarcane field Tuesday, killing at least 18 foreign tourists, a security official said.
第2段落:Sources at Sky Cruise, the Egyptian travel agency that organized the hot air balloon flight, said four Japanese were among the victims.
(The Japan Times 電子版: Wednesday, February 27, 2013)


見出し
[英語の単語]
balloon:気球、ゴム風船、吹きだし
crash:(物が倒れたり、こわれるときの)すさまじい音、衝突(事故)、墜落、倒産、暴落、(装置・プログラムの)故障、(大きな音を立てて)衝突する、墜落する、倒産する、完敗する

[英語の語順]
Japanese among balloon crash dead :英語では、原則として、最初の言葉から動詞までが主語で日本語の「は」「が」が対応します。そして動詞の直後に前置詞がなければ、その語句は目的語の役割を果たし、日本語の「を」「に」が対応しますが、ここではキチンとした「主語+動詞」はなく「Japanese among balloon crash」=「dead」の構造になっています。
Japanese:「日本人

次に「among」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります(不定詞の場合も同じ)。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが、「接続詞」で始まることもあります。
(1)「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。
(2)しゃべる時には、この一塊の情報ごとに区切って話すと「絵(イメージ)」が伝わりやすいです。
(3)「前置詞によって追加された一塊の情報」は、イメージとしてはその前置詞より前の語句を修飾することになります。結果として日本語と英語の語順が逆になります。
(4)どの語句を修飾すると理解するかは文脈によります。

among balloon crash:「気球の衝突事故の(犠牲者の)中の」(直前のJapaneseを修飾)。「among」が使われていることにより上記のようなイメージになります(第2段落でこのことがハッキリします)。「in」だと「乗っていたのは日本人だけ」のイメージになります。

dead:「死んだ」

第1段落:
[英語の単語]
security:安全、警備、保証
official:公務員、役人、職員、当局者

[英語の語順]
A hot air balloon :「1つの熱気球

flying :現在分詞。「飛んでいた」(直前のA hot air balloonを修飾)

over Egypt’s ancient city of Luxor:「エジプトの古代都市ルクソールの上を」(直前のflyingを修飾)

caught fire :成句。「燃え上がった」

and crashed :「そして墜落した」

into a sugarcane field:「サトウキビ畑の中に」

Tuesday:「火曜日に」

, killing at least 18 foreign tourists:カンマ+現在分詞で実質新しい文です。意味上の主語は文脈から「その前に述べたこと」。「その事故で少なくとも18人の外国人観光客が死んだ」

, a security official said.:「と、1人の警備当局者が言った」

第2段落:
[英語の単語]
victim:犠牲者、被害者

[英語の語順]
Sources :「情報筋

at Sky Cruise:「スカイ・クルーズの」(直前のSourcesを修飾)。「He is a student at London University.」は「彼はロンドン大学の学生だ」

, the Egyptian travel agency that organized the hot air balloon flight, :挿入句。「スカイ・クルーズはその熱気球飛行を計画したエジプトの旅行会社であるが」

said four Japanese were among the victims.:「4人の日本人が犠牲者たちの中にいた、言った」

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順・イメージを伝える順番が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。

不定詞の意味上の主語の表し方

前回「動名詞の意味上の主語の表し方」について解説しましたので、同じように動詞を使っている「不定詞」の意味上の主語の表し方についても解説しておきます。

英語の基本構造は「主語+動詞」です。不定詞も動詞を使っていますので、使われた動詞の意味上の主語を表示するルールがあります。

(1)「動詞」に不定詞が直接続くときには、文の主語がそのまま意味上の主語になります。
I want to go. 私は自分が行きたい

(2)「動詞」に「目的語+不定詞」が直接続くときには、その目的語が不定詞の意味上の主語になります。
I want you to go. 私はあなたに行って欲しい
He expects the bus to be late. 彼はバスが遅れるだろうと思っている
They waited for him to return. 彼らは彼が帰って来るのを待った。「waited for」は句動詞として1つの動詞と考えるとよいでしょう。

(3)「it + be +形容詞+不定詞」の場合には、不定詞の意味上の主語は「その文脈から自然に分かる人々」です。
It was dangerous to go out alone after dark. 一般論として暗くなってから1人で出歩くのは危険だった

(4)(3)の場合に不定詞の意味上の主語をハッキリさせたい場合には、不定詞の前に「for …」をつける(人間の性格・分別を表す形容詞では「of …」)
It was dangerous for women to go out alone after dark. 女性が暗くなってから1人で出歩くのは危険だった
It was kind of you to help him. あなたが彼を助けてあげるとは親切だったね(この場合of youは必須)

不定詞の意味上の主語には「for …」をつけるという文法意識があまりにも強いと「I want for you to go.」のような発話になってしまいます。英語では「They waited for him」「I want you」で1つの絵(イメージ)が完成し、「to」はあくまで「情報の追加」の露払いであると考える方が実用的だと考えます。

尚、不定詞は動詞の性格も持っていますので、不定詞の直後に目的語や副詞を持ってくることが可能です。

動名詞の意味上の主語の表し方

英字新聞の見出しと第1段落を題材とした教材提供の中で、最近続けて次のように「名詞の目的格+動名詞」の形がありました。著者が学校で習った時には「名詞の所有格+動名詞」としなければ受け入れられなかったように記憶しています。
Japan registered its largest-ever monthly trade deficit of \1.6294 trillion in January as costs of fossil fuel imports surged with the yen sliding sharply,
Zero tariffs not prerequisite to Japan joining multilateral talks

5文型(この分類は英語の構造を理解するには分かり易い道具ですが、日本特有の教え方であることには留意)からも分かるように英語の基本構造は「主語+動詞」です。どのような言語であれ、頭の中の絵(イメージ)には、語順はどうであれ、この2つの要素が含まれています。但し、日本語の場合には状況から分かる場合には主語を省く傾向があるため英語の習得を難しくしていると著者は思っています。英語では主語を省くことはありません。「お元気ですか?」は英語では「あなたは元気ですか」と言わなければなりません。「寒いですね」には「it」という主語が必要です。

動名詞も動詞を使っていますので、使われた動詞の意味上の主語を表示するルールがあります。

(1)「動詞(+前置詞)」に動名詞が直接続くときには、文の主語がそのまま意味上の主語になります。
He admitted taking the money. 彼は自分がそのお金を取ったことを認めた
Do you enjoy teaching? あなたは自分が教えることが楽しいですか
(2)動名詞の前に所有格/目的格を入れると、その所有格/目的格の示す代名詞・名詞が動名詞の意味上の主語になります。
He insisted on my/me paying the bill. 彼は私がその勘定を払うことを強く要求した(⇒私に払えと言ってきかなかった。やむをえず私が払った)。He insisted on paying the bill.だと「彼は自分がその勘定を払うと言ってきかなかった。そして彼が払った」の意になります。

文法的には所有格/目的格どちらでもよいが目的格を使う方が一般的だと言われています。

上記の新聞の例の動名詞の部分は 岷澆下がること」◆崙本が参加すること」の意になります。

尚、動名詞は動詞の性格も持っていますので、動名詞の直後に目的語や副詞を持ってくることが可能です。

英字新聞の「見出し+第1段落」(421。「set the stage for」「tariff」「prerequisite」「multilateral」「vow」「ongoing」)

著者は、英語でコミュニケーションするということを、
「頭の中の絵(イメージ)を、英語の音または文字で、英語の単語を使って、英語の語順で、お互いに送り合うこと」と捉えています。

この捉え方が的を射ているとすれば、英語を母語としない我々日本人が「英語を使える」ものにしようとすれば、次の練習を積むことが必須なことを示唆しています。
頭の中の絵(イメージ)を「英語の語順」に合う方法で上手に整理すること。即ち「誰が、誰に、何をしているか」、そして「どこで」「いつ」「なぜ」「どうやって」を意識的に意識すること。頭の中の絵(イメージ)をよく見ると、大抵の場合「伝わる」英語が喋れるということが長年の授業から確信を持って言えます。
この絵(イメージ)をいちいち日本語に訳さないこと。
英語の発音をチャンと身につけること。
英語の単語を身につけること。
英語の語順に慣れること。

本シリーズは英字新聞の記事を題材にした「‘の中の絵(イメージ)」「け儻譴涼姥譟廖岫ケ儻譴慮貊隋廚硫鮴發任后については、本ブログの「音の英文法」を参照下さい。そして一度は発音指導を受けることをお勧めします△砲弔い討蓮屬海譴鮠錣飽媼韻垢襪海函廖峇靴譴襪海函廚大切ですが、最初のうちは、どうしても日本語が先に浮かぶと思います。その場合は、その日本語を、もう一度「絵(イメージ)」に転換し、その「絵(イメージ)」をよく見て発話することをお勧めします。英語上達の鍵(特に『しゃべる』場合)は「日本語を介在させない」ということに凝縮される と思っています。

今回の話題は、「TPP参加問題」についてです。

見出し:Abe-Obama talks set stage for TPP entry
Zero tariffs not prerequisite to Japan joining multilateral talks
第1段落:Japan will not have to vow to remove all trade tariffs if it joins the Trans-Pacific Partnership trade initiative, Prime Minister Shinzo Abe and U.S. President Barack Obama confirmed Friday, setting the stage for the country’s early entry into the ongoing talks.
(The Japan Times 電子版: Sunday, February 24, 2013)


見出し
[英語の単語]
set the stage for:・・・の準備をする、をお膳立てする
tariff:関税、運賃、(ホテル・レストランの)料金
prerequisite :前提として(・・・に)不可欠の [to, for]。「necessary」でも同じ。
multilateral:多角的な、多数国参加の

[英語の語順]
Abe-Obama talks set stage :英語では、原則として、最初の言葉から動詞までが主語で日本語の「は」「が」が対応します。そして動詞の直後に前置詞がなければ、その語句は目的語の役割を果たし、日本語の「を」「に」が対応します。「安倍―オバマ会談舞台セットした」(新聞の見出しの現在形は過去を表します)

次に「for」と「前置詞」が来ていますので、ここからは「情報の追加」になります(不定詞の場合も同じ)。「情報の追加」は通常「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」で始まりますが、「接続詞」で始まることもあります。
(1)「前置詞」で「情報の追加」が始まる場合は「of」を除いて、次の「前置詞」「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」までが一塊の情報となります。
(2)しゃべる時には、この一塊の情報ごとに区切って話すと「絵(イメージ)」が伝わりやすいです。
(3)「前置詞によって追加された一塊の情報」は、イメージとしてはその前置詞より前の語句を修飾することになります。結果として日本語と英語の語順が逆になります。
(4)どの語句を修飾すると理解するかは文脈によります


for TPP entry:「TPP参加に向かっての」(直前のstageを修飾。従い、stageは本来「the stage」とすべきところですが、見出しのため省略しています)

Zero tariffs not prerequisite:「Zero tariffs」=「not prerequisite」の構造。「ゼロ関税は前提として不可欠のものではない」

to Japan joining multilateral talks:「Japan」は「joining」の意味上の主語。「Japan’s」と所有格にしてもよい。「日本が多数国参加の話し合いに参加することに」

第1段落:
[英語の単語]
vow:・・・することを誓う。「swear」「pledge」「promise」でも同じ。
the Trans-Pacific Partnership trade initiative:環太平洋パートナーシップ、TPP
ongoing:継続・進行している

[英語の語順]
Japan will not have to vow :「日本約束しなくてもよいだろう」

to remove all trade tariffs :「全ての貿易関税を取り除くことを」

if it joins the Trans-Pacific Partnership trade initiative:「日本がTPPに参加しても」

, Prime Minister Shinzo Abe and U.S. President Barack Obama confirmed Friday:「と、安倍晋三首相と米国大統領バラク・オバマが金曜日に確認した」

, setting the stage for the country’s early entry into the ongoing talks.:カンマ+現在分詞ですから実質新しい文です。意味上の主語は「安倍晋三首相と米国大統領バラク・オバマが金曜日に確認したこと」。

setting the stage :「このことが舞台をセットした」

for the country’s early entry:「日本の早期の参加に向かっての」(直前のstageを修飾)

into the ongoing talks.:「進行中の話し合いへの」(直前のcountry’s early entryを修飾)

以上をどのような日本語に置き直すかは、日本語の問題であって、英語の問題ではありません。英語の流れで絵(イメージ)がきちんと浮かんでくれば、それでよいのです。日本語と英語では語順・イメージを伝える順番が逆ですので、この流れに逆らって日本語を介在させると、読む場合はスピードが落ち、聞く場合にはスピードについていけません。しゃべる場合には、大抵の場合、日本語に対応する語句が直ぐには見つからないので(語彙のレベルが日本語と英語では格段の差があります)黙ってしまうことになります。しゃべる場合には日本語で認識してから英語に直すのではなく、頭の中の絵(イメージ)をよく見て、英語の語順で、自分が使える語彙を直接使うと旨く行きます。

この記事には写真も同時に掲載され、次の下線のような「新鮮な」表現もありました。
TPP talks are go: U.S. President Barack Obama and Prime Minister Shinzo Abe are all smiles after emerging from their summit talks at the White House on Friday.

「婚活」を英語で何というか?

最近「婚活」という言葉をよく耳にする。

「婚活」とは「結婚活動」の略称。就職活動(就活)に見立てて社会学者、山田昌弘が考案、提唱した造語。言葉が初めて世に出たのは、『AERA』2007年11月5日号だそうだ。

「就活」に対応する英語は既に社会的にも認知された「job hunting」という言葉があるが、「婚活」に対応する社会的にも認知された英語は未だ知らない。英語で表記する場合には『 “konkatsu”(………….)』とし「(………….)」内に「job hunting」に相当する言葉を表示したらよいと思われる。

個人個人にとっては「bride hunting」「husband hunting」かも知れないがニュートラルな「婚活」とはニュアンスが異なる。「spouse hunting」ならニュートラルにはなるが「witch hunting(魔女狩り)」を連想してしまう。

「婚活」という「草食系」のニュアンスを出すなら「marriage hunting」あたりが無難な感じがする。ついでに「合コン」に直接対応する英語もないと思うが(文字通り英語に置きなおせば「joint party/meeting」)、肉食系の感じがするので筆者なら「spouse-hunting party」。

「marriage」を使った複合語・派生語をいくつかご紹介:
「marriage blue」:結婚前の不安な精神状態
「marriage broker」:仲人業者
「marriage bureau」:結婚相談所
「marriage market」:結婚市場。「be in the marriage market」で「結婚相手を捜している」の意になる。
「marriage services」:(教会での)結婚式
「marriage settlement」:夫婦財産契約
「marriage vows」:結婚式での誓い

「恋愛結婚」は「love marriage」。「見合結婚」は「arranged marriage」。「できちゃった婚」は「shotgun marriage/wedding」で通じる。

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