「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2013年07月

習い覚えた単語のビジネス英語への活用(10)

(19)market : 市場(いちば)
日本の戦後はトタン屋根の市場(いちば)がほとんどでした。「supermarket(スーパーマーケット)」の初出は1933年で「並み以上の市場(いちば)」の意。
「market 」には、もう1つ 「市場(しじょう)」の意もあります。語源のラテン語が「商売、市場」の意味を持っていましたので、その延長で「取引、売買、需要、販路」「相場、市況」の意もあります。動詞は「を市場に出す、を売り込む」の意で「marketing(マーケテイング)」は既に「日本語化」していますね。
the job/labor market:労働市場
a buyer’s/seller’s market:買い手(売り手)市場
bring new goods to market:新商品を売り出す
The market rises/falls. :相場が上がる(下がる)

(20)chair : 椅子
背のないものは「stool」、2人以上掛けるのは「bench, sofa」、「seat」はこれらの総称。

「chair」には「 椅子」の他「議長席(職)」「会長席(職)」「議長」の意もあります。時として「電気椅子」を意味し「get (go to) the chair」は「死刑になる」の意。

動詞では「を椅子(権威ある地位)につかせる」「の議長を務める」の意。ジャーナリズムでは後者の意でよく使われています。「Who is chairing the meeting? 誰が会議を取り仕切っているの?」。

習い覚えた単語のビジネス英語への活用(9)

(17)fine : すばらしい
「fine」という語はラテン語の「終わり」を意味した「finis」が語源と言われています。「終わり→最後のもの→完成した→申し分ない、見事な」のイメージから「立派な、素晴らしい、見事な、けっこうな、きれいな、美しい」のような日本語が対応しますが、非常な「褒め言葉」です(野球の「ファイン・プレー」のイメージです)。「a fine view (素晴らしい眺め)」「She has grown up to be a fine girl.(彼女は成長して美しい娘になった)」「It’s a fine day (today). (今日はいい日ですね)」「I’m fine.(元気です)」。ビジネスの場では「That’s fine with/for me.(それで結構です)」のように使えます。副詞でも使えます。「She is doing fine in school.(彼女は学校でよくやっている)」

「(粒などが)細かい」の意で使われることもあります。「fine dust」は「粒が細かいちり」。「fine snow」は「粉雪」。

「fine」は「終わり→訴訟に支払う合計→罰金・科料」の意でも使われます。「100ドルの罰金を払う」は「pay a $100 fine」。動詞としても使えます(They fined her $100 for speeding. 彼女はスピード違反で100ドルの罰金を科せられた)。

「in fine」は「終わり」という原義が顔を出し「要するに、すなわち(in short)、最後に、結局」の意になります。

(18)light : 光
「light」には異なる3つの語源があり、現代では夫々異なる意味で使われています。
「光、光線、明かり、(点火するための)火=match, lighter等」の意の他、「(物事の)考え方、見方、観点」の意でビジネスの場ではよく使われます(Try to see the matter in various lights. いろいろな観点からその問題を見るように努めなさい)。形容詞では「明るい」「(色が)薄い」、動詞では「に火をつける、を明るく照らす」の意。
「軽い、(食物が)消化しやすい」。「The suitcase is light enough for me to carry. (そのスーツケースは私に持てるくらいの軽さだ)」「a light meal(軽い食事)」「light beer(低カロリービール)」。
「降りる」。「He(=Jesus) saw the Spirit of God descending like a dove, and lighting upon him.(イエスは神の霊が鳩のようにご自分の上に降ってくるのをご覧になった)」(マタイによる福音書3章16節)。「alighting」という語を使っている聖書もあります。キリスト教では「見えないものが見えるようになる」ということは非常に重要な概念で、その関係書では「光(light)」「を明るく照らす(light)」という言葉がよく使われています。

2013年ワールドユースデーリオデジャネイロ大会(2013年7月23−28日)

ワールドユースデー(World Youth Day WYD)は1984年にローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の提唱で始まった青年カトリック信者の集会です(2−3年に1回開催)。
日程は1週間にわたって行われ、世界各地から青年カトリック信者数十万人が集まりますが、前回スペインのマドリッド大会(2011年)には欧州・アフリカを中心に百万人以上集まったようです。今回は世界一カトリック人口の多いブラジルのリオデジャネイロでの開催。日本からも60人以上の若者たちが参加しているようです。

リオデジャネイロは「1月の川」の意。今は冬にあたりますが、最低気温もそんなには低くないところです。

大会の目的は:
1. 一緒に集まること
2. 若者に信用を置くこと
3. 人間のレベル上で国際的な世界に会うこと

毎回テーマがあり、今年は「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい」英語では “Go and make disciples of all nations!”(マタイによる福音書28章19節)です。

前回は「キリストに根を下ろし 造り上げられ 教えられたとおりの信仰をしっかり守って」( “Rooted and built up in Jesus Christ, Firm in the Faith”)(コロサイ人への手紙2章7節)

先日列車の大事故が起きたサンチャゴ・デ・コンポスッテラでも1989年に開催され、その時のテーマは「わたしは道であり、真理であり、命である」( I am the Way, the Truth and Life”)(ヨハネによる福音書14章6節)でした。

勿論、フランシスコ(フランシス)ローマ教皇も各種行事に参加。その活動はYou Tube で詳細に見ることができます。

教皇はワールドユースデーへの参加だけでなく、ブラジルの各所も訪問されているようだ(未成年の受刑者とも面談し「暴力はもうたくさん、愛だけを」と述べた)。訪問先の1つに the Varginha Community というところがあり、著者もYou Tube その一部始終を見た。生憎の雨でぬかるみが見られる、多分貧しいところだと思われるところだが、仮設の舞台の上から「あなたは1人ではありません、教会がついています(You are not alone, the Church is with you.)」というメッセージを送っていました(英語の解説から)。

フランシスコ(フランシス)という名前は「アッシジのフランシスコ」に由来し、彼は「貧しいものの味方」でした。教皇の「貧しいものの味方」の活動が南米大陸では大いに期待されています。著者はポルトガル語もスペイン語も理解できませんが、「エスぺランサ(希望)」「コラソン(心)」という言葉は聞き取れましたのでメッセージの内容は類推できました。昨年アルゼンチンを訪問しましたが、彼らが「エスぺランサ(希望)」と言うときは、我々が「希望」と言うときよりも、もっともっと人間の尊厳に関係する深いものだったと感じたことを思い出しました。

習い覚えた単語のビジネス英語への活用(8)

(15)minute : 分
角度を表す単位で「分」は「1度の60分の1」を表します。これに対するラテン語は「pars minuta prima(=first small part=最初の小さい部分)」でした。ここから類推できるように「minute」は「小さい」が原義です。これが時間にも応用され「1時間の60分の1」即ち「1分」を表すようになりました。「秒」は英語では「second」といいますが、これは「次の60分の1(1分の60分の1)」というところから来ています。

「minor(小さい方の)」「mini-(非常に小さい)」「mince(細かく刻んだ肉)」「menu(メニュー←料理が細かく書かれている表)」も皆「minute」の親戚です。「大臣」と訳される「minister」も「minor」の派生語です。元々は「召使い」を意味しました。

「minutes」はビジネスの場では「議事録」の意でよく使われます。「議事録」と「小さい」とはイメージが重なり合いませんが、「中学英語をビジネスに生かす3つのルール」(関谷英里子:NHK出版新書)によれば「清書する前の下書きメモの文字が小さかったことから『覚え書き』の意味が派生した」とのこと。昔は、紙が貴重品だったのでメモの文字を小さくして、なるだけ1枚の紙にたくさん書こうとしたのかも知れません。

(16)rain : 雨
ビジネスの場では「rain check」という言葉がよく使われます。元々は、雨で試合が中止される時、後日使えるように渡す「雨天順延券」を意味しましたが、転じて「今ではなく後で招待・提案などを受けたり、行う約束」の意で使われます。
「take a rain check on …」は「今回はだめだが次の機会には受け入れると約束する」意です。「Give me a rain check, please.(また次の機会に)」という表現もよく耳にします。

習い覚えた単語のビジネス英語への活用(7)

(14)poor:貧しい
ある英々では「poor」の意味を「HAVING LITTLE MONEY」「UNFORTUNATE」「NOT GOOD」「HAVING LITTLE OF SOMETHING」という4つのカテゴリーに分けて説明しています。ビジネスの場では「NOT GOOD」の意でよく使われる語です。

poor clothes[meals]:粗末な衣服(食事)
to return poor quality products:品質の悪い製品を返品する
the party’s poor performance in the election:選挙におけるその党の芳しくない結果
to be in poor health[condition] :健康がすぐれない(状態がよくない)
It was raining heavily and visibility was poor:ひどく雨が降っていて視界が悪かった
a poor swimmer:泳ぎの下手な人

「poor:貧しい」で思い出しました。

マタイによる福音書 5章3節に「心の貧しい人は幸いです。…」という箇所があります(日本語の代表的訳の1つである新共同訳)。一方、そのギリシャ語の言葉を字義どおりに訳せば「霊に関して貧しい者たちは幸いです」という訳文になるそうです。それで、幾つかの聖書では、このニュアンスを出して翻訳しているものもあります。英語訳もその1つで“Happy are those who know they are spiritually poor;(「自分が霊的に貧しいことを知っている人たちは幸いです。…」)

比較しますと、「心の貧しい」という部分が英語訳では「霊に関して貧しい」と訳されています(上記の英々の4つのカテゴリーでは「HAVING LITTLE OF SOMETHING」の範疇)。このことから、「心が貧しい」とは、寛容さが無いという意味で心の狭い人のことではなく(勿論、金銭的な意味での貧しさでもありません)、「精神的、宗教的な意味で心が満たされていないhumbleな人(霊的に飢えている人)」であることが分かります。「humble」には「謙遜な」の意もあります。カトリック関係の書物で「humble」と出てきたら、この意味です。

そのような意味での心が満たされていない人は、イエスの語る王国の希望と慰めを受け入れやすいので、(またイエスによって、これからは満たされるので)幸福であると言われているものと考えます。

逆に、物質的に豊かに恵まれている人は、霊的な必要性に気づきにくいので、イエスはある時、そのような者(霊的必要を自覚していない人)が神の道に入るのは「らくだが針の穴を通る」より難しいとも言っています。「富んだ人(rich people)が神の王国に入るよりは,らくだが針の穴を通るほうが易しいのです」。(マタイ 19:24 新世界訳)
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