「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2013年09月

How would it be if …

「クマのプ―さん」の中に次の様な文がありました。
“How would it be if as soon as we’re out of sight of this old pit, we just try to find it again?”( プ―さんの発話)

この文がどのような絵(イメージ)を送ってくるのかを検討してみましょう。

先ず文法的には
it = if as soon as we’re out of sight of this old pit, we just try to find it again
「would」は「will」の過去形。文脈から「未来」のことを述べるのに過去形が使われているので形の上では(広い意味での)仮定法過去。

「if-節」は「現在形」が使われていますので、「If it rains tomorrow, we will not go on a picnic.(もし明日雨ならばピクニックには行きません)」の使い方と同じです。即ち「条件」の提示です。「我々がこの古い砂場の視界から出たら直ちに、(ただ)再びこの砂場を見つけることを試みるならば」のようなイメージになります。

「How would it be」は「もしそのようにするならば、それはどんなことになるであろうか?」(仮定法ですから「心の揺らぎ」があります)。この「心の揺らぎ」の内容は「文脈」から決まってきます。著者には、ここでは「相手の気持ちを忖度した丁寧な提案」のように感じられます(「What would you say?」と同じようなイメージ)。

これに対するラビット(ウサギ)の反応。
「If I walked away from this pit, then walked back to it, of course I’d find it. I’ll prove it to you. Wait here.”」と今度は「if-節」も「仮定法過去」になっています。ここでの「仮定法過去」による仮定は、現実にはありえないことの仮定ではありません。単なる「心の揺らぎ」です。「アホらしくてやる気にもならないが、もしやるとすると」といったイメージです。「もし、この砂場から歩いて行って、それからそこに戻って来るならば、勿論見つかるさ」。

仮定法過去の「if-節」のなかの動詞の時制に注意していれば、話者の「心の揺らぎ」があるのかどうかがよく分かります。

「It’s time we taught him a lesson.」は「助言」

「It’s time …(・・・する時間だ)」の「…」のところには
不定詞
「for +目的語+不定詞」
「主語+仮定法過去」を続けることが出来ます。

It’s time to start. (もう出かける時間です)
It’s time for us to start. ([我々は]もう出かける時間です)
It’s time we went. (もう出かける時間です)
It’s time we were leaving. (もう出かけている時間です)

と△蓮屬舛腓Δ匹修了間になった」という含みですがは「もうその時間は少し過ぎている」という含みです。は仮定法過去ですので「もう当然・・・するときなのに(実際はまだしていない)」と考えることもできますが、真のメッセージは「助言」です(It is time you bought a new coat. 君も新しいコートを買っていいころだね )。

「It’s time we taught him a lesson.」は「彼を懲らしめてもいいころだ」のイメージになります。

些細なことですが「It is time you bought a new coat.」を間接話法にする場合は「He said it was time I had bought a new coat.」ではなく「He said it was time I bought a new coat.」となります。英語の時制に関する文法は「事実」を述べる場合にのみ適用され「仮定」には適用されません。

The bounce had felt awfully big to him.

我々は「feel」を「を感じる」とか「の(ような)感じがする」といった訳語で習ったと思います。そのため「feel」には「触れて感じる」イメージを持っています。このような背景があって、主語が「人間」ではなく「物・事」になると若干戸惑うのではないでしょうか。

ある英々辞書には次の様な説明があります。
[HAVE IMPRESSION]
linking verb : to give you a particular feeling or impression

これだと「ある特定の感じや印象を与える」イメージになり主語が「物・事」でも違和感がなくなります。「物事が特定の感じや印象を与える」→「与えられた人間は感じる、印象を受ける」という図式でしょうか。

My mouth felt completely dry. →口が「感じた」のではなく「感じを与えた」のです。以下同じです。
It felt strange to be back in my old school.
The interview only took ten minutes, but it felt like hours.
It feels like rain(= seems likely to rain).
Her head felt as if it would burst.
It felt as though / like he had run a marathon.
How does it feel to be alone all day?

日本語の「と感じられる」で取りあえず対応出来ますが、頭の中の絵(イメージ)は英々辞書の解説のように描く方が実用的だと思います。日本語を対応させているだけでは少しずつ絵(イメージ)のかい離が生じます。

「The bounce had felt awfully big to him.」は「The bounce had given him a feeling that it was awfully big.」(その飛び上がりは彼にはものすごく大きかった感じを与えていた)のイメージでいいのではないでしょうか。英語では「何か・誰かが何かをしなければ何も始まらない」という思想がいつも背景にあるように感じます。著者は、日本人が英文作文で受動態を好むのに対して、ネイテイヴは能動態を好むように感じています。

He was always bouncing in on his friends when they least expected it.

これは「クマのプ―さん」の中に出て来る1文ですが、「always」がイタリックスになっていることに注目して下さい。

「イタリックス」にしているのは「ここに注目して下さい」という印です。声に出す時は、通例大きな声になります。

上記の文は日本語では表面上「彼(実はトラ)は、いつも思いもしない時に跳ねて飛んできて友だちたちを跳ね飛ばしていた」のような意味になると思いますが、それだけでは「イタリックス」にした意図を十分には反映していません。

過去進行形ですから「しばしば繰り返される動作」を表しています。さらに「always」が加わると次の2つの意味のどちらかになります。
その繰り返される回数の多さに話し手が迷惑しているとか、不当と感じているとかの気持ちを表します(これが通例の解釈)
絶え間なく続いていると思われる動作(迷惑を感じている時もあり、そうでない時もある)⇒単純過去と同じ。

「always」がイタリックスになっているのは、,琉嫐で使っていますよ、という合図なのです。

奥さんに「You are always losing the keys.(いつも鍵をなくしてばかりいる)」とか「You are always being kind to her.(いつも彼女には親切なのね)」と言われたら、要注意です。日本語でも「いつも・・・なのね」と言われたら同じく要注意ですよね。この辺りの感覚は日英共通ですね。

He was busy thinking.

「busy」という形容詞は次に「…ing」という現在分詞を伴うことができます。
She was busy packing. (彼女は荷づくりに忙しかった)
She was busy raising money. (彼女はお金集めに忙しかった)
She is busy typing the reports. (彼女は報告書のタイプで手がふさがっています)

「知覚動詞+目的語+現在分詞」「catch, find, leave +目的語+現在分詞」の形はある程度英語の勉強をされた方には御馴染みだと思います。5文型理論の「SVOC」に当てはまりますので理解もしやすいです。しかし、上記の例文は従来の5文型理論には当てはめ難いですよね。「SVCC」で後の「C」は前の「C」の補語ということにすれば後の「C」は前の「C」を「説明」していると説明は出来ますが、余り意味のある説明ではないように思われます。ここは素直に「busy」という形容詞は次に「…ing」という現在分詞を伴うことができると受け止めましょう。

ついでに「現在分詞」の特殊な使い方をいくつかご紹介しておきます。

「go」と「come」は運動(主としてスポーツ)を表す動詞及び「shop」の現在分詞を伴うことができます。
They are going riding / skiing / sailing.(彼らは乗馬に/スキーに/帆走に行くところです)
I’m going shopping this afternoon.(午後は買い物にでかけます)
Come dancing.(踊りにいらっしゃい)
After lunch we went fishing in the lake.(昼食後、湖に釣りに出かけました)⇒前置詞は「to」ではありません。

運動(主としてスポーツ)を表す動詞以外では「・・・しながら行く/来る」のイメージになります。
The butterfly went flying from flower to flower.(チョウは花から花へ飛んで行った)
The children came running to meet us.(子供たちは私たちを迎えに走って来た)

「spend, waste +時間/お金+現在分詞」
He spends two hours (a day) travelling. (彼は通勤に[毎日]2時間かかります)
He doesn’t spend much time preparing his lessons.(彼は予習にあまり時間をかけません)
We wasted a whole afternoon trying to repair the car.(車を修理しようとして、午後いっぱいをむだにした)
He spent a lot of money modernizing the house.(たくさんのお金をかけて、家を現代風に模様替えした)

上記については5文型に慣れた我々には現在分詞の前に前置詞「in」があってもいいような感じがしますが、英々の辞書では全て「in」なしで使っていますのでネイテイヴ的には△侶舛自然なのでしょう。
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