「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2013年10月

英語の文型(2)

昔(1970年)に「NHK続基礎英語」をベースとした「英語の文型と文法」(安田一郎 日本放送協会出版)という名著が出版されました。ここでは60の文型が取り上げられていますが、「頭の中の絵(イメージ)を相手に送る」のに十分な文型の数です。

この本は「文型」という形から入っていますが、これに「頭の中の絵(イメージ)」を付け加えることにより、どのような場面で使われるのかを解説すると共に、この文型を使えるようにするための簡単なドリルを提供してみたいと思います。1回1文型を取り上げます。

S=主語、V=動詞、C=補語、O=目的語、直結副詞語句とは、それなしには文が成立しない副詞語句を言い、ここでは他の副詞語句と区別してあります(上記の「NHK続基礎英語」による)。

(2)I went to school yesterday. S+V(一般動詞)+直結副詞語句+(副詞)(私は、昨日学校へ行きました)

動詞の直後に名詞・代名詞・動名詞等の目的語を持ってこない場合は、その動詞は「自動詞」と言われます。「自動詞」は、そこで終わっても文の意が伝わる「完全自動詞」と、何か直結副詞語句を持ってこないと文の意が伝わらない「不完全自動詞」に分けることが出来ますが、この例文は「to school」がないと文の意味が成立しませんので「不完全自動詞」です。「完全自動詞」が使われるのは「Birds sing. (鳥は歌う)」「Flowers bloom. (花は咲く)」のような場合で例は少ないです。NHK東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」の英訳は文脈から「FLOWERS WILL BLOOM」と「will」が使われています。日本語と英語とは必ずしも1対1では対応していません。

「go to」は「・・・へ行く」の意の他「・・・に通う、・・・しに行く(go to school, go to hospital, go to church)」「・・・にアクセスする」等の意で用いられます。「come to」は「に達する」「の心に浮かぶ」「(状態・事態)になる」の意の一種の成句。

「yesterday」は副詞で、文全体を修飾しますから、原則文のどこに持って行ってもいいですが「I went to school」で1つのイメージが完結するので、この中には割って入らない方がよいでしょう。「Yesterday I went to school.」と言えば、「昨日」と先ず「時」を設定することになります。

この例文でコミュニケーション的に注目すべきは「went」と過去形が使われていることです。英語では「過去の世界に見えるものは過去形を使わなければならない」というルールがあります。規則動詞は原形に[ed]をつければ済みますが、不規則動詞は覚えるしかありません。辞書の巻末に掲載されている不規則動詞を暗記するのは必須です。

「ドリル」→次の文を、絵を頭に描きながら口に出して言ってみましょう。「I」は今このブロ
グを書いている著者、「you」は皆さん自身だと想定して下さい。

「I went to school yesterday.」

Did I go to school yesterday?
Yes, you did.

Did you go to school yesterday?
No, I didn’t.

Who went to school yesterday?
You did.

Where did I go yesterday?
To school.

When did I go to school?
Yesterday.

英語の文型(1)

昔(1970年)に「NHK続基礎英語」をベースとした「英語の文型と文法」(安田一郎: 日本放送協会出版)という名著が出版されました。ここでは60の文型が取り上げられていますが、「頭の中の絵(イメージ)を相手に送る」のに十分な文型の数です。

この本は「文型」という形から入っていますが、これに「頭の中の絵(イメージ)」を付け加えることにより、どのような場面で使われるのかを解説すると共に、この文型を使えるようにするための簡単なドリルを提供してみたいと思います。1回1文型を取り上げます。

S=主語、V=動詞、C=補語、O=目的語、直結副詞語句とは、それなしには文が成立しない副詞語句を言い、ここでは他の副詞語句と区別してあります。「一般動詞」とは「be 動詞以外の動詞」のことを指しています(上記の「NHK続基礎英語」による)。

(1)I study English. S+V(一般動詞)+O(私は、英語を勉強しています)

この動詞は規則的に変化する動詞(過去、過去分詞共原形に[ed]をつける)です。「頭の中の絵(イメージ)を相手に送る」という視点からは「規則動詞」も「不規則動詞」も何ら変わりません。

この例文のポイントは「study」という「動作」を表す動詞が「現在形」で使われている点にあります。「勉強する」という動作を目に浮かべるのは難しいですが「勉強している」なら描きやすいですよね。このような背景があって、「動作」を表す動詞が「現在形」で使われている場合には「習慣」を表すことになります。文型「SVO」については別の機会に解説します。

I get up at six. (私は[いつも]6時に起きます)
I have breakfast at seven. (私は[いつも]7時に朝食を摂ります)
I go to work by bus. (私は[いつも]バスで仕事に行きます)

「love(を愛している)」とか「like(がすきである)」というような「状態動詞」(一般に進行形にならない動詞)の場合は、すでに「習慣」の意識を内包しています。

人を食事に招いたような場合、「何を飲みますか?」は「What do you drink?(いつも何を飲んでいますか)」ではなく「What will you drink?」「What would you like to drink?」としなければなりません。日本語を機械的に英語に置き直したのでは正しい絵は伝わりません。

「ドリル」→次の文を、絵を頭に描きながら口に出して言ってみましょう。「I」は今このブロ
グを書いている著者、「you」は皆さん自身だと想定して下さい。

「I study English.」

Do I study English?
Yes, you do.

Do you study English?
No, I don’t.

Who studies English?
You do.

What do I study?
English.

「~の」を所有格で表す場合

今回は重箱の隅をつつくような話題です。

「~の」という場合、「~」に当たる名詞が「人間」「動物」「国」の場合には名詞の所有格が使われます。

それ以外の名詞の場合には「A of B」の表現が使われます。これが原理原則です。

「犬の脚」と「椅子の脚」という場合、前者は「the dog's legs」と「所有格」が用いられ、後者は通例「the leg's of the table」と「A of B」の形がとられます。前者は生き物ですから取り外しが効かなくて「一体化」のイメージが後者に比べて強い感じがします。

「人間、動物、国」以外でも次の場合には「所有格」か用いられると言われています。
(1) 船やボートに:
the ship's bell (船の鐘)
the yacht's mast (ヨツトのマスト)
(2) 飛行機、列車、自動車、その他の乗り物にも使えるが「A of B」の方が安全
(3) (時間、日、週、月などの) 時の表現に:
today's newspaper (今日の新聞)
tomorrow's weather (明日の天気)
in two years' time (2年たてば)
(4) 「金額+ worth」の表現で:
ten dollars' worth of ice-cream (10ドル分のアイスクリーム)
(5) for ~'s sake の表現で:
for heaven's sake / for goodness' sake (お願いだから)
(6) 次のような表現で:
a stone's throw (石を投げれば届く距離)
the water's edge (水ぎわ)
(7) 夏(summer)と冬(winter)は所有格にできるが、春と秋は擬人化されない限り所有格にはできない。ここまでくると言語習慣としか言いようがありません。

以上はイギリス人の書いたものを参考にしましたが、アメリカではもう少し所有格が自由に使われていたように感じます。

英文法の裏の顔に光を当てる(16)

(16)「一般に名詞や名詞相当語句の前に置かれて形容詞語句・副詞句を作り、文の中の他の部分に結びつける働きをする語を前置詞という」

文を「5文型」に当てはめようとすると、前置詞は「形容詞語句・副詞句を作り、文の中の他の部分に結びつける」と説明するしかありませんが、これは文を解剖した結果の1つの説明でしかありません。コミュニケーションの本質を「頭の中の絵(イメージ)の伝え合い」と捉えるならば「裏の顔」が見えてきます。

英語は基本的には「SVC」「SVO」で絵(イメージ)の送付の幹の部分は終了です。その幹の部分に枝葉をつける役割(情報の追加)を担うのが前置詞です。情報の追加は「関係代名詞」「現在分詞」「過去分詞」によっても行うことができます。

「情報の追加」ですから、一旦前置詞(of を除く→ofは前後の語句が関係あることを示す言葉)の前で文を切り(ここで息継ぎをする)、情報の追加だと意識を切り替えると有効です。「情報の追加」ですから、新しい文にすることも問題ありません。「There is a picture on the wall in this room.」→「There is a picture on the wall.」「It’s in this room.」でもほとんど同じ絵(イメージ)を送ることができます。

英語では「1つの名詞の前には原則として、1つの限定詞と、1つの形容詞しか置けないので、それ以外の修飾語は後ろに置かざるを得ない」ということも覚えておいて「英語では後ろの語句は原則として前の語句を修飾している」という回路が働くようにすると英語の理解が楽になるハズです。

以上で「英文法の裏の顔に光を当てる」シリーズは終了です。

英文法の裏の顔に光を当てる(15)

(15)『「as +原級+as」は「・・・と同じくらいに」の意』

比較の構文はいくつかありますが、形容詞の原級の場合には肯定文で「as … as」を、否定文には「not as/so …」を使います。

問題は、日本では「as +原級+as」は「・・・と同じくらいに」の意になると教えていることです。私の知っているアメリカでは「少なくとも・・・と同じくらいに」のニュアンスになります。「He is as tall as his father.」と聞いたら「父親の隣に立つ少年は父親より背が高め」のイメージが浮かんできます。

A boy of sixteen is often as tall as his father. は「男の子は16歳にもなると、身長が父親に負けないことも多い」
He has as much money as I do. (彼は私と同じぐらいは金を持っている)

これらは「先ず背が高い」「金を持っている」というイメージがあるための心理が影響しているものと思います。背が高くない者同志や、金を余り持っていない者同志の比較には使い難い表現です。

Manslaughter is not as/so bad as murder. ([同じ殺人でも] 謀殺よりも故殺のほうがましだ)
否定形になると「as +原級+as」の意が「少なくとも・・・と同じくらいに」のニュアンスになることが、より鮮明になります。

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