「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2014年01月

アメイジング・グレイス

心を打つ旋律だと感じていましたが歌詞がよく聞き取れていなかったので調べてみました。
ウイッキ・ペデイアによると、アメイジング・グレイス(英語:Amazing Grace, 和訳例:すばらしき恩寵)とは、イギリスの牧師ジョン・ニュートン (John Newton)の作詞による賛美歌である。特にアメリカ合衆国で最も慕われ愛唱されている曲の一つであり、またバグパイプでも演奏される。"grace"とは「神の恵み」「恩寵」の意。

この"grace"という言葉は聖書にもよく出てきて、英語の聖書を理解するための重要語です。ある英々によると “the kindness that God shows towards the human race”とあります。神を信じる者には「神の恵み」が与えられるということでしょうが、歌詞の中では神を信じる前と後を次のような言葉で表しています。lost → found、blind → see。歌詞の全部と若干の英語の解説をしておきます。

Amazing grace, how sweet the sound
That saved a wretch like me.(wretch=ここでは「惨めな者」)
I once was lost, but now I’m found,
Was blind, but now I see.

'T was grace that taught my heart to fear, (It … that …構文)
And grace my fears relieved, (→ It was grace that relieved my fears)
How precious did that grace appear, (that grace =The hour I first believed)
The hour I first believed.

Through many dangers, toils, and snares, (toil=苦労、snare=人を陥れるわな)
I have already come;
'T is grace hath brought me safe thus far, (→ It is grace that hath=has brought me safe thus far)
And grace will lead me home.

The Lord has promised good to me, (good→神の親切→神の恵み)
His Word my hope secures;(→His Word secures my hope。secure=守る)
He will my shield and portion be, (→He will be my shield and portion。shield=盾)
As long as life endures.(endure=持ちこたえる)

Yes, when this heart and flesh shall fail,
And mortal life shall cease,
I shall possess within the vail,(vail=veil)
A life of joy and peace.

The earth shall soon dissolve like snow,
The sun forbear to shine,(forbear=・・・なしで済ます)
But God, Who called me here below,(3番の「I have already come」を受けています)
Will be forever mine.

When we’ve been there ten thousand years,
Bright shining as the sun,(bright=明るく。副詞)
We’ve no less days to sing God’s praise
Than when we’d first begun.

話すための「1日1動詞」(fall)

.灰△箸覆襯ぅ瓠璽検落下する
一番近い日本語:「落ちる」
A庵峪譟ι詞を伴う使用例
fall about with laughter / fall about laughing: 「笑い転げる」。They all fell about with laughter.(彼らは皆笑いころげた)。
fall apart: 「ばらばらになる」。When I picked up the model airplane, it fell apart.(その飛行機の模型を持ち上げたときばらばらになってしまった)。
fall away:「減る、衰える、なくなる」。The demand for our products gradually fell away.(我が社の製品の需要は次第に減った)。
fall back:「後退する」。She fell back at the horrible sight.(彼女はその恐ろしい光景を見てあとずさりした)。
fall back on …: 「・・・を(最後の)よりどころにする」。I have some savings to fall back on.(私には当てにできる蓄えが少しばかりある)。
fall behind:「遅れる、落伍する」。The runner began to fall behind.(そのランナーは遅れ始めた)。
fall down:「倒れる」。He fell down on the floor and didn’t move.(彼は床に倒れて動かなかった)。
fall for …: 「・・・に夢中になる、・・・にだまされる」。I was foolish enough to fall for an old trick.(私は愚かにもよくあるペテンに引っかかった)。
fall in:「(中に)崩れ落ちる」。Suddenly the wall fell in.(突然壁が崩れ落ちた)。
fall into …: 「(ある状態)になる」。He fell into a bad habit.(彼は悪い癖がついた)。
fall off: 「はずれて落ちる」。A button fell off.(ボタンがとれた)。
fall on …: 「・・・に襲いかかる」。The tiger fell on a deer.(トラはシカに襲いかかった)。「(祭日・誕生日などが)・・・に当る」。His birthday falls on a Saturday this year.(彼の誕生日は今年は土曜日だ)。
fall out: 「(歯・髪などが)抜ける」。The little boy cried when his tooth fell out.(歯が抜けてその男の子は泣いた)。
fall over …: 「・・・につまずいて転ぶ」。She fell over a stone and twisted her ankle.(彼女は石につまずいて転んで足首をねんざした)。
fall through:「失敗する」。The deal fell through at the last minute.(取引は土壇場でダメになってしまった)。
fall under …: 「・・・の部類に入る」。This job does not fall under my responsibility.(この仕事は私の責任外だ)。
ぁfall」は「落下する」イメージを持った語ですので名詞として使われる場合には「落下」「転倒」の他「秋(多分葉が落ちるイメージから)」「滝」「降雨」「低下」等の意味になります。

オバマ大統領一般教書演説

オバマ大統領一般教書演説のポイントが今朝の日経朝刊に日英対比で掲載されていた。いつもながら彼の演説(勿論スピーチライターが用意するもの)は英語的には素晴らしい。ネットで演説の状況を見たが、どこかの国の首相の施政演説と異なり原稿を読んでいる印象を全く与えないのも聴衆に聞かせる大きな要因だと思われる。

日経が取り上げた6つのポイントの英語について少々解説を試みます。

(1)Let’s make this a year of action.
「this」は指示代名詞で「話し手の近くにある特定の対象」を指します。教書全部は読んでいないので、どんな文脈か分からないが「これを1つの行動の年にしよう」と言っているわけであるから「this」は「this year」を指すことになります。

「of」で後ろから修飾された名詞には冠詞「the」が付くことが多いが「year of action(行動の年)」は今回に特定されるものではないという意識から「a」。即ち「行動の年たち」の「one of them」という意識です。
(2)When ninety-eight percent of our exporters are small businesses, new trade partnerships with Europe and the Asia-Pacific will help them create more jobs.
「small businesses」は日経では「中小企業」と訳されています。「中小企業」を和英で引くと「medium-sized and small companies」です。「small」に対応する語は「large」です。英語は二者択一的発想が強く「大きい」か「そうでないか」かの二者択一で「small」が選択されたものと思います。

「help them create」と「create」の前に「to」が付いていませんが(所謂「toなし不定詞」)、英では「to」を付けることもあります。受け身では必ず「to」が付きます。
(3) Let’s work together to close loopholes, end those incentives to ship jobs overseas, and lower tax rates for businesses that create jobs here at home.
「Let’s work together to …」は訴求力のある言い回しですから是非利用して下さい。
(4)We will continue to focus on the Asia-Pacific, where we support our allies, shape a future of greater security and prosperity.
「will」は「意思」を表す言葉です。「我々は引き続きアジア・太平洋地域を重視する(意思がある)」。
(5)It is American diplomacy, backed by pressure, that has halted the progress of Iran’s nuclear program.
現在完了は過去で生じたことが現在も続いていることを示唆します。「イランの核開発計画の進展を阻止した(そしてそれは今も続いている)」。
(6)Together with our allies, we will complete our mission there by the end of this year, and America’s longest war will finally be over.
「complete」は「最初から最後まで完全に終える。特に欠けている部分を補って完成する」のニュアンスですので、ここでは最適の言葉でしょう。日経の訳も「完了し」となっています。

話すための「1日1動詞」(eat)

.灰△箸覆襯ぅ瓠璽検Эべる
一番近い日本語:「食べる」
A庵峪譟ι詞を伴う使用例
eat … away: 「・・・を徐々に浸食する」。Rust was eating away the iron windows.(さびが鉄の窓枠を侵食していた)。
eat in: 「家で食事をする」。I usually eat in.(私は大抵は家で食事をします)。「外食する」は「eat out」。
eat right:「(米)健康的な食事をとる」。If you eat right you will stay healthy.(健康的な食事をとれば健康でいられるでしょう)。
eat … up:「(食べ物)を食べつくす」。Eat up your vegetables.(野菜を全部食べなさい)。
ぁeat」は「食べる」行為を表す最も一般的な語です。「大食漢」は「a big/heavy eater」、反対は「a small/light eater」。余り意味の広がりがない動詞ですので成句も少ないです。

安倍総理の「現在の日中関係は第1次世界大戦前のイギリスとドイツの関係に似ている」発言

この件に関する日本での報道は概略次の通りです。

★首相発言に海外から批判、日中を“英独関係に例示”

「現在の日中関係は第1次世界大戦前のイギリスとドイツの関係に似ている」。
スイスを訪問中の安倍総理がこんな発言をしたと各国のメディアが批判的に報じています。
イギリスとドイツは激しく敵対し世界を巻き込む大戦に発展したことから不穏当な発言と受け取られたようです。

イギリスのBBCなどのメディアは、安倍総理が22日、ダボス会議に参加している海外のメディア関係者との懇談で尖閣諸島をめぐる日本と中国の軍事的衝突の危険性について聞かれ、“現在の日中関係は第1次世界大戦前のイギリスとドイツの関係に似ている”という趣旨の発言をしたと報道しました。そのうえで安倍総理は、日中の偶発的な衝突を回避するために防衛当局間の連絡体制が必要と強調したということです。

「第1次大戦のようなことにしちゃならないという意味で今、こう言っているわけですよね。 ですから、なぜそんなことにとられたのか全く分からない」(菅義偉 官房長官)

菅官房長官は会見で、安倍総理の発言について「イギリスとドイツは大きな経済関係があったにもかかわらず第1次世界大戦が起きた。そういうことは起こしてはならない」ということであり、「日中に問題があるときは相互のコミュニケーションを緊密にすることが重要だ」と述べたと説明しました。

[異なる視点からの著者の補足]
日本の「偉い」人の外国絡みの「後からの言い訳」の典型です。この根本には「英語」と「日本語」の伝え方の違いが根本にあるように思えます。

英語では、大事なことを最初に述べます。典型的な例が「Yes」と「No」です。日本語は最後まで聞かないと「賛成」なのか「反対」なのか分かりません。そのためか、極端なことを言うと、大事なことは最後に言及する傾向があります。

安倍総理が『尖閣諸島をめぐる日本と中国の軍事的衝突の危険性について聞かれ、“現在の日中関係は第1次世界大戦前のイギリスとドイツの関係に似ている”という趣旨の発言をした』とありますので、英語的には(通訳は日本語⇔英語のハズ)これが一番大切なメッセージです。これを英語的に意訳するならば「私は、現在の日中関係は第1次世界大戦前のイギリスとドイツの関係に似ている、と認識している」となります。菅官房長官の説明が本意であるならば例えば『現在の日中関係は第1次世界大戦前のイギリスとドイツの関係に似ている、という人もいるが』のように他人の責任にしておく必要があります。

「発言の全体を読んで頂ければ云々」は英語的には通じ難い「後だしジャンケン」に取られる可能性大です。
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