「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2014年04月

日本人のための1日1回発音練習(22)

(22)「あいまい母音」の発音

アクセントのある場合:のどを締めてお腹に力を入れて「アー」と言う。
hurt, fur, nurse, purse, ver●sus, gur●gle, ur●gent, hur●ry(米音), cour●age(米音)

アクセントのない場合:弱い、曖昧な「ア」。非常に幅のある音で(前後の音の影響を大いに受ける)、米語ではアクセントのない母音は全てこの発音になると思ってもよいくらいです。ポイントは弱く(結果、短く)発音することです。
a●bout, a●bove, a●go, a●gain, gen●tle●man, wom●an, Jap●a●nese

次のような語は、この「あいまい母音」が省略されて発音されます。
gar●den, stu●dent, re●cent, moun●tain
「garden」は「ガーデン」ではなく「ガードン」の感じになります。アクセントのない音節の「e」がその前後を子音で囲まれると、通例発音されないことも覚えておくとよいでしょう。

日本人のための1日1回発音練習(21)

(21)「[つまった]ア」の発音

ハナ肇のギャグ「アッと驚く為五郎」の「ア(ッ)」。綴りが「u」のときはこの発音になることが多い。

cut, cup, bus, come, sun, son, lunch, month, num●ber, Mon●day, moth●er, coun●try, e●nough, does(強形), must(強形), but(強形), does(強形)

日本人のための1日1回発音練習(20)

(20)[a:] の発音

英音では「r」の綴りの後に母音がない場合にはその「r」は発音されませんので、次のような単語の「r」は発音されません。結果として [a:] の発音になります。米音では一般的には [a:r]。しかしボストンのようにイギリスからの移民の子孫が多いところでは [a:] の発音をする傾向があります。

car, arm, bar, park, dark, kart, part, gar●den,

次のような単語は米英共 [a:] の発音。
fa●ther, spa, palm, ah

「a bosom friend(腹心の友)」に想いを巡らす

現在進行中のNHK朝ドラ「花子とアン」の中で、花子が「a bosom friend」に「腹心の友」という訳をつける場面があった。伯爵家出身で花子より6歳も年上の編入生葉山蓮子と花子が将来「腹心の友」になるらしい。

「bosom」は[buzm]または[bu:zum]と発音するが、著者は「女性の胸」の意だと思っていたので、テレビでその場面を見たときは一瞬レスビアンの関係かとも思った。

英和辞典で調べてみると「bosom」には次のような訳語と用例が載っている。
(女の)胸(breasts の婉曲語)
(衣服の)胸部
[比喩的に] 胸(の中)、心(heart)、愛情
[形容詞的に] 親しい、胸に秘めた⇒用例 a bosom friend[buddy, pal]= 親友;a bosom secret =大切な秘密

「親友」は「信頼できる親しい友。仲のよい友人」の意だが(広辞苑)、最近はどちらかというと後者に近いニュアンスで使われているように感じる。その場合は「a close friend」あたりが適当だが「a bosom friend」とどんな違いがあるのだろうか。

ジーニアス英和大辞典には『bosom は「両胸で抱きしめる部分」が原義か』と出ている。

類似語辞典によれば次のような語が類似語となる。
bosom friendsでの用法; close, boon, intimate, inseparable, faithful, constant, devoted, good, best, firm, favorite

「take … to one’s bosom」は成句で「 ・・・を妻にする、・・・を大切にする、・・・の腹心の友となる」の意。

腹心
はらとむね
こころのおくそこ、考えの底
どんな秘事でも打ち明けて相談することができる者。心から信頼できる者。「腹心の部下」

「腹心」の類似語は「懐刀」だろうが、これは「部下」に対して使われるように感じる。「懐刀の友」とは聞いたことがない。村岡花子エッセイ集 に「腹心の友たちへ」というのがあることも知った。今の我々は使い慣れていないが「腹心の友」がベストな翻訳のように思えてきた。平たく訳したら「心からの友」か。

「challenge」

「実践 日本人の英語」(マーク・ピーターセン著 岩波新書)を読んでいたら『「challenge+目的語」には「〜を挑発する」や「〜に異議を唱える」などの意味はあるが、「〜に挑戦する」という意味はない』と書かれている(p67)のにビックリしました。

著者は「challenge」の基本となるイメージは「〜に挑戦する」だと思っていました。早速手元にある英和辞書(E-Gate)を調べてみると、動詞の最初に「(人)に挑戦する」という訳語が出ています。次に「・・・に異議を唱える、・・・の正当性を問う」、更に「(人)に<・・・する>気を起こさせる、(関心など)を喚起する、(能力)を要求する」「(人)を呼び止める、誰何する」の訳語が載っています。手元の電子辞書(e dictionary)入っている英和辞書もほぼ同じです。

「・・・に異議を唱える、・・・の正当性を問う」という意味では、テニスでビデオ判定に持ち込むのを「チャレンジする」というのを何回も見たり聞いたりしているので著者にはお馴染みです。「審判に挑戦する」のではなく「審判の判定に異議を唱える」の意でしょう。

電子辞書に入っている英々を調べてみると、マーク・ピーターセン氏が言うように、確かに直接的には「(人)に挑戦する」という意味は載っていません。「challenge somebody to something/to do something」という構文で「to invite somebody to enter a competition, fight, etc. ; to suggest strongly that somebody should do something (especially when you think that they might be unwilling to do it.」の説明はあります。上記下線部の意味は「(人)に試合、競技会、コンペに出場するよう正式に招待する、誘う、依頼する」のハズです。「to challenge somebody to a duel」は「人に決闘を申し込む」の意(「人に決闘を挑戦する」と言っても意味は通るでしょうが)。

何故英和辞書に「・・・に挑戦する」の訳が載っているのかは、マーク・ピーターセン氏が言うように、分かりませんが、何となく上記のようなことが伏線になっているような気がします。取りあえず『「challenge」 には「・・・に挑戦する」の意はない』と頭の中をリセットしましょう。著者の電子辞書の和英には「何にでも力一杯挑戦してごらんなさい」は「You should approach everything with a strong will.」の訳が載っていて「challenge」「all your might」を使ってはダメと注書きがあります。

「・・・をやってみる」という意味で「挑戦する」を使っているのならば「try」がいいでしょう。それ以外は例によって「頭の中の絵(イメージ)」をよく見て「意訳」するのが安全でしょう。
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