「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2014年09月

英語あれこれ(134)― 助動詞「may」

(134)今回は助動詞「may」について説明して下さい。

「may」は12世紀以前から使われていた古期英語と言われるものでは「力がある、能力がある」が原義です。「main」「might」も親戚の言葉です。著者は学校では「・・・てもよい」と習いましたが「can」の解説でも使った「OXFORD 現代英英」に記載されている例文を参考に現代での使われ方を見てみましょう。日本語の対応は著者が行いました。

That may or may not be true. (それは本当かも知れないし、本当でないかもしれない)
He may have missed his train. (彼は列車に乗り遅れたかもしれない→多分乗り遅れたと思うというニュアンスです)
They may well win. (彼らは多分勝つだろう)
There is a range of programs on the market which may be described as design aids. (その市場に関するデザイン・エイドと呼んでもよいような品揃えがある)

以上は「あることが可能である(あり得る)」という意で使われています。

He may be a good father but he’s a terrible husband. (彼はよい父親かも知れないが、ひどい夫だ)

上記と同じ意味ですが、本当に言いたいことはその次にある、という使い方です。「・・・かも知れないが・・・」のニュアンスです。これは我々も会話で使えそうですね。

May I come in? (入ってもよろしいでしょうか)
You may come in if you wish. (入りたければ入ってもよいですよ)

フォーマルな表現。「許可」を意味しています。「許可」を求める場合も、許可を与える場合にも使えます。くだけた「口語」の言い方では「can」も使えます。

You look lovely, if I may say so. (かわいらしく見えますわ)
May I ask why you took that decision? (どうしてその決定をしたかお伺いしても宜しいですか)
If I may just add one thing … (一言付け加えさせていただくならば)

話者の「丁寧な気持ち」を表しています。自らコメントする場合にも質問する場合にも使えます。

May she rest in peace. (彼女が安らかに眠ることを)
Business has been thriving in the past year. Long may it continue to do so. (この1年は商売がうまく行っている。長く続きますように)

フォーマルな言い方で所謂「祈願文」です。

There is a need for more resources so that all children may have a decent education. (全ての子供たちがちゃんとした教育が受けられるようにもっと財源が必要だ)

フォーマルな言い方。「so that」以下が「目的」を表していますが、その中で使われています。財源があれば、子供たちがちゃんとした教育を受けるという目的が達成できるという趣旨です。「can」よりフォーマルな感じがします。

英語あれこれ(133)― 助動詞「can」

(133)今回は助動詞「can」について説明して下さい。

「can」は12世紀以前から使われていた古期英語と言われるものでは「知っている(know)」が原義です。「知っている(know)」から「・・・出来る(可能)」に意味が発展したことは容易に想像できます。

「will」「shall」の解説でも使った「OXFORD 現代英英」に記載されている例文を参考に現代での使われ方を見てみましょう。日本語の対応は著者が行いました。

I can run fast. (私は速く走ることが出来る)
Can you call back tomorrow? (明日もう一度訪問できますか?)
He couldn’t answer the question. (彼はその質問に答えることが出来なかった)
The stadium can be emptied in four minutes. (その競技場は4分後には空にすることが可能です)
I can’t promise anything, but I’ll do what I can. (私は何も約束することはできませんが、出来ることはやります)

以上は「誰かが何かをすることが出来る」「何かが起り得る(競技場の例)」ことを表しています。文字通り「可能」のイメージです。主語が無生物でも擬人法的に「何かをすることが出来る」という使い方もできます。

She can speak Spanish. (彼女は[外国語としての]スペイン語をしゃべれる)
Can he cook? (彼は料理できるか?)
I could drive a car before I left school. (私は学校を出る前に車を運転できた)

以上も「可能」を表していますが、ニュアンスとしては「やり方を習った結果知っている→だから出来る」です。前出の「I can run fast.」は「速く走る方法」を知っているかどうかは問題にしていません。

She could feel a lump in her breast. (彼女は胸に[手をやると]しこりが感ぜられた)
I can hear music. ([意識すると]音楽が聞こえる)

この使い方は「feel」「hear」「see」「smell」「taste」の所謂「知覚動詞」を伴う場合です。「知覚可能」だというニュアンスです。

You can take the car, if you want. (その車を持って行っていいよ、もしよければ)
We can’t wear jeans at work. (職場ではジーンズは駄目だ)

ここでは「can」文脈から「許可」、「can’t」は「不許可」を意味します。

Can I read your newspaper? (あなたの新聞を読んでもいいですか?)
Can I take you home? (家までお送りしましょうか?)

口語での使い方。主語が1人称で、疑問文で「許可」を求めています。

Can you help me with this box? (この箱を動かす・片付けるのを手伝ってくれませんか)
Can you feed the cat, please? (猫にエサをやってくれませんか)

口語での使い方。主語が2人称で、疑問文で文脈から「依頼」の意味になります(「出来ますか?」→「してくれませんか」)。

That can’t be Mary – she’s in New York. (あれはメアリーであるハズがないー彼女は今ニューヨークにいるから)
He can’t have slept through all that noise. (あの騒音の中で彼は眠ったハズがない)

否定文で「can’t」の後が「状態動詞」になっています。「あり得ない」の意になっています。

What can they be doing? (一体彼らは何をしているのだろうか→驚き)
Can he be serious? (彼はマジなの?→疑い)
Where can she have put it? (彼女は一体全体それをどこに置いたのだろう→困惑)

疑問文で、反語的に「驚き」「疑い」「困惑」を表しています。

He can be very tactless sometimes. (彼は時として気がきかないことがある)
It can be quite cold here in winter. (ここは冬にはしばしば結構寒くなります)

文脈から「しばしばそのようなことが起る(可能性がある)」の意です。

We can eat in a restaurant, if you like. (もし君が望むならレストランで食事してもいいよ)
I can take the car if necessary. (必要ならその車を持って行くよ)

文脈から「提案」の意になっています。

You can shut up or get out! (黙りなさい、さもなければ出ていきなさい)

口語。通例話者が怒っているときに使われ「主語は・・・しなければならない」という意味を表します。

以上何れも「可能」というイメージで理解可能ですね。

英語あれこれ(132)― 助動詞「shall」

(132)前回は「will」でしたので今回は「shall」について説明して下さい。

「shall」の原義は「owe」の意で「負うている、義務がある」でした。現在もこの原義を引きずって使われています。

余り知られていないことですが、アメリカ英語に比べてはるかに歴史のあるイギリス英語の標準では『1人称(I, we)の「未来形」作るのに「shall」、3人称には「will」が使われていました。例:I shall be late. / She will not be there.』『強い決心を表す場合には1人称(I, we)には「will」、2人称・3人称には「shall」が使われました。例:I will not tolerate this. / You shall go to school. 』でしたが、ネイテイヴでも「shall」と「will」は、どんな時にどちらを使うかについて歴史的に混乱があったようです。

現代での使われ方を見てみましょう。例文は全て「OXFORD」「OXFORD 現代英英」に記載されているものです。日本語の対応は著者が行いました。

This time next week I shall be in Scotland. (来週の今頃私はスコットランドにいるでしょう)
We shan’t be gone long. (我々は長い間は留守をしていないでしょう)
I said that I should be pleased to help. (私は喜んでお助けするでしょうと言った)

この使い方は「古臭い」使い方になりつつあるようですが、主語が1人称(I, we)に限られ、「未来」について言及していますが何れも「予想・予言」している色彩が強いです。昔「単純未来」と習った使い方です。「shall」「should(shallの過去)」の後が「be」と状態を表す動詞になっていることに注目。動作動詞なら1人称(I, we)は自分の意思を表明できるので「単純未来」にはなり得ません。「状態になるよう負うている、状態になる義務がある」ということで「予想・予言」の意味合いが濃くなっています。現在では「will」が使われると割り切ってよいでしょう。

Shall I send you the book? (その本をお送りしましょうか)
Shall we go? (行きましょうか)
What shall we do this weekend? (この週末は何をしましょうか)
Let’s look at it again, shall we? (それをもう一度見てみましょうよね)

全て疑問文で、主語が1人称(I, we)に限られ、「申し入れする」「示唆する」「アドバイスを求める」ニュアンスです。「負うているか、義務があるか」の延長で捉えることができます。

They shall succeed. (彼らはきっと成功する)
You shall not frighten me out of this. (このことで私を怖がらせないでよ)

上記の2つは話者の「強い主張・意図」を表しています。やはり「負うている、義務がある」の意です。マッカーサーがフィリピンを去る時「I shall return.(きっと戻ってくるぞ)」と言いましたが、彼の強い意思を感じます。

You shall not steal. (盗んではならない)→「古臭い」使い方。
Candidates shall remain in their seats until all the papers have been collected. (すべての書類が回収されるまでは全ての候補者は席に座ったままでいること)→「公式」な使い方。

上記の2つは話者の「命令・指示」を表しています。「古臭い」使い方か「公式」な使い方のどちらかです。やはり「負うている、義務がある」の意です。契約書とか掲示板の類で「shall」を見たら、大抵はこの使い方です(「・・・すべきこと」の意)。飛行機に乗った時、「ファースト・クラス」と「エコノミイ・クラス」の間を分けているカーテンの上のプレートには「The curtains shall be open when taking off or landing.」と書いてありますので今度飛行機に乗った時確認してみて下さい。

英語あれこれ(131)― 助動詞「will」

(131)「will」の助動詞としての使い方(除く文法)を教えて下さい。

最近の大方の英語学習書では『「will」の基本的な意味は「意思」である。1人称では意思を述べることができ、2人称では意思を尋ねることできる。しかし3人称ではそれができない。そのため「意思があるように思われる」→「・・・だろう」の意になる』と解説しています。

言葉というものは、それ自身に意味があるのではなく、使う人がそれに意味を与えているというのが言語学の初歩です。そこで実際に「will」がどんな使い方がされているのかを状況・文脈に注意しながら見ていきましょう。例文は全て「OXFORD 現代英英」に記載されているものです。日本語の対応は著者が行いました。

You’ll be in time if you hurry. (もし急ぐなら、あなたは間に合うでしょう)
How long will you be staying in Paris? (どの位長くパリに滞在されることになるのでしょうか)→「How long will you stay in Paris?」なら「どの位長くパリに滞在する積りですか」になるでしょう。「be staying」は「状態」を表します。
Fred said he’d be leaving soon. (フレッドは直ぐに出発することになるだろうと言った)
By next year all the money will have been spent. (来年までには全てのお金は使われてしまっているだろう)

以上は「未来」について言及していますが何れも話者が「予想・予言」している色彩が強いです。疑問文では相手の「予想・予言」を尋ねています。「will」の基本的なイメージが「意思」なので「意思があれば実現する可能性が高い(Where there’s a way, there’s a way.)」という英語社会の考え方が反映されているとも解釈できます。「may」ならば、実現性の可能性は浅田真央さん流に言えば「ハーフ・ハーフ」です。「You’ll be twenty years old next year.(あなたは、来年は20歳ですよ)」ならば単に「未来」について言及しているだけになります。ここでもう1つ注意して頂きたいのは、この使い方では「will」の後が原形の「動作動詞」ではないということです。意思があれば行動できますが、結果としての「状態」を直接手に入れることは出来なくて「予想・予言」の色彩になるとも解釈できます。

I’ll check this letter for you, if you want. (君のためにこの手紙をチェックしてあげよう、もし君が望むならばだが)
They won’t lend us any more money. (彼らはもう我々に金を貸してはくれないだろう)
He wouldn’t come – he said he was too busy. (彼は[事情が変わらなければ]来ないだろうー忙しすぎると言っていたから)
We said we would keep them. (我々はそれらを取って置きますと言った)

以上は「will」の基本的なイメージである「意思」を表す典型例です。「will」「would」の後の動詞は全て「動作動詞」であることに注意。

Will you send this letter for me, please? (この手紙を私のために送って下さいませんか)
You’ll water the plants while I’m away, won’t you? (私が居ない間、植木に水をやって下さいね)
I asked him if he wouldn’t mind calling later. (私は彼に後ほど電話をしてくれないかと頼んだ)

以上は相手の「意思」を尋ねる形で「依頼」をしています。ここでも「will」「would」の後の動詞は全て「動作動詞」。

You’ll do it this minute! (今すぐそれをやりなさい)
Will you be quiet! (静かにしなさい)
全て内容は「命令」です。「Will you be quiet!」は「be」ですが「静かであれ」ではなく「静かにしろ」と行動を求めています。

That’ll be the doctor now. (今度はそのお医者さんだと思うよ)
You’ll have had dinner already, I suppose. (あなたは夕食を食べてしまった、と思います)

以上は「自分が考えていることは多分当たっているだろう」という話者の態度を表しています。

If it’s made of wood it will float. (もしそれが木でできているならば、浮きます)
Engines won’t run without lubricants. (エンジンは潤滑油なしでは動きません)

以上は「無生物である主語に意思があって、通例はそうする・そうなるものだ」というニュアンスです。

This jar will hold a kilo. (このビンには1キロ入ります)
The door won’t open! (そのドアは開きません)

以上はある「特定の場合の事実あるいは可能性」を表しています(無生物が主語で、あたかも人間が意思をもって行動するかの如き表現です)。「will」の後の動詞は全て「動作動詞」。

She’ll listen to music, alone in her room, for hours. (彼女は何時間も音楽に耳をかたむけるだろう、1人で彼女の部屋にいて)
He would spend hours on the telephone. (彼は電話で何時間もしゃべり続けるだろう)
He will comb his hair at the table, even though he knows I don’t like it. (彼はテーブルで髪に櫛をいれるだろう、私がそれを嫌っているのを知っていて)

以上は「習慣(いつもそうする)」を表しています。「will」「would」に強調を置くと「迷惑」しているニュアンスがでます。

以上確かに「意思」を柱として「説明」はつきますが、「will」の使い方は多彩で「使える」ようになるためには状況・文脈に応じた文を何回も練習をする必要があると言えそうです。

英語あれこれ(130)― 場所の表し方

(130)「場所の表し方」を教えて下さい。

(1) 会話では話者が自分の近くを指差す「here」とそれ以外を表す「there」が基本となります。日本語では「ここ」「そこ」「あそこ」の3つで表しますが、英語では「here」「there」の2つで表します。
(2) 前置詞を使った「場所の表し方」は「in」「on」「at」が基本です。「空間の中に」は「in」、「接して」のイメージなら「on」、それ以外は取りあえず「at」で表現できます。その他「above …(・・・の上に)」「over …(・・・を孤を描くように越えて)」「under …(・・・の真下に)」「below …(・・・よりも下に)」「by …(・・・のそばに)」「in front of …(・・・の前に)」「behind …(・・・の後ろに)」等沢山あります。

以下に良く使われる例の一部を紹介します。

■「右に」「左に」「真ん中に」は「on the right」「on the left」「in the middle」で表します(「右に」「左に」という場合には空間は意識し難く、「誰でも分かる右に接して(いる)」「誰でも分かる左に接して(いる)」という表現が選択されますが、「真ん中に」の場合には左右に囲まれた空間が意識されます)。

「・・・の右に(ある)」は「on one’s right」「on the right of …」。「カーソルを右に動かす」と言う場合は、正確には「右へ動かす」で「方向」を表しますから「move the cursor to the right」のように「to the right」を使います。厳密に場所を表したいならば「点」のイメージを持つ「at」を使って「at the right of …」のような使い方をします。

マンションの外から見て「私の部屋は最上階の一番右側にある」というような場合には「far right」を使って「My room is at the far right of the top floor.」のように表現します。「右から2番目」なら「My room is second from the right on the top floor.」。

■「・・・の前に」は「in front of …」ですが、汽車などで「向き合って」座っているような場合には「(I sat down) opposite Tom.」と「opposite」を使います。

■「教会の最前列に座る」は「sit at the front of the church」、「車の後部座席に座る」は「sit in the back of the car / sit on the back seat of the car」、「飛行機の後部座席に座る」は「sit at the back of the airplane」。

■「・・・の隣に(ある)」は「next to …」。The flower shop is next to the hospital.(その花やはその病院の隣にあります)。

「隣の建物(の中)にバーがある」は「There’s a bar next door to the station.」の表現が可能です。

■「・・・の向かい側に(ある)」は「across from …」。The gas station is across from the convenience store. (そのガソリン・スタンドは[通りを隔てて]そのコンビニの向かい側にあります)。

■「机の右上に」「机の左上に」は「on the upper right of the desk」「on the upper left of the desk」。

■「机の下に」「机の左下に」は「on the lower right of the desk」「on the lower left of the desk」。「机の真ん中に」は「in the middle of the desk」。
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