(134)今回は助動詞「may」について説明して下さい。
「may」は12世紀以前から使われていた古期英語と言われるものでは「力がある、能力がある」が原義です。「main」「might」も親戚の言葉です。著者は学校では「・・・てもよい」と習いましたが「can」の解説でも使った「OXFORD 現代英英」に記載されている例文を参考に現代での使われ方を見てみましょう。日本語の対応は著者が行いました。
That may or may not be true. (それは本当かも知れないし、本当でないかもしれない)
He may have missed his train. (彼は列車に乗り遅れたかもしれない→多分乗り遅れたと思うというニュアンスです)
They may well win. (彼らは多分勝つだろう)
There is a range of programs on the market which may be described as design aids. (その市場に関するデザイン・エイドと呼んでもよいような品揃えがある)
以上は「あることが可能である(あり得る)」という意で使われています。
He may be a good father but he’s a terrible husband. (彼はよい父親かも知れないが、ひどい夫だ)
上記と同じ意味ですが、本当に言いたいことはその次にある、という使い方です。「・・・かも知れないが・・・」のニュアンスです。これは我々も会話で使えそうですね。
May I come in? (入ってもよろしいでしょうか)
You may come in if you wish. (入りたければ入ってもよいですよ)
フォーマルな表現。「許可」を意味しています。「許可」を求める場合も、許可を与える場合にも使えます。くだけた「口語」の言い方では「can」も使えます。
You look lovely, if I may say so. (かわいらしく見えますわ)
May I ask why you took that decision? (どうしてその決定をしたかお伺いしても宜しいですか)
If I may just add one thing … (一言付け加えさせていただくならば)
話者の「丁寧な気持ち」を表しています。自らコメントする場合にも質問する場合にも使えます。
May she rest in peace. (彼女が安らかに眠ることを)
Business has been thriving in the past year. Long may it continue to do so. (この1年は商売がうまく行っている。長く続きますように)
フォーマルな言い方で所謂「祈願文」です。
There is a need for more resources so that all children may have a decent education. (全ての子供たちがちゃんとした教育が受けられるようにもっと財源が必要だ)
フォーマルな言い方。「so that」以下が「目的」を表していますが、その中で使われています。財源があれば、子供たちがちゃんとした教育を受けるという目的が達成できるという趣旨です。「can」よりフォーマルな感じがします。
「may」は12世紀以前から使われていた古期英語と言われるものでは「力がある、能力がある」が原義です。「main」「might」も親戚の言葉です。著者は学校では「・・・てもよい」と習いましたが「can」の解説でも使った「OXFORD 現代英英」に記載されている例文を参考に現代での使われ方を見てみましょう。日本語の対応は著者が行いました。
That may or may not be true. (それは本当かも知れないし、本当でないかもしれない)
He may have missed his train. (彼は列車に乗り遅れたかもしれない→多分乗り遅れたと思うというニュアンスです)
They may well win. (彼らは多分勝つだろう)
There is a range of programs on the market which may be described as design aids. (その市場に関するデザイン・エイドと呼んでもよいような品揃えがある)
以上は「あることが可能である(あり得る)」という意で使われています。
He may be a good father but he’s a terrible husband. (彼はよい父親かも知れないが、ひどい夫だ)
上記と同じ意味ですが、本当に言いたいことはその次にある、という使い方です。「・・・かも知れないが・・・」のニュアンスです。これは我々も会話で使えそうですね。
May I come in? (入ってもよろしいでしょうか)
You may come in if you wish. (入りたければ入ってもよいですよ)
フォーマルな表現。「許可」を意味しています。「許可」を求める場合も、許可を与える場合にも使えます。くだけた「口語」の言い方では「can」も使えます。
You look lovely, if I may say so. (かわいらしく見えますわ)
May I ask why you took that decision? (どうしてその決定をしたかお伺いしても宜しいですか)
If I may just add one thing … (一言付け加えさせていただくならば)
話者の「丁寧な気持ち」を表しています。自らコメントする場合にも質問する場合にも使えます。
May she rest in peace. (彼女が安らかに眠ることを)
Business has been thriving in the past year. Long may it continue to do so. (この1年は商売がうまく行っている。長く続きますように)
フォーマルな言い方で所謂「祈願文」です。
There is a need for more resources so that all children may have a decent education. (全ての子供たちがちゃんとした教育が受けられるようにもっと財源が必要だ)
フォーマルな言い方。「so that」以下が「目的」を表していますが、その中で使われています。財源があれば、子供たちがちゃんとした教育を受けるという目的が達成できるという趣旨です。「can」よりフォーマルな感じがします。