「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2015年03月

英文法の見える化(62)−「接触」のイメージの「on」

今回は「接触」のイメージをもった「on」を前置詞として使い、身体の位置を表す表現をいくつかご紹介します。

(1)「仰向けに寝る」は「背中の上に寝る(横たわる)」イメージですので「sleep/lie on one’s back」
(2)「うつ伏せに寝る」は「顔・お腹の上に寝る(横たわる)」イメージですので「sleep/lie on one’s face/stomach/belly」
(3)「横向きに寝る」はsleep/lie on one’s side」
(4)「逆立ちする」は「stand on one’s hands/head」
(5)「四つん這いで歩く」は「crawl on one’s hands and knees」
(6)「けんけんする」は「hop on one foot」
(7)「正座する」は「sit on one’s heels」⇒「あぐらをかいて座る」は「sit cross-legged」
(8)「彼はあごに手をやっている」は「His hand is on his chin.」(TOEIC出題)
(9)「頼りにしてくれ」は「Stand on me.」(英俗語)
(10)「自立する」は「stand on one’s own (two) legs/feet」
(11)「彼女は彼の頭をなぐった」は「She hit him on the head.」
(12)「子供を肩車して歩く」は「walk with a child on one’s shoulders」
(13)「・・・を背負う」は「carry … on one’s back」
(14)「胸毛」は「hair on one’s chest」
(15)「彼女はにっこりするとほおにえくぼができる」は「Dimples appear on her cheeks when she smiles.」

英文法の見える化(61)−「汽車に乗る」は「in」か「on」か?

「(乗り物)に乗る」を英語で表現する場合の前置詞に「in」を使うか「on」を使うかで迷うことが多いと思います。

「自転車」や「バイク」に乗る場合には「空間」は全く意識できないので常に「on」が使われ「ride on a bicycle/bike」のような表現になります。

「汽車に乗る」場合は「in」か「on」かで迷います。辞書には通例次のような記載があります。
『get on は普通、馬や自転車「の上に乗る」、または旅客機、船、列車、バスなど多数の乗客を運ぶ公共の乗り物「に乗る」;get in はタクシー、乗用車など1人または数人を運ぶ乗り物「に乗る」の意』(GRAND)⇒「get on」は「ride on」でも同じ意味になります。

マーク・ピーターセン著の「日本人の英語」p70には『これは乗る人と乗り物の運転との意識の上での距離の問題である。たとえば、airplane, ship, bus などの場合、乗る人は一人の乗客にすぎず、乗り物の運転に特に何の影響も及ぼさず、ただ貨物のように「運ばれている」感じが強い。それに反して、car, taxi, private aircraftなどに乗せて貰う場合、自分とその運転との距離は意識の上で全然違うものである。単に「運ばれる」のではない。乗り物の運転と自分との間につながりがいくらか感じられるために、これらに乗っている状態は on ではなく、 “in” となる』とあります。

しかし「汽車に乗り込む」のように「空間」が意識されれば「汽車」の場合でも「in」が使われます。次は Introductory Steps to Understanding という教材からの抜粋です。
Mrs. Harris was very angry last Sunday. She got in a train and went to her son’s house in Greensea.

一方「汽車に乗って旅をする」と言うような場合は「Sally was very excited because she had never travelled on a train before.」(First Things First)と「on」です。

英文法の見える化(60)−「時」を表す前置詞「in」「on」「at」

「場所」を表す前置詞「in」「on」「at」は、そのままの感覚で「時」を表す前置詞として使えます。但し、「場所」は具体的に見えますが、「時」は具体的には見えないのでイメージするしかありません。

先ず「時刻」ですが、例えば「彼は毎日、大抵は7時にひげをそります」という場合には「7時」を「時計の7のところで」として「He usually shaves at 7.0 o’clock every day.」と表現します(o’clock = of clock)。

「水曜日に」とか「4月15日に」のような「日」になると「on Wednesday」「on April 15」、「5月に」は「in May」と「in」が使われるのは学校で習いました。「on」と「in」の境界線はどこなのでしょうか。

「in」は「空間」を意識させる言葉ですが、マーク・ピーターセン著「日本人の英語」p.68 には『英語の感覚では、原則として1週間くらいの間隔が空いていないと「中に入っている」を意味する “in” には足りない』と書いてあります。例文として「We were together on a weekend in July.」が挙げられています。調べて見ると「週の後半に」は「later in the week」、「平日は」は「in/during the week」と表現するようですので「week」を含めて、それ以上長い「時」には普通は「in」が使われると理解しておけばよいと思います。

「時」を表す「on」と「in」について、もう少し検討してみましょう。

特定の日を前提としない「朝に」「午後に」「夕方に」「夜に」は「in the morning」「in the afternoon」「in the evening」「at night」が使われると「教科書」では教えます。「特定の日を前提としない」ということですので、典型的な使い方は「What do you usually do in the morning?」(あなたは、朝は、いつもは何をしますか)です。「in」が使われるのは「朝に」をイメージした場合、起きてから歯を磨き、朝食を食べ、ひげをそり、会社へ出かけるような一般的、習慣的な活動をイメージする「時間の空間」が意識されるという理屈です(物理的な時間の長さではない)。「午後に」「夕方に(通例日没から寝るまで)」も同じです。ところが「夜に」は、昔は電気もなく通常は人間の活動が例外を除いて意識されなかったので「夜という時に」のイメージで「・・・という場所で」のイメージを表す「at」が通例は使われると考えれば納得がいきます。「私は夜働いています」も「I work at night.」と表現されます。ジーニアス英和大辞典には「at night は暗い間の一般的・習慣的なことに用いる」と記載されています。しかし、同じ「夜に」でも「時間の幅が意識される」場合には「in」が使われることは知っておくべきです。「like a thief in the night」という成句がありますが、意味は「ひそかに、こっそりと」です。泥棒は確かに夜という幅のある時間帯に活動しますよね。「夜に3回も電話があった」と言うような場合も「時間の幅」が意識されるので「in」を使うのがよいと思います。

ところが「私は4月15日の朝に生まれました」というような場合には、単なる一般的・習慣的な活動ではなく、具体的な事件がイメージされます。具体的な事件ですので「時の空間」よりも「時への接触」の方が強く意識されて、通例「I was born on the morning of April 15.」と言うと思います。しかし「4月15日の朝早く」なら「early in the morning of April 15」もOKでしょう。

特定の日の「朝に」「午後に」「夕方に」「夜に」は「on the morning of …」「on the afternoon of …」「on the evening of …」「on the night of …」が使われると言われていますが、通例こうなるということで、全ては頭の中の絵(イメージ)をどう認識するかにかかっている訳です。

英文法の見える化(59)−「だれかが・・・するために」

不定詞を使って「・・・するために」を表現するには「in order to」「so as to」「to」の3つががあることは前回述べました。「だれかが・・・するために」と主語を使う場合には、普通、不定詞ではなく「that 節」を使います。

「that 節」は「名詞節」を導いて「・・・すること」の意を表す他、「副詞節」を導いて「だれかが・・・するために/するように」の意を表すことができます。
Some people read that they can/may have pleasure.(楽しみを得るために読書をする人もある)

不定詞の場合、目的意識を明確にするには「in order to …」を使うように、「that 節」で目的意識を明確にするには「in order that …」を使うのが正式な使用方法です
She will come early in order that you may read her manuscript before the speech.(彼女は演説の前に自分の原稿をあなたに読んでもらうためにきっと早く来るでしょう)

しかし、特に口語では「in order」を省いたり(上記の例)、「in order」の代わりに「so」を使って「so that」を使うとか、この「that」を省いて「so」も使われます。
He worked hard so (that) his family might/could live in comfort.(彼は家族が楽に暮らせるようにと一生懸命働いた)

「so (that)」の前にカンマを置くと、カンマのところで絵(イメージ)が一旦切れますので通例「それで」の意になります。
It was extremely hot, so (that) I took my coat off.(とっても暑かったので上着を脱いだ)

上記の下線部さえ意識すれば、不定詞の扱いと似ていることが分かりますね。

英文法の見える化(58)−「・・・するために」

不定詞を使って「・・・するために」を表現するには「in order to」「so as to」「to」の3つが考えられます。しかし、「言葉が違えば意味も違う」ハズですから、どんな違いがあるかを検討してみましょう。

先ず「in order to …」:
これは「…(目的)に向かって」「in order(順序正しく)」のイメージになります。「目的に向かって順序正しく」から「主語の他に見向きをしない強い意思」が感じられます。即ち「強い目的意識を持って・・・するために」のイメージになります。
He left early in order not to be late.(彼は遅れないために早く出発した)
「(いつものコンビニに)ミルクを買いに行った」という文脈で「in order to」を使うのは間違いではありませんがやや不自然な響きはあります。単に「to buy some milk」の方が自然でしょう。

次に「so as to …」:
これは「so(そのように)」「as はasの前後が等価の関係にあることを示します⇒『そのように』とは」「…(目的)に向かって」のイメージになります。ですから「・・・するために」の意ではあっても目的意識は「in order to …」に比べて少し薄らぎます。「in order to …」に比べて文語的色彩が強く、使われる頻度は「in order to …」より少ないと思います。
He spoke loudly so as to be heard.(彼は聞こえるように大声で話した)
I took a bus so as not to be late.(私は遅れないようにバスに乗った)⇒He left early in order not to be late.とのニュアンスの違いを感じて下さい。

「to」は前にも解説しましたが、単に「指差すイメージ」の言葉ですので明確な目的意識を表す場合には「in order to …」を使うべきですが、口語では「in order to …」と同じように使われることが多いようです。I got up early to catch the train.(私は列車に間に合うように早く起きた)。
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