「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2015年09月

American English Idioms (12)

今回は「人々の不思議な行動が成句になったもの」に関する「American English Idiom」です。

(30) on ice
文字通りの意味は「氷の上で(に)」で、ワイン等を氷で冷やす意味にも使われますが、計画等に使われると「保留されて」の意になります。「not being dealt with now; waiting to be dealt with at a later time」。米俗では「勝利が確かで」「独房に入れられて」の使い方もあるようです。

I’ll have to put this plan on ice for a while.(この計画はしばらくお預けにしなければならない)

「ice」を使った成句。
「break the ice」は「話しの口火を切る」「糸口をみつける」
「cut ice」は「影響がある」
「piss on ice」は「裕福に暮らす」(米俗)。昔は公共の場所では普通小便を「かいばおけ」にしましたが、水を流すことはありませんでした。そのため臭かったようです。しかし高級なところでは「かいばおけ」に氷を入れることにより尿が氷を溶かして、その水が流されたため臭さを軽減したことから。
「skate on thin ice」は「危険を冒す」

(31) shoot the breeze
直訳は「そよ風を撃つ」ですが「おしゃべりする、無駄話をする、油を売る」の意です。「to chat amiably and casually」。「shoot」の代わりに「fan」「bat」も使われます。

「breeze」には「容易なこと(easy task)」の意もあります。「win in a breeze」は「やすやすと勝つ」の意。

They've been sitting on the porch for hours, just shooting the breeze. (彼らはポーチに何時間も座って無駄話をしていた)

(32) bite the dust
文字通りの意味は「埃を噛む」ですが「(主に戦争で)死ぬ」「完敗する」「(機械などが)動かなくなる、(計画などが)だめになる」「屈辱を受ける」の意で使われるようです。「(主に戦争で)死ぬ」の使い方は1700年代の中頃に、その他は1940年代になってからです。1700年頃までの戦さでは「埃を噛む」ように死んだのでしょう(下記例文を参照)。「to die or be killed」「fail; be destroyed」。「kiss the dust」も同じ。

In cowboy movies, the bad guys bite the dust in the end.(カウボーイ映画では、悪役は最後には死ぬことになっている)

「dust」を使った成句。
「eat one’s dust」は「後れをとる」
「lay the dust」は「水をまいて土ぼこりが立たないようにする」
「leave someone in the dust」は「を遠ざける、を圧倒する」
「allow/let the dust settle」は「事態が収まるのを待つ」
「make the dust fly」は「精力的に活動する」

American English Idioms (11)

今回は「よくないこと」に関する「American English Idiom」の最終回です。

(28) spill the beans
文字通りの意味は「そのまめをこぼす」ですが「秘密をうっかりもらす」の意です。「to tell something inadvertently; blurt out a secret」。

It was then that she threatened to spill the beans about her affair with the president. (それから彼女は大統領との浮気についてばらすと脅した)

「beans」を使った成句。
「do not know beans」は「まったく知らない」
「full of beans」は「元気な」「(慢性的に)間違って(米)= mistaken / wrong」(前者は馬がまめを食べた後は元気になることから、後者は豆が排便を促すことから⇒full of hops / full of shit とも言う)
「not have a bean」は「金が全くない(英)」

(29) feed someone a line
この成句のイメージは「垂れた釣り糸の針の先に旨い事・良い事が書いてある紙をつけて、魚に例えた人の前にこれ見よがしに読ませている」感じです。「人に調子のいい話をして間違った方向に導く、作り話をして欺く」の意。「to not tell the truth and deceive someone」。

She fed me a line about not having budgeted for pay increases this year.(彼女は今年昇給のための予算化をしていなかったことについて私をだました)
He really fed them a line about his important new position.(彼は彼の重要な新しい職について彼らに作り話をしたのだ)
Don't hand me a line—I know exactly how much you paid for it. (うそつくな。私はお前がそれにいくら払ったのかを正確に知っている)
Her boss had promised her a promotion in the near future, but she soon found that he was feeding her a line. (彼女の上司は彼女に近いうちに昇進させると約束していたが、彼女は直に彼が調子のいい話をしていたと分かった)。

「feed」を使った成句。
「be fed up with …」は「・・・に飽き飽きしている」
「feed back」は「戻す」
「feed oneself」は「自給自足する」
「feed through」は「効果を出し始める」

American English Idioms (10)

今回も「よくないこと」に関する「American English Idiom」です。

(25) leave someone high and dry
直訳は「人を高くて乾いたところに残したままにする」。「高くて乾いたところ」には「水」がないですよね。そこから「人を見捨てる」の意。「to abandon somebody」

All my workers quit and left me high and dry. (私の雇っている人全員が辞めて私を見捨てた)

「high」を使った成句をいくつか。
「come high」は「費用がかさむ」
「flying high」は「大変うれしい、楽しい」
「get high」は「夢中になる」
「ride high」は「大ばくちを打つ」
「highs and lows」は「浮き沈み」

「dry」を使った成句をいくつか。
「come up dry」は「うまくいかない」
「milk/suck someone dry」は「人から金などをしぼり取る」
「run dry」は「(資金源・情報源が)枯渇する」

(26) sell someone short
直訳すれば「人を(目標に)達しないで売る」ですが「人をあなどる、低く評価する」の意。「to not value somebody highly enough and show this by the way you treat or present them」。

Don’t sell yourself short! (安売りしては駄目ですよ)

「short」を副詞として使った成句をいくつか。
「be caught short」は「不意打ちを食う」
「cut short」は「中途で切りあげる」
「fall short」は「(目標・基準・期待などに)達しない」
「run short」は「(物が)不足する」

(27) snow job
直訳すれば「雪の仕事」ですが、第二次世界大戦中アメリカの陸軍から生まれたスラングのようです。多分、雪が降って目の前がよく見えなくて目標を見失うケースがよくあったからではないかと思います。「(うまいことを言って)人を説得する[だます]こと,巧みなうそ」。「strong and persistent persuasion, especially in a dubious cause」。

I felt the salesman was giving me a snow job and didn’t buy anything from him. (私はそのセールスマンが言葉巧みにうそを言っていると感じたので何も買わなかった)。

「snow」を使った成句。
「as pure as the driven snow」は「雪の吹きだまりで、まだ踏まれたれしていない雪のように純真な」
「(as) white as snow」は「真っ白な」

American English Idioms (9)

今回は「よくないこと」に関する「American English Idiom」です。

(22) drive/send someone up the/a wall
直訳は「人を壁の上に追いやる」ですが「(人)を激怒させる、(人)を追い詰める」の意で使われます。「to cause someone to become irrational or hysterical」「madden」。

That noise is driving me up the wall. (あの騒音で発狂しそうだ)

「wall」を使った成句をいくつか。
「go to the wall」は「事業に失敗する」
「off the wall」は「とっぴな」(多分「神経をやられた患者が壁にぶっつかることを医学用語では “bounce off the walls” ということに由来)。
「up the wall」は「カンカンに怒って」
「walls have ears」は「壁に耳あり」

(23) string someone along
「人をひもに通し続ける」⇒「人をコントロール下に置いておく」イメージから「(人)をだます、かつぐ」の意。「string」だけでも口語では「(人)をだます」の意があります。「to allow someone to believe something that is not true」。

「string」の名詞の意味は「ひも、糸」で「万物の結合」の象徴です。

She has no intention of giving you a divorce; she’s just stringing you along. (彼女は君を離婚しようとする意図は全くない;彼女はただ君をかついでいるだけだ)

「string(動詞)」を使った成句をいくつか(ジーニス英和大辞典:American Slangから)。
「string out」は米俗語では「(人)を酔わせる、を困らせる」(ある意味で「人をコントロールする」イメージの応用か?)
「string on」は「(時間かせぎのために)をだます、丸めこむ」
「string along with …」は「についていく、に同意する、に参加する」(stringが自動詞で使われると「一列になって動く」の意になります)

(24) sell someone down the river
文字通りの意味は「川を下ったところで人を売る」で「(人)を裏切る、見捨てる」の意。もと米国で Mississippi 川の下流の労働条件の苛酷な New Orleans の農園に奴隷を売りつけたことに由来。「to betray someone; take victimizing adavantage」

They kept the merger a secret until the last minute, so the employees who were laid off felt they'd been sold down the river. (彼らはその吸収合併を最後まで秘密にしていた、それで解雇された従業員たちは裏切られたと感じた)。

「up the river」は「刑務所へ(で)」の意。もと米国で囚人を New York から Hudson 川を北へ48キロ上って Sing Sing 刑務所に送ったことに由来。

American English Idioms (8)

身体の部位を使った「American English Idiom」の最終回です。

(19) be all thumbs
直訳すれば「全ての親指である」となりますが、親指は不器用なことから「不器用な」の意になります。「clumsy」。赤ちゃんの手は小指から順に発達して親指が最後になるのだそうです。

「thumb」は「男性性器」の象徴です。

I can't play the piano at all, I'm all thumbs. (私はピアノが弾けない、まったく不器用なのです)
When it comes to cooking, I am all thumbs. (料理となると、私は全く不器用です)

「thumb」を使った成句をいくつかご紹介。
「a thumb of gold」は「金のなる木」
「thumbs up」は「賛成」。「反対」は「thumbs down」。
「under someone’s thumb」は「(人)の言いなりになって」

(20) not have a leg to stand on
直訳は「その上に立っている脚を持っていない」ですが「(主張などの)根拠がない、証明できない」の意で使われます。「to be in a position where you are unable to prove something or explain why something is reasonable」

Without written evidence, we don’t have a leg to stand on.(書かれた証拠がないので、我々の主張には根拠がない)

(21) get off someone’s back
直訳は「誰かの背中から降りる」ですが、文字通り「(人)の邪魔をしない、を悩ませない」の意です。「to stop annoying somebody」。

Just get off my back, will you! (邪魔をしないで!)

「back」を使った成句をいくつかご紹介。
「back to back」は「続けざまに」
「behind somebody’s back」は「(人)のいないところで、内緒で」
「get behind somebody’s back」は「(人)をだます」

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