「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2015年10月

益税・消費税の軽減税率論議に隠された不都合な真実

最近「益税」「消費税の軽減税率」の論議を新聞紙上でよく目にするようになりました。

10月29日(木曜日)・30日(金曜日)の日経朝刊によれば、
『消費者が払った税金が事業者の財布に入ってしまう益税。公平の観点から長く問題視されてきた益税の原因は2つある。1つは「事業者免税点制度」と呼ぶ零細事業者向けの特例措置だ。この制度では年間売上高が1千万円以下の事業者はお客から8%分の消費税をもらっても税務署に納めなくてもよい。受け取った消費税と仕入れのときに払った消費税の差額が益税として自分の手元に残る。財務省によると、国内にある約800万の事業者のうち500万超は免税事業者だ。仮に免税事業者がなくなりすべての事業者が納税すれば、国・地方を合わせた消費税収はいまより約4500億円増えるという(筆者注:1免税事業者当たりの平均益税は9万円)。売り上げが1千万円を超えても5千万円以下なら、業種ごとに決められた「みなし仕入れ率」が適用され、実際の仕入れ率との差が益税になる。』

『(ある飲食店オーナーの話しとして)領収書を書いていない伝票をゴミ箱に入れれば誰もわからない(筆者注:売上・仕入れ両方とも簡単にごまかせるということだと思います)』

『推定益税は総額で5千億円』

『中小企業の間では「税額票が導入されれば、取引の実態が当局に筒抜けになり徴税強化になる」との声もある』

筆者が一番注目したいのは最後の『中小企業の間では「税額票が導入されれば、取引の実態が当局に筒抜けになり徴税強化になる」との声もある』の部分です。

消費税は竹下内閣の時の1988年12月成立し、翌年4月施行されました。当初の税率は3%でした。この時消費税導入大反対の声に押されて、政治的な配慮で「事業者免税点制度」「みなし仕入れ率」が導入されたのは税率が未だ3%と低かったこともありやむを得なかった部分もあると理解できますが、その後消費税の改訂ごとに免税点の引き下げは行われましたが、税額票の導入は見送られてきました。これには納得がいきません。

この裏にはあまり知られたくない不都合な真実があると筆者は勘ぐっています。

それは所謂「トーゴーサンピン(10:5:3:1)」問題です。
トーゴーサンピン(10:5:3:1)とは、実際に存在する所得の大きさが10であるとして、そのうち税務署などが把握している割合が次のようになっていることをいいます。
• サラリーマンなどの給与所得は10割
• 自営業者などの事業所得は5割
• 農業や水産業、林業を営む事業者の所得は3割
• 政治家の所得は1割

「税額票方式」になれば事業者は新しい伝票を作ることになり「中小・零細事業者は耐えられない」と言っているようですが、本音は収入・支出を把握されるのを嫌がっているのが不都合な真実だと思います。新しい伝票を作るのはレジを導入して自動的に計算させればよいだけで、レジ導入費用を面倒見てくれというのなら話は別ですが、そのような話が出てこないのは、レジを導入して取引の実態が当局に筒抜けになるのを恐れているとしか思われません。選挙の時の票と結び付いているので政治家がどこまで本気になるのか心配ではありますが、消費税は何れ20%程度には持っていかざるを得ないハズですので、是非「税額票方式」は導入して欲しいものです。

英検受験に役立つ英語(9)−「rarely/seldom」と「hardly/scarcely」

純粋に『頻度』を表す副詞には、その頻度の順に「always, usually, sometimes, rarely/seldom, never」等があります。
このうち「rarely/seldom」は日本語では「めったに・・・ない」と否定語を使って訳すとピッタリします。英英では夫々「not very often / not often」と説明されています。「rarely」の方が「seldom」より口語的だとは言われています。「hardly/scarcely ever」もほぼ同じ意味になります。

She is rarely seen in public nowadays. (彼女は公の場には最近めったに表れない)
We rarely agree on what to do. (我々は何をすべきかで同じ意見になることはめったにない)
a rarely-performed play (めったに演じられない劇)
Rarely has a debate attracted so much media attention. (討論がそんなに多くのマスメデイアの注目を集めたことはない)

He had seldom seen a child with so much talent. (彼はそんなに多くの才能を持った子供を見たことがなかった)
She seldom, if ever, goes to the theater. (彼女は、あるとしても、めったに劇場には行かない)
They seldom watch television these days. (彼らは、最近はめったにテレビをみない)
Seldom had he seen such beauty. (彼はそんなにうつくしいものを見たことがなかった)

一方「hardly/scarcely」は『程度』を表し「ほとんど・・・ない」の意になります(scarcelyは正式な文ではhardlyが使われます)。英英では「almost no, almost not, almost none」と説明しています。
There’s hardly any tea left. (ほとんどお茶が残っていない)
Hardly anyone has bothered to reply. (今のところほとんどだれも答えようとしていない)
She hardly ever calls me. (= She almost never calls me.)
We hardly know each other. (我々はお互いをほとんど知らない)
Hardly a day goes without my thinking of her. (= I think of her almost every day.)

英検受験に役立つ英語(8)−「few」と「a few」

受験英語では通例次のような訳をするよう推奨されています。
This book has few faults. (この本には欠点が少ない)
This book has a few faults. (この本にも欠点が少しはある)
即ち「客観的には同じく数の欠点がある書物」であっても話者のその本に対する態度からこのような違いが出てきます。決して「2−4個」なら「few」で「5−6個」なら「a few」が使われるということではありません。日本語では前者は「否定形」、後者は「肯定形」で訳すのが自然です。

英英では前者は「not many」、後者は「a small number / some」と説明されています。
Few people understand the difference. (その違いを理解している人は多くない)
There seem to be fewer tourists around this year. (今年は例年に比べて観光客がすくないように思われる)
Very few students lean Latin now. (今ラテン語を学んでいる生徒は非常に少ない)

We’ve had a few replies. (我々は何通かの返事を貰っています)
I need a few things from the store. (私はそのお店からいくつかの物を必要としている)
Quite a few(英では “a good few”)people are going to arrive early. (かなり多数の人々が早く到着することになっている)⇒「quite a few(英では “a good few”)」は「a fairly large number」の意です(「a few」は「ある数がある」イメージですが、それを「quite」で強調)。
I try to visit my parents every few weeks. (私は何週間に1回か両親を尋ねるようにしています)

英検受験に役立つ英語(7)−「no more A than B」「not A any more than B」

昔苦しめられた受験英語の定番の1つです。

<主語がAでないことを強調するためBの例を示して>「主語はBがそうではないと同様Aではない」の意になります。

He is no more young than I am (young). / He is not young any more than I am (young).(私と同様彼も決して若くない)
He is not younger than I am. ならば2人とも若いか年寄りかは分かりません。

A bat is no more a bird than a mouse (is). (蝙蝠が鳥でないのはネズミが鳥でないのと同じである)
He can no more swim than a hammer can (swim). (彼は金槌が泳げないのと同然に泳げない)

英検受験に役立つ英語(6)−「最上級・比較級の分かりにくい使い方」

最上級には「even(・・・でさえも)の意味が含まれる場合があります。
The wisest man cannot know everything. (どんな賢い人でも何でも知るということはできない)
(Even) the best workman will blunder sometimes.(どんな名工でも時には失策はあるものだ。弘法にも筆の誤り。猿も木から落ちる。河童の川流れ)
He is the last person to do such a thing.(彼はそのようなことをする最後の人だ⇒あの人は決してそんなことをしそうな人じゃない)
last = least likely の意で使われることがあります。
この延長上の使い方:
Nothing can be simpler.(こんな簡単なことはない)
「the+比較級 …the+比較級」で「・・・すればするほど、ますます・・・」の意になります。
The sooner the better.(早ければ早いほどよい)
The higher you go up, the colder it becomes. (高く登れば登るほど寒くなる)
I do not love him the less for his faults.
上記の変形で「彼に欠点があるからといって、それだけ少なく彼を愛するということはない。彼には欠点があるが、それにもかかわらず私は彼を愛している」
この延長上の使い方:
I love him all the better for his faults. (彼には欠点があるからそれだけ余計私は彼を愛している)

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