「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2015年12月

「場所(place)」「位置(position)」を表す前置詞(5)

「(平面的なもの)の向こう側に」「・・・を越えたところに」という場合には「across」が使われます。
There’s a tree across the road. (道路の向こう側に木がある)
the house across the street (通りの向こう側にある家)
He came from across the river. (彼は川の向こう側からやって来た)
He talked to me from across the table. (彼はテーブルの向こう側から話しかけてきた)
There is a village across the woods. (森の向うに村がある)⇒森を平面的にとらえています(例えば地図上で)。立体的にとらえるならば「beyond」。

「・・・を取り巻いて」「・・・の周りに(を)」「・・・の周囲に」という場合には「around」が使われます。
sit around the table (食卓を囲んで座る)
She put her arms around him. (彼女は彼に両腕をまわした)
The house is built around a central courtyard. (その家は中央の中庭の周りに建てられている)⇒中庭をぐるっと取り巻いて建てられている家は日本ではめずらしいでしょうがヨーロッパでは時々見かけます。
a member of the psychoanalytical group that formed around Freud (フロイドを中心にして作られた精神分析グループの一員)。「formed」はここでは自動詞。
a shop around the corner (角を曲がったところにある店)
Christmas is just around the corner. (クリスマスはすぐそこまで来ている)

「・・・の近くに、・・・のあたりに(を、で)」という場合「about」が使えます。一般的な傾向として英では「about」、米では「around」が使われると言われています。更に「about」は単に状態を表す傾向があり、「around」は「ぐるっと周る」イメージがあります。
sit about the table: テーブルのあたりに座る
sit around the table: テーブルをぐるっと囲んで座る

Kids are running about the park. (子どもたちが公園のあたりを走り回っている)⇒米では「around」。
There were high-rise buildings about the lake. (湖の周りに高層ビルが建っていた)⇒米では「around」。
I lost my key somewhere about here. (このあたりでかぎを落とした)
He gathered his family about him. (彼は家族を自分の近くに集めた)

「場所(place)」「位置(position)」を表す前置詞(4)

「・・・からはずれた所にある」の場合には「off」が選択されます。「on」と反対のイメージです。「横町に入った所に(で)」「・・・の沖に(で)⇒<あまり遠くない所で>の含みがあります」の場合も前置詞としては「off」が選択されます。

文法的には「off」「from」「off of」は交換して用いることができます。
He jumped off the roof. (彼は屋根から飛び降りた)
He jumped from the roof. (彼は屋根から飛び降りた)⇒米。
He jumped off of the roof. とは通例言いませんが、次のようにofの目的語がof から離れている場合には「off of」が使われることがあります。
Which bus did he get off of? (彼はどのバスから降りたのか)
動詞が距離を感じさせる場合には「from」が好まれると言われています。「launch a rocket from Cape Canaveral (ケープカナベラルからロケットを発射する)」場合には「off」は不可のようです。

get off the bus (バスから降りる)
The book fell off the table. (その本はテーブルから落ちた)
fall off one’s horse (馬から落ちる)
a narrow lane off the main road (本道から分かれている小道)
She went to the supermarket off the main street. (彼女は本通りの外れにあるスーパーに行った)⇒本通りを少し入ったところにあるイメージです。
keep off the grass (芝生に入るべからず)
The stamps came off the envelope. (切手が封筒からはがれた)
How far off finishing the city plan are we? (その都市計画の終了はどのくらい先になりますか)
an apartment building three blocks off campus (キャンパスから3ブロック離れたところにあるアパート)
The ship sank 10 miles off the coast. (海岸から沖に10マイルのところで船が沈没した)
There’s a bathroom off the main bedroom. (主寝室に通じて浴室がある)⇒「主寝室の奥に浴室がある」イメージです。

[idiom]
off shore : 岸(陸)を離れて

「場所(place)」「位置(position)」を表す前置詞(3)

「(表面に接して)・・・の上に(の)」のイメージの時は「on」が使われます。「・・・に乗って」「・・・に」のような日本語が対応することがあります。
(1) イギリス英語とアメリカ英語で「in」「on」の使い方が異なることがあります。イギリス英語では「a house is in a street」といいますが、アメリカ英語では「a house is on a street」といいます。「a house is in a street」はアメリカ英語では「車の走る通りに家がある」の意になり、通常あり得ません。アメリカ英語では「on an avenue」「on a road」です。
(2) 「・・・に乗って」の「・・・」が電車、船、地下鉄、自転車、バス、飛行機の場合は通例「on」ですが、タクシーの場合は「空間」が意識されるので「in」が使われます。

There is a bottle on the table. (テーブルの上にビンが1本ある)
The book is on the desk. (その本は机の上にある)
a book on the desk (机の上の本)
The dog was lying on the ground. (その犬は地面<の上>に寝そべっていた)
My office is on the second floor. (私の事務所は2階にあります)
sit on a couch / sofa (長椅子・ソファ<の上>に座る)
play on the street (通りで遊ぶ)。この場合の「street」は両側に建物が並んだ道をいいます(車は走っていない)。
go on a bicycle/horse (自転車・馬で行く)
In Thailand, never touch anyone except a child on the head. (タイでは、子供は別として、人の頭に触ってはいけません)
There are some boats on the river. (川<の上>に何艘かのボートが浮かんでいる)
Ice floats on water. (氷は水<の上>に浮く)
The village is on a river. (村は川沿いにあります)。シェークスピアの生誕地は「Stratford on/upon Avon」ですが「エイボン川沿いのストラットフォード」という意味です。村が川に「接触」しているイメージで捉えています。
stop on chapter 2 (第2章でいったん中止する)
work on a farm (農場で働く)⇒1つの農場で死ぬまで働くのでなく「一時的に」働くイメージがします。
live on an island (島に住む)⇒「on」が使われるのは「島は海に浮かんでいる」という捉え方からです。
on the right/left (右・左に、右側に・左側に)⇒「右の方向沿いに・左の方向沿いに」と理解すると「エイボン川沿いのストラットフォード」と同じ理屈になり納得しやすいです。

[Idioms]
on (the) road (地方巡業中の、遠征中の、出張して、旅行して、・・・途上の、使用可能な、道路沿いに、道路に面して)。

以上で「場所」を表す前置詞「in」「on」「at」を終わりますので、この3つの使い分けを今一度復習してみて下さい。

話しあえ

「話しあえ、話しあえと言われるが、具体的にどうしたらいいのか、誰も言わないじゃないですか。その間、危険な状況が20年続いている」。政府が代執行訴訟を起こした11月17日の夜、菅氏は出版界の知人との会合で「沖縄と話し合った方がいい」と忠告されると語気を強めて反論。けんまくに知人は黙り込んだ。

12月27日日経朝刊「2015決断(2)」の中の一部である。

政府が代執行訴訟を起こしたことについての是非についてはここでは一切言及しない。取り上げたいのは最初の「話しあえ、話しあえと言われるが、具体的にどうしたらいいのか、誰も言わないじゃないですか。」の部分である。

文化人・進歩的な人・テレビのキャスター・コメンテーターと言われる人々がよく使う言葉に「もっと話し合うべきである」がある。しかし彼らは決して「対案」は言わない。結果として「もっと話し合うべきである」は一見尤もらしく聞こえるが、無責任発言にも通じているように思われる。

現在の日本人のルーツは縄文・弥生時代に遡るらしい。当時から日本は「農耕社会」であった。農耕社会では「話し合い」は決定的に大切で、そこで利害が調整され、社会が結果として旨く機能してきたように思われる。

「辺野古には基地を絶対に作らせない」という沖縄県の主張、「普天間の危険除去には辺野古移転しかない」という政府。「辺野古には基地を絶対に作らせない」という沖縄県の主張が条件闘争ならば「話し合い」の余地があろう。条件闘争ではないと分かった後でも「もっと話し合うべきである」という主張は「辺野古移転は時が熟すまで遅らせるべきである(又は断念せよ)」という主張と同一。そうならそうとハッキリそう主張すべきである。多くのマスコミの責任逃れとしか著者には映らない。国を2分するような問題こそ、各マスコミが理由を述べた上で自分の意見をハッキリと国民の前に提示すべきである。

「場所(place)」「位置(position)」を表す前置詞(2)

(2)「・・・の中に、・・・の中で(の)」という場合には「in」。場合によっては「・・・において、・・・で」等の日本語が対応することもあります。「何かの空間内にある、何かに囲まれている」イメージの時に使われます。
There is a refrigerator in the kitchen. (台所に冷蔵庫がある)
There is a table in the middle of the room. (部屋の真ん中にテーブルがある)。「真ん中」は左右に囲まれた空間が意識されます。
She is in the garden now. (彼女は今庭<の中>にいます)
in the street (通りで)。米では「家が通りにある」という場合には「on the street」。
arrive at a town in Spain (スペイン<の中>のある町に着く)
sit in a chair (椅子の中に座る⇒椅子に[深々と]座る)。通例「肘掛」があれば「in」、なければ「on」が使われます。
The sun rises in the east. (太陽は東の空<の中>に昇る)
an island in the Pacific (太平洋上の島)。「太平洋という広い空間の中にある島」が意識されますので「on」は不可。
the characters in the novel (小説の中の登場人物)
read it in the newspaper (magazine) (それを新聞・雑誌で読む)。ここでの「newspaper」は「新聞紙」の意ではなく「(読み物としての)新聞」の意(it はその新聞の一部)ですから「on」は不可。「on」ならば「新聞紙の上に乗ってそれを読む」イメージになります。
the stars in the American flag (米国旗の星)。the stars は米国旗の一部ですから「on」は不可。
What’s in his mind? (彼の心の中に何があるか⇒彼は何を考えているか)。「on」ですと後述しますが「接触」がイメージされますので「彼は何を気にしているか」の意になります。

[Idioms]
in/at school (登校して、在学中で)。英では「at」。
in bed (床について、性行為をして)。機能としてのベッドではなく「場所」そのものを指す場合には冠詞をつけます(例えば 「be quiet in the bed」は「ベッドの中で静かにしている」の意) 。
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