「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2016年07月

トランプ英語にも見習うところあり

個人的にはトランプは好きではありませんが、使う英語という視点から若干考察してみたいと思います。

彼のスローガンである “Make America great again.” (アメリカを再び偉大な国にしよう)に代表されるように彼の言葉は「短い」。これは選挙キャンペーンなので、どの候補にも共通。彼の使う単語は小学6年生レベルと言われているが、予備選での他の候補者もそんなに変わりはなかった。「易しい言葉」を使って「短い文」で話すと「伝わり易い」ことは事実。トランプ英語にも見習うところがある、ということです。

ただ、彼のしゃべり言葉に「品性」は感じられません。これはニューヨーク訛りが影響しているかもしれないし(アメリカで一応標準語と言われているのはヒラリーが育ったシカゴ近辺でしゃべられる英語)、意識してやっていることかも知れません(彼の一番のターゲットは白人の労働者層)。ビル・クリントンは南部アーカンソー出身で大統領に当選した時はひどい訛りがあったが、訓練の結果相当程度改善された。これはアメリカ大統領にとっては非常に大切なことである(例えば南部訛りを理解できないアメリカ人も大勢いる)。アメリカの東、西、南、そして中西部の英語は日本人で長く生活すると区別することは出来るようになります。ニューヨークの人々は歩くのも速いし、しゃべるのも速い。

“Make America great again.” (アメリカを再び偉大な国にしよう)は「今のアメリカは偉大ではない」ということを前提にしている。即ち「現状に不満」を持っている層に響く言葉。民主党の “Stronger Together” (一緒にもっと強くなろう)は「現状肯定」から出発しているので、サンダース支持者にとっては不満だと思われます。相手の求めているものは何かをよく知って、それに合わせた言葉を選んでいく政治家の言葉には学ぶべきものがある。言うだけ言って実行しないのも政治家だと一般に思われているがこれは別次元の話である。

Love Story 追加解説(17)

再び「would」

次のように解説しましたが、「would」について再び取り上げます。

Where would Jenny have gone?(一体全体どこに行ってしまったのだろうか)
By now(その頃までには) the subway was closed, but if she had gone to the Square(=Harvard Square) she could have caught a train to Boston(仮定法です。「もし行っていればボストン行きの汽車に乗れたハズだ」). To the bus terminal.(ボストンがバスの始発・終着駅ということで、ボストンまで来ればジェニファーはバスに乗って実家に帰ることが出来ます)

「ジェニーはどこかに行ってしまって今はいない」は、現在時の「事実」を述べているので、現在完了を使って「Jenny has gone somewhere.」とするのが普通でしょう。

「ジェニーは、(今分かっていることから判断して)どこかに行ってしまったのだろう」は現在時の「推量」を表すので「(I suppose) Jenny would have gone somewhere.」とするのが妥当だと思います。「現在時の推量」を表すために「will」の過去形を使っている、即ち一種の仮定法で「時制を1つ繰り下げて」「would」が使われていると理解するとよいと思います。「今頃はもうお客さんはお着きになっているでしょう」ならば「The guests would have arrived by now.」

「ジェニーは、12月までにはどこかに行ってしまっているだろう」ならば単に「未来」を表すので「Jenny will have gone somewhere by December.」

辞書に載っていた説明と他の例文を紹介しておきます。

She left two hours ago. She would be at home now. (彼女は2時間前に出たのだから、もう家に着いているでしょう)⇒形は過去形であるが現在時の推量を表す。現在進行形や時に現在完了に関する推量としても用いられる。

If you read the report, you would agree that the United States should be involved in assisting these countries. (この報告書をお読みになれば、合衆国がこれらの国の援助に参加すべきだということに同意なさるでしょう)

Love Story 追加解説(16)

「sonovabitch」

本ブログでは次のように解説しました。
“Oh – good evening, sir,” I heard her say. Did the Sonovabitch(お父さんのこと) answer the phone? Wasn’t he in Washington during the week? That’s what a recent profile in The New York Times said. Goddamn journalism is going downhill nowadays.

これはオリバーがお父さんにつけたニックネームですが、本来「何か自分が気にいらない対象(人・物)を指す」場合にアメリカではよく使われる表現のようです。

このLove Story の中ではジェニーのお父さんのところにオリバーが始めて挨拶に行った時、お父さんがオリバーのことを「The sonovabitch is a guest.」と「親しみ」を込めて呼んでいる場面がありましたが、深層心理としては「自分の娘を取りに来た自分が気にいらない対象」という意識があるのかもしれません。この場合は「こんちくしょうはお客だ」くらいの意味に成ります。

Love Story 追加解説(15)

次の様に解説しました。
I wanted to get up and leave. I told him so.
“Stay here and talk like a man,” he said.
As opposed to what?(「talk like a man」と言われたことに対して) A boy? A girl? A mouse?(男の子のように話せというのか、女の子のように話せというのか、ネズミのよに話せというのか)
Anyway I stayed.

次のように訂正しておきます。
「As opposed to what?」はお父さん (he) に“Stay here and talk like a man.”と言われたことに対しての反応ですが、直訳は「何に対立するものとしてか?」ですので「A boy? A girl? A mouse?」の部分は「自分は男の子のようなしゃべり方をしたのか、女の子のようなしゃべり方をしたのか、ネズミのように話したのか」の意となります。

最低賃金を過去最大の3%(24円)アップへ

脱デフレを達成するには、この勢いを続けて欲しい。いや、加速して欲しい。

というのは、実質賃金が上がらなければ消費は伸びないからだ。実質賃金を上げるには生産性の向上が必須。最低賃金を3%上げることができない企業は淘汰されるハズ。結果として、日本全体の生産性は上がるからだ。

官製最低賃金アップだが、本来は労働者の味方であるべき連合が主導するのが望ましいとは思うが、連合の地盤沈下は大きいみたいだ。

この結果10月からの最低賃金は822円となるが、毎年3%アップしても首相の公約である1000円達成は2023年度だ。アメリカではサンダースが時給15ドル、クリントンが12ドルを公約していたが、民主党としてはサンダース票取り込みのためサンダースの主張に歩みよったようなので、クリントンが勝てば最低賃金は今の為替レートで日本の倍ということになる。

日本の企業の中には自動車産業のように今の為替レートでもグローバルな競争に打ち勝っているところがあるが、最低賃金の比較では日本はアメリカの生産性の半分しかないということになる。もし毎年5%アップすれば、オリンピックの時には時給1000円となる。東京のレストランの求人広告を見ていると既に大体時給1000円だ。これについてこられない企業は倒産するだろうが、幸い人手不足であり人の受け皿はあるし、今の政治基盤は強い。これを公約すれば消費は確実に上向くと思うが、出来ない算段だろうか?前の東京オリンピックの時は「新幹線」「交通網整理」という遺産(レガシー)が残った。今度は「デフレ脱却」が遺産(レガシー)だったというのも悪くないと思うのだが。
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