「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

Thank You for Visiting Me! 「英語赤ひげ先生」による「知っている英語」を「使える英語」にするための「理論」と「教材」を一挙に無料公開しています。

2017年06月

新自習英文典より(20)

往来・発着などの動詞に未来をあらわす副詞が伴う場合は「現在形」が「未来」をあらわす。
“When do you leave?”
“I leave Tokyo tomorrow morning?”
最初の例文は“When”が未来をあらわす副詞の代用をしています。往来・発着は「スケジュール」が決まっているので、恰も目の前の事実を述べるように未来をあらわす副詞を伴って「現在形」が使われるものと思います。但し、「未来をあらわす副詞が伴う場合」に限られます。さもないと「日常の習慣」をあらわすことになります。

“if” “when” “while” “before” “after” “till” などの接続詞を示す「副詞節」の中では「現在形」を用いる。「名詞節」には適用されない。
I shall start if it is fine.(天気なら出立する)
I doubt if it will be fine tomorrow. (明日は好天気かどうか怪しいものだ)
これは、この場合の「副詞節」の中で述べられていることは「単なる条件」であって「事実」ではないからです。「名詞節」はある意味で「概念」をあらわすので「事実」扱いです。 “The earlier he comes, the better.”(早く来れば来るほどよい)も前半は「条件」です。

現在進行形が “always” “constantly” などの副詞を伴うと「常習+話者の感情」をあらわす。
He is always grumbling and complaining. (彼はいつもぶつぶつ不平をいっている)
「迷惑だ」という話者の感情を含意します。

“stand” が “be”(「ある」) の意味のときは「進行形」はない。
これは誤解です。主語が容易に移動可能なら進行形も可能です(動かせない場合は不可)。 “The bookcase was standing in the middle of the room. (本箱は部屋の真中に置いてあった)

“shall” の原義は “to owe”(負う)で「義務」「必要」などの概念を含み、 “will” の原義は “to wish”(願う)で「意志」を含むものである。
「shall」「will」の使い方は極めて多岐に亘り、時代により、また米英の違いもあって一口では説明できませんが、この原義の概念を引きずっていますので、この記述を覚えておくことは極めて大切です。

「And Then There Were None」補筆 (49)

sum up

Philip Lombard, summing up the girl opposite in a mere flash of his quick moving eyes thought to himself:
「sum up」は「を要約する」、「flash」はここでは「ちらっと見ること」、「think to oneself」は「心の中で思う」。「Philip Lombardは、反対側の女を、彼の素早い目の動きの単なる一瞥の中で要約して、心の中で思った」⇒「素早く一瞥しただけで反対側の女の品定めをして心の中で思った」。

<sum up>
「sum up」は「ジーニアス英和大辞典」には「を要約する」の意の他「を合計する」「(裁判官が)(陪審員に)(事件)を要約して述べる」「(人・状況など)を素早く評価する、見抜く」の意が掲載されています。従い「sum up」は「を素早く評価する」と注釈すべきでした。

新自習英文典より(19)

目の前で起っていることを述べる場合には現在進行形ではなく現在形を使うことがある。
There comes Mr. Ito. (やあ、伊藤君がやってくる)
How furiously the dog barks! (なんて恐ろしく犬がほえるのだろう)
言葉と動作と同時の場合も現在進行形ではなく現在形を使う。
I take a ten-yen-piece – I wrap it in a piece of paper – light the paper. (10円銅貨を手にとります、紙に包みます、紙に火をつけます)

上記´△麓造脇韻険儻譴力斥に基づいています。例えば、スポーツの実況放送などは現に目の前で行われている動作について述べるのであるから、現在進行形になるのが当然と思われるかもしれません。ところが、目の前の動作でも、出来ごとの進行に従って1つ1つ完結する動作の説明をするときには、現在形をつかうのが英語の原則なのです。上記の,蘯其景送と同じように捉えると理解し易いと思います。

一般の真理として認められていることをいう場合は現在形を使う。
The sun rises in the east. (太陽は東から出る)
Two and two make four. (2と2で4になる)
Honesty is the best policy. (正直は最良の策)
最初の英文の本当の意味は「太陽は東に出る・上る」。「太陽は東から出る」なら “The sun come out from the east.” 次の例文は「Two and two」を1つの概念として捉えるならば「makes」もOKです。

習慣的な動作をいう場合は現在形を使う。
He drinks much. (彼はなかなか飲む=大酒家だ)
本ブログにも何回も解説していますが、日本語をそのまま英語に置き換えると、この法則を忘れてしまうことが多いです。人を家に招いて「何を飲みますか」という場合は “What will you have/drink?” と言わなくてはなりません。

過去の事柄を読者の眼前にいきいきと描写するために、ことさら現在形を使うことがある。
新聞の見出しの現在形は「過去」を表し、「to + 動詞の原形」は「未来」を表します。

「And Then There Were None」補筆 (48)

as much

I knew that he would have one with him - in fact, I had instructed Morris to suggest as much when interviewed him.
「as much」はここでは「先行する文の内容を受けて」います。「Lombardに面談した時、拳銃を携帯することを示唆するようMorrisに指図した」。

<as much>
「as much as that」の後半部分が省略された表現です。そして「that」は「その前に述べられたこと」を受けます。
(1) 先行する数詞に呼応して「(・・・)と同量だけ、同額だけ
Here is 100 dollars, and I have as much at home.(ここに100ドルあり、家にももう100ドルあります)
(2) 先行する文の内容を受けて「それくらい」
“I’ve quarreled with my wife.” “I thought as much.” (「女房とけんかしましてね」「そんなことだろうと思ったよ」)
Go on, lend me the money – you know I’d do as much for you. (ねえ、そのお金貸してよ−私もあなたがお金を貸してくれと言ったらあなたの為に同じことをすると知っているでしょう)



新自習英文典より(18)

2個の主語が “not only … but (also)”で結合されている場合の動詞は、後の主語の人称と数に一致する。
Not only the students, but also the teacher wishes for a holiday. (生徒のみならず教師も休みたいのだ)
複数の主語が「1個の概念」を示すときは、動詞は単数。
Six months is too short a time to learn a language. (1国語を学ぶには6カ月はあまりに短い)
“half” “part” “rest” などは数に関するか、量に関するかによって、複数または単数に扱う。
Part of the men were drowned. (その人々のうち一部はおぼれ死んだ)
Part of the money was stolen. (その金の一部が盗まれた)
“Let us do away with all ceremony.”(儀式ばったことはよそうではないか)を受動態にすると“Let all ceremony be done away with.”となる。
“I have heard he is going to resign his post.”(彼は辞職するという話だ)と現在完了形を使うより、「いつだれから聞くともなしに耳にはいるのであるから」 “I hear he is going to resign his post.” と現在形を用いるのが通例である。
「現在形」を用いるのは「いつだれから聞くともなしに耳にはいるのであるから」という理由ではなく「過去に聞いた情報が今も有効だ」という意識だと思います。現在完了形なら「耳にした(そしてその後その噂を否定する声を聞いていない)」、現在形は「耳にしている」のニュアンス。
記事検索
livedoor プロフィール
Categories
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ