「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2017年06月

新自習英文典より(16)

2個の名詞が接続詞あるいは前置詞で密接に結合されて、共同、双対、対照、連続などの意味をあらわすときには冠詞をはぶく。
Can you eat with knife and fork? (君はナイフとフォークで食事ができるか)
pipe in mouth(パイプを口にくわえて)
arm in arm (腕を組んで)
They live from hand to mouth. (彼らはその日暮らしだ)
アガサ・クリステイの And Then There Were Noneにも “revolver in hand” という表現が出て来て補筆の中で解説しましたが、共同、双対、対照、連続などの意味をあらわすときには「具体的な物」というより「その名詞の持つ機能」が全面に出てくるからだと思います。その意味では “go to school”(学校に行く)や “go to church” と同じです。
次に掲げるような名詞が具体物をあらわさず、前置詞と結合して抽象概念をあらわす場合には冠詞をはぶく。
Is your father at home? (おとうさんはご在宅ですか)
The students are now at school. (生徒はただ今授業中)
go to market(買い物に行く)
by train (汽車で)
My brothers are still in bed. (兄弟たちはまだ寝ています)
動詞がその目的語である名詞と合して1個の動詞的概念をあらわす場合には、その名詞に冠詞をはぶく。
Exercise does one good. (運動は身体のためになる)
Too much wine will do you harm. (酒を飲み過ぎるとからだに悪いぞ)
譲歩節を導く “though” “as” などの接続詞を後ろへまわし名詞を先頭に出す場合には、その名詞は冠詞をはぶく。
Warrior though he was, he could not bear the pain. (さすがの勇士も苦痛を忍びかねた)
“What kind of doctor is he?” は「何科の医者か?」、“What kind of a doctor is he?” は「彼はどんな風な医者か?」
笑い話を1つ:“What kind of doctor are you?” “I’m a Doctor of Philosophy.”(私は博士号所有者です)

「And Then There Were None」補筆 (45)

red herring across the track

She went on:
A red herring - that’s the vital clue. Armstrong’s not dead … He took away the china soldier to make you think he was. You may say what you like - Armstrong’s on the island still. His disappearance is just a red herring across the track …”
「vital」は「極めて重要な(crucial, essential)」。

<red herring across the track>
昔、猟犬の訓練で、追跡すべき臭の通った跡(track)を横切る形で(across)強い臭を発するニシン(red herring)をばら撒きました。そこから「red herring」「red herring across the track」は「人の注意をそらすもの(a piece of information or suggestion introduced to draw attention away from the real facts of a situation)」の意になりました。

新自習英文典より(15)

“superior” “inferior” “prior” 等は元来ラテン語の比較級からでたものであるが、 “than” の代わりに “to” を伴って比較級の意味をあらわす。
This article is superior to (= better than) that. (この品の方があの品より上等だ)
固有名詞、物質名詞、抽象名詞などは元来単複がないから不定冠詞をつける必要はない。万一不定冠詞がつくことがあれば、それはそれらの名詞が普通名詞として取り扱われたことを示すものである。
逆に言えば、話者・書き手が名詞の意味を決めるということです。 “water” は普通「水」の意ですが “a water” なら「水彩画」になるでしょう。
不定冠詞の用法の1つとして「総称を表す」働きがある。
A fox is a cunning animal. (きつねはわるがしこい動物だ)
I like an honest man better than a rich man. (私は金持ちよりも正直者が好きだ)
最初の例は、「A fox」が主語なので問題ありませんが、次の例は「an honest man」が動詞の目的語なので微妙です。「正直者が1人だけ好き」のイメージを送ってしまうからです。文法というより意味の問題です。著者は「総称を表す」にはシンプルに複数形を使うことをお勧めします。
通例 “a/an” は形容詞の前に来るが、次のような場合は形容詞の後に置かれる。
I never saw such a (fine) sight.(こんな壮観ははじめてだ)
We had so good a time.(私たちは非常におもしろかった)
We had as good a time as you had. (私たちだって君らにおとらずおもしろかった)
This is too good an opportunity to be lost. (あまりよい機会なのではずすのは惜しい)
I warned him many a time.(何度も彼に警告した)
最後の例は「I warned him many times.」よりも個々の注意を強調しています。
単数普通名詞には必ず定冠詞か不定冠詞を付けなければならないが「this/that」「what/which」「whose/my」「Tanaka’s」のように「冠詞の代わりとなる語」が付くときは不要である。
「冠詞の代わりとなる語」には他に「each」「every」「another」「no」等があります。

「And Then There Were None」補筆 (44)

point

“I haven’t the least idea. It’s just crazy. The last thing one would expect. There seems no point in it.”

<point>
「point」には色々の意味がありますが語源である『「点」+「とがった先端」』のイメージを引きずっているものが多いです。常に単数形で使われる場合に「目的、目当て、効用、利益、意味、効果、適切さ」の意になることがあります。上記の英文もそのケースで「そんなことをしても何も意味がないように思われる」の意になります。

新自習英文典より(14)

数をあらわす “most”, “fewest” には “the” をはぶくことが多い。
Whose composition had (the) fewest mistakes?
You have made (the) most mistakes.
ジーニアス英和大辞典には『「最も多くの」の意の場合に “the” を省くのは英略式』と出ています。一般的には“the” をつけるが、長年使われているうちに一般化して“the”が落ちる使い方も許容される傾向にあります。迷ったら“the”をつけておいた方が安全でしょう。
“most”を “very” あるいは “exceedingly” の意に用いる場合は“the” をつけない。
He is a most proud man. (あの人は非常に高慢な人だ)
These are most interesting novels. (これらは非常におもしろい小説だ)
上記2例共、他との比較はしていません。
最上級を含んだ慣用句には“the” がはぶかれるものとはぶかれないものとがある。
上記,鮖仮伐爾気ぁ “at first” “at last” については“the” がついたものは見たことがありません。 “at (the) most”(多く見ても)、“at (the) least”(少なくとも)、“at (the) best”(たかが)等については“the” がついたものとついていないものとがあります。
“last” は “late” の最上級であるが、この前の何曜、先週、先月、去年など現在に隣接する過去をいうときは“the” をつけない。
I was there last Saturday.
The ceremony was held on the last Saturday of March.
“last” も現在に隣接する未来をいうときは“the” をつけない。
Let’s start next Monday. / Let’s start on Monday next.
We started the next Monday.
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