「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2017年06月

「And Then There Were None」補筆 (47)

the Claythorne girl

“The Claythorne girl, I find, was governess in a family where a death occurred by drowning.
「governess」は「住み込みの女性家庭教師」。このような使い方をする場合(governorも同じ)通例「無冠詞」。「drowning」は「溺死」。

<the Claythorne girl>
意味は文脈から「the girl named Claythorne」だと推察できますが、このような使い方は初めて見ました。英語では形容詞の前の名詞は、後の名詞を修飾しますので文字通りの意味は「Claythorneの女性」となります。

新自習英文典より(17)

再帰動詞の例:
bestir oneself (奮発する)
bethink oneself of … (・・・を思い付く)
betake oneself to … (・・・に訴える)
pride/plume oneself on …(・・・を自慢する)
oversleep oneself (うっかり寝過ごす)⇒「oversleep」は通例は自動詞で使用。
overwork oneself (働きすぎる)⇒「overwork」は通例は自動詞で使用。
overeat oneself (食べ過ぎる)⇒「overeat」は通例は自動詞で使用。
absent oneself from …(・・・を欠席する)
present oneself at … (・・・に出頭する)
present itself(現れる、起る、浮かぶ)
補語を伴う再帰動詞の例:
cry oneself blind/asleep (泣いているうちに目が見えなくなる/寝入ってしまう)
talk oneself hoarse (しゃべりすぎて声をからす)
work oneself sick/ill (働きすぎて病気になる)
run oneself out of breath (走って息をきらす)⇒「run oneself to death」なら「へとへとになるまで働く」「働きすぎて死ぬ」。
“ask” が「物をたずねる」意味のときは間接目的語をすぐその後に置き、「人に恩恵を求める」意のときは間接目的語を後ろにまわして前置詞 “of” をはさむのが現今のふつうの用法である。
I want to ask you a question.(質問したいことがある)
I want to ask a favor of you.(お願いしたいことがある)
「何かをくれ」という場合は “for” を伴う。
He asked me for some money. (彼は私に金をくれといった)
2個以上の主語が “or”, “nor” で結合されている場合の動詞は、もっとも近い主語の人称と数に一致する。
Either you or I am to go. (君か私かどちらかが行かなくてはならない)
Neither you nor he is wrong. (君も彼もどちらもまちがっていない)
2個の主語が “as well as”で結合されている場合の動詞は、最初の主語の人称と数に一致する。
You as well as he are wrong. (彼も間違っているが、君もまちがっている)
きイ砲弔い討呂匹舛蕕亮膰譴諒が頭の中の絵の中で「目立つ」か考えてみると分かり易いです。

「And Then There Were None」補筆 (46)

revolver in hand

She had moved a yard or two away and was facing him, revolver in hand.

<revolver in hand>
「revolver」も「hand」も無冠詞です。
我々は「hand」は所謂成句で無冠詞になることを経験しています。例えば「from hand to hand(人の手から手へ、次々に)」「get out of hand(手に負えなくなる)」「hand in hand(手を取り合って)」「hand to hand(両者が接近して)」「have … in hand(・・・を手元に持っている)」。「彼女の手に・・・を持っている」ならば先ず「彼女」が目に浮かび「her hand/hands」という表現になると思いますが、単に「手に・・・を持っている」ならば「人」の姿が目に浮かんでこないから慣用的に無冠詞になると説明出来ます。
同じように日本語でも「1丁の拳銃を手にして」と「その拳銃を手にして」と「拳銃を手にして」は少し違います。この「(引き金を引けば銃弾が飛び出す)拳銃を手にして」のイメージが「revolver in hand」ではないかと著者は思います。ある意味でこの「拳銃」も「手」も「機能」を表すと考えれば「go to school」「go to church」の「school」「church」と同じ扱いだと整理できます。

この後、実際に引き金を引いて射殺した後では「Vera came warily forward, the revolver ready in her hand.」と「the」「her」が付いています。

新自習英文典より(16)

2個の名詞が接続詞あるいは前置詞で密接に結合されて、共同、双対、対照、連続などの意味をあらわすときには冠詞をはぶく。
Can you eat with knife and fork? (君はナイフとフォークで食事ができるか)
pipe in mouth(パイプを口にくわえて)
arm in arm (腕を組んで)
They live from hand to mouth. (彼らはその日暮らしだ)
アガサ・クリステイの And Then There Were Noneにも “revolver in hand” という表現が出て来て補筆の中で解説しましたが、共同、双対、対照、連続などの意味をあらわすときには「具体的な物」というより「その名詞の持つ機能」が全面に出てくるからだと思います。その意味では “go to school”(学校に行く)や “go to church” と同じです。
次に掲げるような名詞が具体物をあらわさず、前置詞と結合して抽象概念をあらわす場合には冠詞をはぶく。
Is your father at home? (おとうさんはご在宅ですか)
The students are now at school. (生徒はただ今授業中)
go to market(買い物に行く)
by train (汽車で)
My brothers are still in bed. (兄弟たちはまだ寝ています)
動詞がその目的語である名詞と合して1個の動詞的概念をあらわす場合には、その名詞に冠詞をはぶく。
Exercise does one good. (運動は身体のためになる)
Too much wine will do you harm. (酒を飲み過ぎるとからだに悪いぞ)
譲歩節を導く “though” “as” などの接続詞を後ろへまわし名詞を先頭に出す場合には、その名詞は冠詞をはぶく。
Warrior though he was, he could not bear the pain. (さすがの勇士も苦痛を忍びかねた)
“What kind of doctor is he?” は「何科の医者か?」、“What kind of a doctor is he?” は「彼はどんな風な医者か?」
笑い話を1つ:“What kind of doctor are you?” “I’m a Doctor of Philosophy.”(私は博士号所有者です)

「And Then There Were None」補筆 (45)

red herring across the track

She went on:
A red herring - that’s the vital clue. Armstrong’s not dead … He took away the china soldier to make you think he was. You may say what you like - Armstrong’s on the island still. His disappearance is just a red herring across the track …”
「vital」は「極めて重要な(crucial, essential)」。

<red herring across the track>
昔、猟犬の訓練で、追跡すべき臭の通った跡(track)を横切る形で(across)強い臭を発するニシン(red herring)をばら撒きました。そこから「red herring」「red herring across the track」は「人の注意をそらすもの(a piece of information or suggestion introduced to draw attention away from the real facts of a situation)」の意になりました。
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