「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2017年10月

似たもの動詞(7)(8)

著者は著者のブログで現在「日本人の9割が間違える英語表現100」を解説しておりますが、これを補完する意味も含めて「似ていてそうで意味が異なる名詞」を8回取り上げました。しばらく「似たもの動詞」を取り上げてみます。夫々の動詞については今までに何回か取りあげたことがありますが、今回は「違い」を浮き立たせるのが主眼です。

(07)「throw」と「cast」
■「throw」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「(すばやく)(さっと)投げる」です。野球の「スローイング」を思い浮かべて下さい。
■「cast」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「(対象を覆うように柔らかく)放つ」です。「錘のついた釣り糸を池に投げ込む」場面とか、賭場で「サイコロを振る」場面を思い浮かべて下さい。ある対象に向けて物を放つことから一定の型に収める「配役を行う」「鋳造する」の意へと展開されます。

「彼は石を池の中に投げた」という場合、「throw」と「cast」の両方が使えますが、前者は「力を込めて石を投げた」、後者は「石を放った」感じです。相撲で相手を投げ飛ばす場合は「力が込められている」イメージですので「throw a sumo wrestler」。

(08)「pull」と「draw」
■「pull」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「自分の方にぐいっと引く」です。前に出てきた「push」の基本的なイメージ『「前方に(あるいは自分から離すように)押す力を加える」』の方向が反対です。
■「draw」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「(ゆっくり滑らかに)引く」です。「カーテンを閉める」のは「カーテンをゆっくり滑らかに引く」ので「draw a curtain」。「pull a curtain」なら、カーテンが外れるか破れてしまうでしょう。

日本人の9割が間違える英語表現(31)

(031)「ほとんどの赤ちゃんはよく眠る」
日本人の英語: Almost babies sleep a lot.
ネイテイヴの英語:Almost all babies sleep a lot.

「almost」の意味を「ほとんどの」と誤解しているか、「ほとんど」とは知っていても「ほとんどの」に対応する英語が咄嗟に出てこなくて、上記の「日本人の英語」になってしまうことはあるかも知れませんが、「日本人の9割が間違える英語表現」だとは著者は思いません。

「almost」は「何かに到達する一歩手前」のニュアンスで「ほとんど」という日本語が対応する『副詞』です。同義語としては「nearly」「about」「virtually」等があります。

『副詞』ですから原則として名詞は修飾できません。「everyone」「nobody」等は「every+one」「no+body」と考えられ「almost」で修飾できます。「Almost nobody knew the answer.(ほとんどの人が答えが分からなかった)」。下記のように「almost all of …」も可能。「Virtually all, that is 99%, of …」という使い方がTOEICで出題されたこともありました。

「ほとんどの」に対応する英語は「most」ですから、「ほとんどの赤ちゃんはよく眠る」は「Most babies sleep a lot.」でも表せます。

<almostを使った例文>
The day is almost over. (一日が終わろうとしている)
an almost perpendicular cliff (ほとんど垂直に近いがけ)
The hospital is almost a block away. (病院はほぼ1ブロック先です)⇒1ブロックまでは離れていないことを含意。
He was almost weeping. (彼は泣き出さんばかりだった)
In 1945 almost all of Africa was ruled by Europeans.(1945年にはアフリカのほとんどがヨーロッパ人に支配されていた)

似たもの動詞(5)(6)

著者は著者のブログで現在「日本人の9割が間違える英語表現100」を解説しておりますが、これを補完する意味も含めて「似ていてそうで意味が異なる名詞」を8回取り上げました。しばらく「似たもの動詞」を取り上げてみます。夫々の動詞については今までに何回か取りあげたことがありますが、今回は「違い」を浮き立たせるのが主眼です。

(05)「hit」と「strike」
■「hit」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「ねらった対象を一度だけ打つ」です。
■「strike」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「一撃を加える」です。

両方とも「打つ」という日本語が対応し、類語辞典によれば夫々最初に出てきますので区別は難しいところがあります。

「hit」「strike」を英英で調べると夫々次のように定義され、例文も掲載されています。敢えて言葉で違いを出そうとすると「hit」は「パンと当てる」、「strike」は「ガツンと打つ」でしょうか。

■「hit」
to bring your hand, or an object you are holding, against somebody/something quickly and with force

My parents never used to hit me.⇒「strike」だと「棒みたいなもので殴打する」イメージになります。
He hit the nail squarely on the head with the hammer.⇒「strike」でも同じイメージです。
She hit him on the head with her umbrella. 「コツン」と叩いた感じですが、「strike」だと「激しく叩いた」イメージです。

■「strike」
to hit somebody/something hard or with force

The ship struck a rock.
The child ran into the road and was struck by a car.
The tree was struck by lightning.
He fell, striking his head on the edge of the table.
The stone struck her on the forehead.

(06)「listen」と「hear」
■「listen」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「耳を傾ける」です。
■「hear」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「(聴覚器官が機能して)聞こえる」です。

(02)の「look」と「see」と同じ関係にあります。違いが一番分かりやすい例は「I listened hard but didn’t hear anything.」(注意して聞いたが何も聞こえなかった)。

日本人の9割が間違える英語表現(30)

(030)「私のこと、愛していないの?」「ううん、愛しているよ」
日本人の英語: “Don’t you love me?” “No, I do.”
ネイテイヴの英語:“Don’t you love me?” “Yes, I do.”

この例は『「日本語」⇒「英語」』の回路を通る限り防ぐことはできません。「どんな質問形でも答えが肯定文なら “yes”、 答えが否定文なら “no”である」ことを知っていても、会話では「分かっていても、やめられない」現象が起ります。クラフトさんは「否定疑問文を普通の疑問文に変えて答えたらよい」と書いておられますが、これも著者の経験では会話の場合は必ずしもうまく行きません。否定疑問文で尋ねる場合は、質問者は心理的には「yes」を期待している、ということも覚えておくと少しは助けになるかも知れません(「Do you mind …?」は逆)。

「私のこと、愛しているでしょう?」は “You love me, don’t you?”。 「私のこと、愛していないんでしょう?」は “You don’t love me, do you?”。

似たもの動詞(3)(4)

著者は著者のブログで現在「日本人の9割が間違える英語表現100」を解説しておりますが、これを補完する意味も含めて「似ていてそうで意味が異なる名詞」を8回取り上げました。しばらく「似たもの動詞」を取り上げてみます。夫々の動詞については今までに何回か取りあげたことがありますが、今回は「違い」を浮き立たせるのが主眼です。

(03)「say」と「tell」
■「say」の基本的なイメージは「ある内容を(口頭であるいは文字で)言う」です。
■「tell」の基本的なイメージは「ある内容を伝える」です。
ザックリ言えば、前者は「何かを言う」で、後者は「何かを伝える」です。「What did you say to him?」は「彼に何て言ったの?」。「What did you tell him?」は「彼に何て伝えたの?」。日本語では両方とも「彼に何て言ったの?」と言う傾向にあると思います。「say」は主語が人間でない場合には「・・・と書いてある」の日本語が対応します。「What does that sign say over there?」は「あそこの看板には何て書いてある?」。

(04)「speak」と「talk」
■「speak」の基本的なイメージは「(声に出してことばを)話す」です。
■「talk」の基本的なイメージは「(相手と)話す」です。
ザックリ言えば、前者は「言語音を出す」で、後者は「言葉をやり取りする」です。従い前者は「1人でも話せます」が、後者は「相手が必要」です。「私は英語がしゃべれます」は「I can speak English.」。「私は今彼と英語で話しています」は「I’m talking with him now in English.」。

「speak to …」も「talk to …」も「・・・に話す」の日本語が対応しますが、前者は単に「・・・に話しかける」イメージであるのに対し、後者は「・・・に相談する」イメージが強くなります」。実際には交互に使える場合も多いと思いますが。
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