著者は著者のブログで現在「日本人の9割が間違える英語表現100」を解説しておりますが、これを補完する意味も含めて「似ていてそうで意味が異なる名詞」を8回取り上げました。しばらく「似たもの動詞」を取り上げてみます。夫々の動詞については今までに何回か取りあげたことがありますが、今回は「違い」を浮き立たせるのが主眼です。
(07)「throw」と「cast」
■「throw」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「(すばやく)(さっと)投げる」です。野球の「スローイング」を思い浮かべて下さい。
■「cast」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「(対象を覆うように柔らかく)放つ」です。「錘のついた釣り糸を池に投げ込む」場面とか、賭場で「サイコロを振る」場面を思い浮かべて下さい。ある対象に向けて物を放つことから一定の型に収める「配役を行う」「鋳造する」の意へと展開されます。
「彼は石を池の中に投げた」という場合、「throw」と「cast」の両方が使えますが、前者は「力を込めて石を投げた」、後者は「石を放った」感じです。相撲で相手を投げ飛ばす場合は「力が込められている」イメージですので「throw a sumo wrestler」。
(08)「pull」と「draw」
■「pull」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「自分の方にぐいっと引く」です。前に出てきた「push」の基本的なイメージ『「前方に(あるいは自分から離すように)押す力を加える」』の方向が反対です。
■「draw」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「(ゆっくり滑らかに)引く」です。「カーテンを閉める」のは「カーテンをゆっくり滑らかに引く」ので「draw a curtain」。「pull a curtain」なら、カーテンが外れるか破れてしまうでしょう。
(07)「throw」と「cast」
■「throw」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「(すばやく)(さっと)投げる」です。野球の「スローイング」を思い浮かべて下さい。
■「cast」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「(対象を覆うように柔らかく)放つ」です。「錘のついた釣り糸を池に投げ込む」場面とか、賭場で「サイコロを振る」場面を思い浮かべて下さい。ある対象に向けて物を放つことから一定の型に収める「配役を行う」「鋳造する」の意へと展開されます。
「彼は石を池の中に投げた」という場合、「throw」と「cast」の両方が使えますが、前者は「力を込めて石を投げた」、後者は「石を放った」感じです。相撲で相手を投げ飛ばす場合は「力が込められている」イメージですので「throw a sumo wrestler」。
(08)「pull」と「draw」
■「pull」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「自分の方にぐいっと引く」です。前に出てきた「push」の基本的なイメージ『「前方に(あるいは自分から離すように)押す力を加える」』の方向が反対です。
■「draw」の基本的なイメージは「E-Gate」によれば「(ゆっくり滑らかに)引く」です。「カーテンを閉める」のは「カーテンをゆっくり滑らかに引く」ので「draw a curtain」。「pull a curtain」なら、カーテンが外れるか破れてしまうでしょう。