「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2019年02月

英語―徒然なるままに(17)

「enjoy oneself」

アメリカでパーテイに招かれるとホスト・ホステスが気を使ってくれて ‘Enjoying yourself?’と声をかけてくれることが多いです。状況から意味を取り違えることはありません。

しかし「enjoy oneself」の意味を知らないで「enjoy oneself」と聞くと「ナルシストか?」と反応してしまいそうです。

逆に我々がホスト・ホステスになった場合は「Are you enjoying?」と声をかけてしまいそうです。これは「エンジョイする」という「日本語」が余りにも普及していて日英の誤差に気がついていないためだと思います。「enjoy」は基本的には「他動詞」として使われます。

大抵の英語の動詞は「自動詞」と「他動詞」がありますので夫々どんな時に使われるかをいつもチェックしておきたいものです。上記の「enjoy」も「(飲み物をすすめて)さあ、どうぞ」とか「(旅行などに出かける人に)楽しんできて下さい」の意で「Enjoy!」と自動詞で使われることはあります。

英語―徒然なるままに(16)

「let alone …」

この成句は何故そのような意味になるのかよく分からないものの1つです。

辞書では『 [通例否定文の後で]・・・はいうまでもなく(to say nothing of …)』と解説してあります。
例文:
I don’t have a cent, let alone a dollar.
She can hardly walk, let alone run.
The child can hardly read Japanese, let alone English.
There isn’t enough room for us, let alone any guests.
英英で調べてみると「前者を強調する」表現のようです。ですから「let alone …」の「…」の部分には強調する箇所に該当する「名詞・前置詞句・述部・不定詞・分詞・節」を持ってくることができます。

「let」は「let A B」で「AをB(の状態)にさせる」の使い方があります。Don’t let the horse loose.(馬を放さないで下さい)。There isn’t enough room for us, let alone any guests.にこれを当てはめると「我々の為に十分な部屋はありません、<客の為に>を一人にしておけ」⇒「我々の為に十分な部屋はありません、<客の為の部屋>があるかないかは自明の理」⇒「我々の為に十分な部屋はありません、客の為の部屋はいうまでもなく」のイメージからでしょうか。

「let alone+前置詞句」の例:Kazuo Ishiguro: When We Were Orphans から引用。
It is just that these same persons tend to be earnest, often reclusive individuals who are dedicated to their work and have little inclination to mingle with one another, let alone with ‘society’ at large.

英語―徒然なるままに(15)

前置詞「of」

すべての日本語と英語が1対1で対応していたらどんなに楽なことかと思う。「cat」は「猫」で済む(勿論特殊な使い方はあるようだが現実的には無視できる)。しかし「1対複数」対応がほとんどだ。その代表例が前置詞。今回は前置詞「of」を取り上げる。

前置詞「of」は大抵『A of B』の形で使われます。「イメージ」は「AがBから出ると同時にBに帰属して」(E-Gate)。これは分かるようで分からない。そこで大抵は「of」に「・・・の」を対応することになる。

「of」に「・・・の」を対応させて「正しい」理解が出来る場合:
例文は全て「E-Gate」から。以下何れも『A of B』の形でAもBも名詞の場合に限られる。
the top of the mountain
She read some of the most famous poems in Japan
A flute is a kind of musical instrument.
He is a graduate student of Columbia University
I like the atmosphere of the tea ceremony.
a man of Paris
The hospital was within ten miles of the city.
I want to live in a house of wood.
It’s important to have a feeling of gratitude.
There are many theories of communication.
The rise of the sun brings a new day.
What’s your opinion about the Prime Minister of Japan?
the day of my birth
我々は日本語の助詞の1つである「の」を無意識に使っていますが、このように多様な意味で使っていることが分かります。しかし日本語で「B の A」という場合に、全てが『A of B』で表現できるわけではありません。「ビンのラベル」はラベルがビンの一部ではありませんので「ビンに接したラベル」と「on」を使わなくてはなりません。

『A of B』の形ながら「の」が対応しないケースがありました。時間を指して「It’s five (minutes) of eight.」ということがありますが「8時の5分」ですから「8時5分」と解釈しそうです。意味は「8時5分前」。強引に理屈はつけられるかもしれませんが、これは言語習慣として丸覚えしかないように思えます。

「be of …」の場合:
The matter is of utmost importance.
この場合の「is」は繋辞語ですので「The matter = of utmost importance」の関係になります。即ちThe matter is most important.と同じですので「of」は「属性、性質」を表しています。この使い方は結構頻繁にお目にかかります。
Kazuo Ishiguro の When We Were Orphans に出てきた『My concerns as I drifted around the park were of a quite different order. 「order」はここでは「種類」。』も同じ使い方です。

「動詞+人+of …」の場合:
Her sweet words cured him of his deep grief.
これは「彼を治した、・・・から」という英語特有の表現。「AがBから出ると同時にBに帰属して」の「分離」の機能を使った表現と解説されています。「彼の深い悲しみを治した」と直接表現するなら「Her sweet words cured his deep grief.」。

She accused me of telling her a lie.
この「of」は「行為の出所」と説明される典型的な英文です。これは「accuse(を非難する)」が「人を非難する」の意でしか使えなく「事を非難する」とは使えないことが根底にあります。「die of …(・・・で死ぬ)」も同じ使い方です。

That reminds me of my home town.
これは「それは私に私の故郷を思い出させる」の意ですが「remind」と言う単語が「SVOO」文型では使えないからです。もし使えるならば「That reminds me my home town.」。

以上の「of」の使い方は、ある意味で成句的ですので覚えてしまうのがよいかも知れません。

「形容詞+of …」の場合:
I’m very proud of you.
「be proud of …」で「・・・を誇りに思っている」と学校で習ったので「of」の使い方に特に注目したことはありませんでした。E-Gate ではこの「of」を「感情の出所」と説明しています。確かにこの場合はこの説明は当てはまります。しかし「感情の出所」は全て「of」と言う訳にはいきません。「angry」の場合は「of」ではなくて「at」「about」「over」が使われます。「be afraid of …」「be tired of …(・・・にあきた)」も「成句」と割り切るのが賢明かも。「be afraid of …」は「fear …」で代替できます。「be suspicious of …」は「be suspicious about …」でも表現できます。

It’s stupid of me not to be able to refuse their offer.
意味は「彼らの申し出を断ることができなくてわたしは愚かだ」。「私が彼らの申し出を断ることができないこと」が愚かなわけではありませんから「It’s stupid for me not to be able to refuse their offer.」とはできません。「me」のところが「you」の場合、この形を見かけます(例えば It’s very kind of you to do so.)。I am stupid not to be able to refuse their offer.ということです。

以上を整理すると次のようになります。
(1)「名詞A+ of +名詞B」は「BのA」という日本語を当てはめれば理解できる。但し「BのA」という日本語は全部が全部機械的に「名詞A+ of +名詞B」の形で英語することができるわけではない。
(2)「be of …」の場合は「of」は「属性、性質」を表す。
(3)その他は「成句」として覚える。しゃやべる場合にこの成句を知らなければ他の言い方を選択する。

英語―徒然なるままに(14)

it strikes me (that) …

著者は Kazuo Ishiguro の When We Were Orphans を取り上げた時、次のように解説しました。
『Thinking again of that afternoon, it strikes me I had every right to feel a little nervous, and it is entirely typical of the foolish arrogance that carried me through those early London days that I did not.
「it strikes me (that) …」は「・・・のように思う」。「that I did not」は「that I did not feel nervous」の略。』

これは英和辞書の訳と他の解説書を参考にした結果です。ジーニアス英和大辞典には『It strikes me (that) you are wrong. 君は間違っているように思う。 It seems to me that … より口語的』とあります。しかし、今読み返してみると「strike」のイメージは「一撃を加える」です(E-Gate)。「it strikes me (that) …」は「that 以下のことが私に一撃を加える」イメージになります。何か「荒々しさ」「動的なもの」を感じます。「seem」は「・・・のように思われる」の意味で「静的」です。そこでこのギャップを埋める手がかりを求めて2つの英英を調べてみました。
come to the attention of / occur to
(of a thought or an idea) to come into somebody’s mind suddenly
△箸癲崙暗なもの」を感じませんか。

以上から「it strikes me (that) …」は「・・・のように思う」の訳より「突然・・・のように思われる」「ふと・・・のように思われる」の方がピッタリするように思います。

因みに私の和英の1つで「思う」を検索したら次が出てきましたが「strike」「hit」は出てきませんでした。言葉は本当に難しい。
think
feel
guess
suppose
believe
suspect
doubt
wonder
expect
imagine
hope
want
seem
appear
sound
look

リオ・ブラボー

著者は1968年に初めてアメリカに渡った。そして先ずニューヨークで英語の勉強をした。先生はテキサス州出身の先生だったが、授業で「私はテキサス出身だが銃を撃つのは下手糞だ」と自己紹介されたのを思い出した。コロンビア大学の先生だけあってテキサス訛り(例えば big は「ベッグ」に聞こえる)は微塵も感じることはなかった。テキサスと言えばジョン・ウエインの西部劇。2月21日の本ブログで Rio Bravo を取り上げた。著者は「Rio Bravo」はてっきり「素晴らしい川」の意だと思っていたが、どうも誤解だったようです。ウイッキペデイアには次のように書かれています。

リオ・グランデ川 (Rio Grande) は、アメリカ合衆国のコロラド州から流れ出しメキシコ湾へ注ぐ川である。スペイン語で、リオ (Rio) は川を意味し、リオ・グランデ (Rio Grande) は、「大きな川」という意味。(したがって、「リオ・グランデ川」は、重言になる。)
メキシコでは、リオ・ブラーボ(Rio Bravo、怒れる川)またはリオ・ブラーボ・デル・ノルテ(Rio Bravo del Norte、北の怒れる川)とも呼ぶ。アメリカ合衆国では、スペイン語名に「川」を意味する英語 river を付けて Rio Grande river と呼ぶこともある(ただし、重言)。

映画 Rio Bravo のDean Martin 等が歌う主題歌は年配の方なら皆聴いたことがあると思いますが歌詞は次の通り。

The sun is sinking in the west
The cattle go down to the stream
The redwing settles in the nest
It’s time for a cowboy to dream

Purple light in the canyons
That’s where I long to be
With my three good companions
Just my rifle, pony and me

Gonna hang (gonna hang) my sombrero (my sombrero)
On the limb (on the limb) of a tree (of a tree)
Comin’ home (comin’ home) sweetheart darling (sweetheart darling)
Just my rifle, pony and me
Just my rifle, my pony and me

Whippoorwill in the willow
Sings a sweet melody
Riding to Amarillo
Just my rifle, pony and me

No more cows (no more cows) to be roped (to be roped)
No more strays will I see
Round the bend (round the bend) she’ll be waiting (she’ll be waiting)
For my rifle, pony and me
For my rifle, my pony and me

redwing : ワキアカツグミ
Whippoorwill : ホイップアーウイルヨタカ(夜行性。名は鳴き声に由来)
Amarillo : テキサス州の町。cowgirl / cowboy関連が観光目玉の1つ

上記の3語は、実は今回著者が最初は全く聞き取りが出来なかった箇所です。人間「知らないことは聞きとれない」のは事実です。辞書で調べて再度聴いたところ今度はよく聞き取れました。人間「自分が聞きたいように聞こえる」のも又事実です。
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