「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2019年09月

There ought to be a law.(ちょっとおかしいんじゃないかな)

There ought to be a law.の文字通りの意味は「1つの法律があるべきだ」で「違法にすべきだ。取り締まるべき法律をつくるべきだ」の意ですが、不平・不満・反感を表現する場合によく使われるフレーズです。

日本なら「ゴミ屋敷」を見た場合とか、著者のような年配者なら「電車の中でて手鏡を出して化粧をしている人」を見かけた場合に思わず発するかも知れません。アメリカでは生活や道徳の選択に関して何らかの法律を求める「保守的」な人々がいます。妊娠中絶や同性愛結婚を法律で禁じようという人たちも多くいます。一方で、これらに賛成する人達もいて、大統領選挙でも大きな争点になります。

著者は所謂 the Bible Belt の1つであるテネシー州に住んでいたことがありますが、聖書に書かれたことを忠実に守る福音派の人々がマジョリテイを占める「保守的な」州です。安息日にはほとんどの人が必ず教会に行っていました。日曜日のテレビはどのチャンネルも牧師さん(プロテスタント。カトリックでは神父)の説教一色でした。共和党の牙城の1つです。

You can take away my gun when you take it out of my cold dead fingers.(死ぬまで銃を放すものか)

これは銃規制に反対する全米ライフル協会のスローガンで、バンパーに貼るステッカーの文言。元俳優の会長チャールトン・ヘストンが演説で使い、更に有名にしました。

直訳すると「銃を私から奪うことができるのは、死んで冷たくなった私の指から離すときだけだ」。

アメリカで痛ましい銃の事件が起きる度に「銃規制」が国を挙げて議論されますが、未だ実行されるには至っていません。その最大の理由は、直接的には、全米ライフル協会が多額の金を使ってロビイスト活動をしているからだと報じられています。

その他の理由の1つとして「銃の所有が憲法で保証されている」ことを挙げることができますが、もう1つ「自分と自分の家族、そして自由を守れるのは銃である」と堅く信じている人たちがいるということを挙げることができるかと思います。

アメリカという国は非常に大きくて、住んでいる人も多種多様です。トランプ大統領の発言を聞いていると、次期大統領も彼が有力らしいですが「?」と思わざるを得ませんが、我々の知らない「支持」されるそれなりの理由があるのでしょう。

I get even. / Sometimes you have to take the law into your own law.

「get even」は「復讐をする 仕返しをする 同点になる」の意のイデイオムです。ですから「覚えておけよ / 仕返ししてやる」は「I’ll get even.」で表現できます。「I get even.」は現在形ですので「仕返ししている(だけだよ)」の意になります。

アメリカ人の多くは復讐が大好きだ(西部劇を始め復讐をテーマにしたものは極めて多い)。日本人も好きだ(忠臣蔵がよい例)。アメリカ人の場合の論理は「自分が正しく、だれかが自分を傷つけようとしている場合、相手を襲撃してよい」(前回書きました)「ことによっては殺してもよい。神は正しい者を支持して下さる。正しくさえあれば、神の代わりに行動を起こしてもよい」ということらしい。アメリカでは「Sometimes you have to take the law into your own hands.(時には自らの手で制裁をくわえなければならない)」という法務大臣が聞いたらひっくり返るような表現もある。『ダーテイ・ハリー』『ランボー』は「Sometimes you have to take the law into your own hands.(時には自らの手で制裁をくわえなければならない)」を地で行く映画だ。

マタイによる福音書の「If anyone slaps you on the right cheek, let him slap your left cheek too.」は余り人気がないらしい。「聖戦」を掲げて暴れまくる中東の人たちも怖いが、「正義」を振りかざして行動するアメリカ人は、「そのうち罰が当たるさ」の日本人より遥かに怖い気がする。

It was self-defense!(正当防衛だったんです)/Go ahead, make my day!(やれるものならやってみろ!)

アメリカ人の流儀を表した台詞です。「やられる前にやる!」ということです。

後者はクリント・イーストウッド主演の『ダーテイ・ハリー』からの引用ですから、御存じの方も多いと思います。この表現は、もともとGo ahead, make today a wonderful day for me.というかたちで「どうぞ、素晴らしい一日にしてください」という意味でしたが、この映画では「やれるものならやってみろ!」の意で使われました。アメリカ人の全部が全部このように考えているわけではありませんが、もし誰かが自分にとって脅威を感じさせる存在である場合、相手に向かってGo ahead, make my day!といい、相手が自分を襲う前に敵を襲ってもよいと考える人たちもいるということです。

誰かが自分を殴ってやるというのを耳にした場合、やられる前にそいつを殴ってもよいと考えている子供もいます。ブッシュ大統領がイラク攻撃したのも、この論理で正当化されているようです。9.11事件はアメリカ人のトラウマになっていますが、やられたことより何故先にやらなかったのかの後悔の方が大きいという人もいます。「正当防衛」の概念が我々とは少し違うようです。

I’m proud to be an American

今のアメリカ人の多くがこの言葉を口にしているかは分かりませんが、著者が始めて渡米した1968年頃はよく耳にしました。その時著者は「I’m proud to be a Japanese.」と言い返せませんでした。今も言わないと思います。多分「I’m glad I was born in Japan.(日本に生まれてよかった)」と言うと思います。

今朝 You Tube で「God Bless the USA (I’m Proud to be an American)」という歌を聞いて納得が行きました。以下その歌詞の前半部分です(ネットのまま)。

If tomorrow all the things were gone, Id worked for all my life.
And I had to start again,
With just my children and my wife.

Id thank my lucky stars,
To be livin here today.
cause the flag still stands for freedom,
And they cant take that away.

And im proud to be an american,
Where at least I know im free.
And I wont forget the men who died,
Who gave that right to me.

And I gladly stand up,
Next to you and defend her still today.
cause there aint no doubt I love this land,
God bless the USA.

つまり、彼らの祖先は自分の意思で国を捨て、自由を求めて新天地にやってきたのだ。それを誇りに思うのは当たり前の感情でしょう。元々住んでいたインデイアンの末裔とかアフリカから強制的に連れて来られた奴隷の子孫たちが「I’m proud to be an American」と言うかどうかは知りませんが、アメリカ人の、多分、多くが抱くこの感情の背景はアメリカ開拓史に根差したものだと推察できます。日本人にはなかなか言えない台詞です。
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