「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

Thank You for Visiting Me! 「英語赤ひげ先生」による「知っている英語」を「使える英語」にするための「理論」と「教材」を一挙に無料公開しています。

2019年11月

親の教育熱 行き過ぎ注意

昨日の日経朝刊に表題の記事が社会面に載っていた。

ある日、苦手だった計算問題を解けた息子が「パパ、見て!」とうれしそうに答案を見せた。「それ以外は全然できてないじゃないか」。父親が一蹴すると、息子はそれ以降、学校や塾に通えなくなった。

親とか先生の何気ない一言が子供の行動に大きく影響した一例だと思う。

この記事を読んで、65年以上も前のことを思い出した。著者は、当時、名古屋市の外れに住んでいた。朝鮮戦争が1950年に勃発したので、その直後の頃のことだ。当時の日本は未だ人々の暮らしも豊かでなく、地域によっては公立中学校が荒れていた時代。親が近所の公立中学に通学するのを懸念して、私を私立中学の受験をさせようとしていた。そんな環境だったので、当時通っていた小学校は今風に言えば「偏差値の低い」学校だったと思う。当時は近くに「塾」なるものは存在しなかった。そこで親が、どこかの学校の先生のところに勉強に行かせる算段をしたのだろう。覚えているのは唯一つ。ある日、先生が「『沈む』の反対は何か?」と聞いてきたので『沈まない』と答えた。先生は笑った。それを機会に、著者は学校の勉強に関して家庭教師・塾の類には一切縁がなくなった。家庭教師・塾のお世話には一切ならなかったが東大に現役入学できた。

子供を育てて感じたことだが、親が子供の為に良かれと思ってしたことが、必ずしも子供はそう取らないことがあると痛感している。非常に難しいところではあるが、親は子供に「情報提供」はやっても、行動は子供に任せた方が旨く行く確率が高い様に思っている。

英作文に役立つ知識(41)

■例題
高校生:私がこの大学に来たいのなら来る前にどんな科目を勉強してきてほしいですか。
教授:それはすばらしい質問ですね。私の個人的な体験からすると、英語と数学で良い訓練を受けている学生たちは、いつも抜群に成績がいいですね。(徳島大入試の英作文問題)

(1) 高校生と教授の会話としては、その言葉遣いには違和感を覚えますが、ここは英作文の問題ですのでその辺りは目をつぶります。
(2) 「私がこの大学に来たいのなら来る前にどんな科目を勉強してきてほしいですか。」
「科目」は「subject」。「私がこの大学に来たいのなら来る前にどんな科目を勉強してきてほしいですか。」は「もし私がこの大学で勉強したいなら、私はこの大学に入る前にどんな科目を勉強すべきですか(If I want to study at this university, what subjects should I study before entering this university? Google 翻訳)」と訳したい。
(3)「それはすばらしい質問ですね。」
「それは良い質問です」と訳したい。「That is a good question.」
(4)「私の個人的な体験からすると、英語と数学で良い訓練を受けている学生たちは、いつも抜群に成績がいいですね。」
「体験」は「experience」。「数学」は「mathematics/math」。「抜群な」は「outstanding/excellent」。「抜群に」は「far ahead of the other students」のような表現ができます。もしこのような表現をしらなければ「very」でもよいでしょう。「成績がいい」は前回ご紹介した「do (well/fine) in school」「have good grades」「have a good school record」等が使えます。
「私の個人的な体験からすると、英語と数学で良い訓練を受けている学生たちは、いつも抜群に成績がいいですね。」は「私がこの大学で教えた経験からは、英語と数学で良い訓練を受けている学生たちは、いつも抜群に成績がいいと私は言う事ができます」と訳したい。
From my experience teaching at this university, I can say that students who are well trained in English and mathematics always have excellent grades.(Google 翻訳)

全体の訳例:
If I want to study at this university, what subjects should I study before entering this university?
That is a good question. From my experience teaching at this university, I can say that students who are well trained in English and mathematics always have excellent grades.
この大学で勉強したい場合、この大学に入る前にどの科目を勉強すればよいですか?
それはいい質問です。 この大学で教えた経験から、英語と数学の訓練を受けた学生は常に優秀な成績を収めていると言えます(Google 翻訳)。

英作文に役立つ知識(40)

「教育」に関する基本表現のいくつかを問題形式でご紹介します。「英文表現力を豊かにする例解 和文英訳教本」(小倉弘 プレイス)を参考に著者が一部追加・削除しました。

(1)宿題をする⇒do one’s (homework/assignment)
(2)試験勉強をする⇒(prepare/study/cram/revise) for an exam
(3)復習する⇒ (review/revise/go over) the lessons
(4)徹夜で勉強する⇒stay/sit (up) all night studying
(5)・・・を暗記する⇒learn … by (heart)。「memorize …」「commit … to memory」でも同じ。
(6)記憶力が悪い⇒have a bad/short/poor (memory)。「cannot remember well」でも同じ。
(7)カンニングをする⇒(cheat/crib) on the exam。「カンニング・ペーパー」は「a crib sheet」。
(8)詰め込み教育⇒(cramming) –type education
(9)ゆとりある教育⇒(cramming/pressure) –free education。「less strenuous education」「education free from stress/pressure」等も可。
(10)現在の教育制度⇒the present-day education (system)
(11)必須科目⇒a (compulsory/required/mandatory) subject
(12)学力低下⇒the decline in the (academic) ability/performance。「scholastic ability decline」も可。
(13)成績がよい⇒do (well/fine) in school。「have good grades」「have a good school record」等も可。
(14)高等教育を受ける⇒have/get/receive/earn/take a (higher/advanced) education
(15)大学を卒業する⇒graduate (from) university
(16)停学になる⇒be (suspended) from school
(17)退学になる⇒be (expelled) from school
(18)論理的に考える⇒ think (logically)
(19)自分でものを考える⇒think (for/by) oneself。「think on one’s own」「think without help」等も可。

アッシジの聖フランシスコ

ローマ教皇フランシスコが離日しました。

フランシスコの名前は「アッシジの聖フランシスコ」に由来します(アッシジはイタリアにあります)。アッシジの聖フランシスコは「貧しい人々」を大切にした聖人です。ローマ教皇フランシスコも弱者には特別な眼差しを持っているように思われます。彼が教皇に就任した際、母国アルゼンチンからお祝いの一団がバチカンを訪れようとしましたが、フランシスコ教皇は「そんなお金があったら貧しい人々にあげて下さい」といって断ったとのこと。また、アルゼンチンで履いていた古いサンダルを新しいものに買い替えるのも拒否したという逸話も残っています。

今回の来日に併せて行われた歓迎会の席で安倍首相が「麻生副総理もクリスチャンで洗礼名は教皇と同じフランシスコです」と紹介し、会場からどよめきが起ったとのこと。ウイッキペデイアによれば、確かに麻生さんはクリスチャンですが、多分、生まれたばかりで親が洗礼を受けさせたもので、決して彼の主義・主張から、自分で選択して洗礼を受けたのではないと思います。政治家であることを割り引いてもアッシジの聖フランシスコの生き方の反対側にいる方のように思います。ネット上でも「汚水で洗礼を受けたのだろう」等のひどい書き込みが沢山あります。

余談になりますが、私が駐在していたアメリカのサンフランシスコは「Santo Francisco(聖フランシスコ)」に由来します。

英作文に役立つ知識(39)

■例題
私たちは、ことばを使っていると、ことばというものがいろいろな意味で「力」を持っているということを経験すると思います。人を喜ばせたり、悲しませたり、人の心を動かして何かをさせるーことばには、このような力があります。ときには、ことばの持つ力のほうが、肉体的な暴力よりも私たちをひどく傷つけるということすらあります。(大阪大入試の英作文問題)

(1)「私たちは、ことばを使っていると、ことばというものがいろいろな意味で「力」を持っているということを経験すると思います。」
日本語では表現するが、英語では省いた方がよいもの(有名な例は「拝啓、貴社益々ご清栄の段 お喜び申し上げます」)、或いは、省いても伝えたい意が十分伝わるものがあり、反対に日本語では表現しないが英語では付け加えないと理解が難しいものがあります。
今回の「ことばを使っていると(when/as we use language)」は省いても伝えたい意が十分伝わるものだと思います(ことばは使うものですから)。但し、大学入試の取り扱いはどうなっているのかは分かりません。多分省かない方が安全かも知れません。

「word」は「language」の1単位(「語」)ですので、ここで使用するのは不可。
「いろいろな意味で」も省いても伝えたい意が十分伝わると著者は思いますが、敢えて訳すなら「in many ways」「in one sense or another」「in a lot of ways」「in a lot of different ways」「in more ways than one」「in some ways」等が対応します。これらの表現を知っていれば訳せばいいでしょう。もし知らなければ「省く」ことをお勧めします。
「経験する」はここでは「認識する(recognize/appreciate/realize)」と訳すのがよいと思いますが文字通り「experience」でもよいと思います。
Google 翻訳:If you use words, you will experience that words have “power” in many ways.
著者訳:When we use language, we sometimes realize that language has power in many ways. (言語を使用すると、言語には多くの点で力があることに気付くことがあります。Google 翻訳)

(2)「人を喜ばせたり、悲しませたり、人の心を動かして何かをさせるーことばには、このような力があります。」
「人を喜ばす」は「make people glad/happy」。「(人を)悲しませる」は「make people sad」。「人の心を動かして何かをさせる」は「move people into action」または「move people and make them do things」等が考えられます。
「To make people happy, or to make them sad, or to move people and make them do things – language has such power.」「Language can make people happy, or make them sad, or make them move into action. 」

(3)「ときには、ことばの持つ力のほうが、肉体的な暴力よりも私たちをひどく傷つけるということすらあります。」
「ひどく」には「badly」「very much」「greatly」「terribly」「seriously」等が対応します。「私たちをひどく傷つける」は「人々をひどく傷つける」と訳したい。「・・・することすらある」は「・・・することができる」と訳したい。
Sometimes (the power of) language can badly hurt people even more than violence can.

著者なら次のようにします。
When we use language, we sometimes realize that language has power in many ways.
To make people happy, or to make them sad, or to move people and make them do things – language has such power. Sometimes language can badly hurt people even more than violence can.
言語を使用すると、言語には多くの点で力があることに気付くことがあります。
人を幸せにする、悲しくする、人を動かして物事をさせるー言語にはそのような力があります。 言葉は暴力よりも人々をひどく傷つけることがあります。(Google 翻訳)
Archives
記事検索
livedoor プロフィール

eigoakahige

Categories
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ